トランプ政権がFRBの金融政策決定に影響を与えるか?- トレード準備と独り言

こんにちは。喜平です。

日曜日は、今週の相場見通しのため、先週のチャート分析をしておきます。

週足チャート、日足チャート、4時間足チャートにおけるトレンド、レンジ判断、取引レンジ、終値、4時間足チャートの型を確認します。
(取引レンジ、終値は10pips未満四捨五入の概数)
チャートの型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。

<ドル円>
週足:→ 日足:↑ 4時間足:→
先週取引:111.4~113.2円
先週終値:111.4円
4時間足チャート型:しっかり下降

<ユーロ円>
週足:→ 日足:→ 4時間足:→
先週取引:130.5~132.0円
先週終値:130.6円
4時間足チャート型:下降基調

<ポンド円>
週足:→ 日足:→ 4時間足:→
先週取引:146.0~149.3円
先週終値:146.3円
4時間足チャート型:下降基調

<豪ドル円>
週足:→ 日足:→ 4時間足:→
先週取引:82.2~83.9円
先週終値:82.7円
4時間足チャート型:下降もみ合い

<ユーロドル>
週足:→ 日足:→ 4時間足:→
先週取引:1.157~1.174ドル
先週終値:1.172ドル
4時間足チャート型:V字上昇
となっています。


先週はドル円が113.0円を突破しましたが、トランプ米大統領がインタビューでドル高や金利上昇を懸念する発言したことなどで、急激なリスクオフとなり、111円台半ばまで下げたことにより、しっかり下降となりました。クロス円もリスクオフ相場の影響で下降基調となり、ユーロドルはV字上昇となりました。

今週のドル円は、トランプ米大統領がドル高や金利上昇を懸念していることから、上値は重くなる可能性があると思われます。

連邦準備制度理事会(FRB)は独立機関であり、FOMCが大統領の意見を考慮するとは考えにくいと思いますが、トランプ政権がFRBの金融政策決定に何らかの影響を及ぼすとの見方もあるようです。他国を為替操作していると非難している人が、自ら操作するとは考えにくいですが、ラジオインタビューで経済成長に楽観的な見解を示したパウエル議長の次の発言に注目したいと思います。

また引き続き、米中貿易摩擦に関する中国の動き、7/27発表の四半期実質国内総生産(GDP、速報値)も意識しておきたいと思います。

チャート的には、4時間足でも下げ止まり感は出ていませんので、下値を探る展開が想定されます。反発するなら111.0円が有力ですが、111.0円を下抜けるような展開になると、一気に110円台前半まで下落する可能性を想定しておきたいと思います。

今週のユーロ円は、今週開催のECB理事会で利上げを早める必要性について議論されなかった場合、ユーロは売られやすい状況になり、相場全体のリスクオフの流れにより、下降基調が継続する可能性があると思われます。

チャート的には、132.0円付近にある日足200MAで反転下降となっており、129円台まで調整する可能性を想定しておきたいと思います。

今週のポンド円は、先週発表の経済指標が低調であったこと、トランプ米大統領がドル高や米利上げを懸念していることを発端としたリスクオフ相場の影響で、下降基調が継続する可能性があると思われます。

チャート的には、先々週まで続いた力強い上昇が日足200MA近くで反転下降となり、先週末では25MA付近となっています。更に下がるとレンジ下限の144円台前半までの下げは想定しておきたいと思います。

今週の豪ドル円は、7/25発表の四半期消費者物価指数が注目されますが、予想を上回るような結果であれば、買いが強くなることは考えられます。しかし、トランプ米大統領がドル高や米利上げを懸念していることを発端としたリスクオフ相場の影響で上値は重く、もみ合いになる可能性が高いと思われます。

チャート的には、先週の4時間足で100MA、200MAに対して、長い下ヒゲが出ており、底堅さが感じられますが、25MAの勾配は下向きになってきており、レンジ相場の継続状況から、日足レンジ下限の81円台前半までの下降は想定しておきたいと思います。

今週のユーロドルは、トランプ米大統領の新たな発言、FRBに関する報道などで、ドルが更に売られる展開になると、強含みになることも考えられますが、今週開催のECB理事会で利上げを早める必要性について議論されなかった場合は、ユーロも売られやすい状況になり、もみ合いになる可能性があると思われます。

チャート的には、4時間足でレンジ上限まで来ており、トレンドラインから見ても、レンジ内反転下降を想定しておきたいと思います。

今週発表の経済指標、イベントでは、

7/25
23:00 (米)新築住宅販売件数 前月比 6月

7/26
17:30 (英)四半期国内総生産(GDP、速報値) 前期比
20:45 (欧)欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:30 (欧)ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁 定例記者会見
21:30 (米)耐久財受注 前月比 6月

7/27
21:30 (米)四半期実質国内総生産(GDP、速報値) 前期比年率 4-6月期

に注目したいと思います。

その他指標でもポジティブ、ネガティブサプライズがあれば、大きな変動も起こりますので、毎日必ず指標発表、要人の発言予定を確認してから、エントリーするようにしたいと思います。

7/23(月)の夜は、

23:00 (欧)消費者信頼感(速報値) 7月
23:00 (米)中古住宅販売件数 前月比 6月

7/24(火)の夜は、

17:00 (欧)製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 7月
17:00 (欧)サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 7月
22:00 (米)住宅価格指数 前月比 5月
22:45 (米)製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 7月
22:45 (米)サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 7月
22:45 (米)総合購買担当者景気指数(PMI、速報値) 7月
23:00 (米)リッチモンド連銀製造業指数 7月

の経済指標発表、イベントが予定されています。


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