リスク選好円売りが発生するかに注目 – トレード準備と独り言

こんにちは。喜平です。

4月になりました。今週より日曜日の相場見通しは、チャートの状況をより理解しやすくするため、従来の週足チャート、日足チャート、4時間足チャートにおけるトレンド、レンジ判断だけでなく、先週の取引レンジ、終値、4時間足チャートの型を追加します。
チャートの型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。

<ドル円>
週足:↓ 日足:→ 4時間足:→
先週取引:104.6~106.8円
先週終値:106.2円
4Hチャート型:上昇基調

<ユーロ円>
週足:→ 日足:→ 4時間足:→
先週取引:129.3~131.8円
先週終値:131.0円
4Hチャート型:上昇もみ合い

<ポンド円>
週足:→ 日足:→ 4時間足:→
先週取引:148.0~150.6円
先週終値:149.0円
4Hチャート型:レンジもみ合い

<オーストラリアドル円>
週足:↓ 日足:↓ 4時間足:→
先週取引:80.6~82.0円
先週終値:81.6円
4Hチャート型:レンジもみ合い

<ユーロドル>
週足:↑ 日足:→ 4時間足:→
先週取引:1.228~1.245ドル
先週終値:1.232ドル
4Hチャート型:レンジもみ合い

となっています。

先週は米中貿易戦争の回避に向けて双方から歩み寄りの発言が見られたこと、北朝鮮問題が改善に向かうとの思惑から、リスク回避の円買いも落ち着きを見せました。しかし、積極的なドル買い、ユーロ買いなどが出るほどの材料も無く、週末がイースター休日であったこともあり、小さなもみ合いで取引を終えました。

今週のドル円は、材料待ちのレンジもみ合いが続くと思われます。今年の利上げペース加速期待は後退しておりドルの上値は重くなっていますが、先週までの反動でリスク選好の円売りが発生する可能性はあると思います。4/6発表の雇用統計は特に注視したいと思います。また、4/5発表の貿易収支が予想より悪い場合、貿易摩擦が再燃する可能性を考慮しておきたいです。
チャート的には、4時間足で25MAがサポートとしてしっかり働き上昇基調を維持できるか、下抜けてレンジに戻るか見極めたいと思います。

今週のユーロ円は、引き続きレンジもみ合いが続くと思われます。しかし、欧州中央銀行(ECB)の金融緩和策早期縮小の思惑はまだ残っているようなので、4/4発表のユーロ圏消費者物価指数は注目してみたいと思います。貿易戦争懸念後退でリスク選好の円売りが発生する可能性はあると思います。
チャート的には、週足で200MAがサポートとして働いているように見えます。日足で25MAをしっかり抜けて、反転上昇を固められるかに注目したいと思います。

今週のポンド円は、英中央銀行(BOE)による5月利上げ観測が広がっており、貿易戦争懸念後退でリスク選好の円売りが発生すると強含みになる可能性があると思われます。
チャート的には、日足チャートで100MAをしっかり上抜けることを期待したいです。200MAを下抜けてしまうともみ合い継続になりそうです。

今週のオーストラリアドル円は、4/3発表の政策金利は1.50%に据え置きとなる見通しですが、声明での経済見通しに改善が見られるかが注目されると思います。貿易戦争懸念後退でリスク選好の円売りが発生すると強含みになる可能性があると思われます。
チャート的には、週足で直近安値を下抜けてしまったのですが、貿易戦争回避の動きで踏みとどまりました。4時間足で25MAの上側を維持できると、ある程度まではV字回復も期待できると思います。

今週のユーロドルは、材料待ちのレンジもみ合いが続くと思われます。しかし、欧州中央銀行(ECB)の金融緩和策早期縮小の思惑はまだ残っているようなので、4/4発表のユーロ圏消費者物価指数は注目してみたいと思います。ドルの動きも今週発表の経済指標に影響を受けると思われます。
チャート的にはここしばらく日足、4時間足で移動平均線25MAをはさんだレンジとなっているため、今週はレンジ下限域から上昇して欲しいところです。

今週はユーロ圏、イギリス、オーストラリアで月曜日がイースターマンデーの休日となるため、動き出すのは火曜日からになりそうです。引き続き、予定外の要人発言には注意が必要です。チャートをしっかり見極めてからエントリーしたいと思います。

今週発表の経済指標、イベントでは、

4/3
08:50 (日)日銀短観 1-3月期
23:00 (米)ISM製造業景況指数 3月
4/4
18:00 (欧)消費者物価指数(HICP、速報値)
21:15 (米)ADP雇用統計 前月比 3月
4/5
21:30 (米)貿易収支 2月
4/6
21:30 (米)雇用統計 前月比 3月

に注目したいと思います。

その他指標でもポジティブ、ネガティブサプライズがあれば、大きな変動も起こりますので、毎日必ず指標発表、要人の発言予定を確認してから、エントリーするようにしたいと思います。

明日4/2夜は、

23:00 (米)建設支出 前月比 2月
23:00 (米)ISM製造業景況指数 3月

の経済指標発表が予定されています。


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