米朝駆け引きの動きに警戒 – トレード準備と独り言

こんにちは。喜平です。

日曜日は今週の相場見通しのため、先週のチャート分析をしておきます。

週足チャート、日足チャート、4時間足チャートにおけるトレンド、レンジ判断、取引レンジ、終値、4時間足チャートの型を確認します。
(取引レンジ、終値は10pips未満四捨五入の概数)
チャートの型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。

<ドル円>
週足:→ 日足:↑ 4時間足:→
先週取引:108.9~111.4円
先週終値:110.8円
4時間足チャート型:下降もみ合い

<ユーロ円>
週足:→ 日足:↓ 4時間足:↓
先週取引:127.1~131.3円
先週終値:127.5円
4時間足チャート型:下げ渋り

<ポンド円>
週足:→ 日足:→ 4時間足:↓
先週取引:145.3~149.7円
先週終値:145.5円
4時間足チャート型:下げ渋り

<オーストラリアドル円>
週足:→ 日足:→ 4時間足:→
先週取引:82.4~84.5円
先週終値:82.6円
4時間足チャート型:下降もみ合い

<ユーロドル>
週足:→ 日足:↓ 4時間足:↓
先週取引:1.164~1.183ドル
先週終値:1.165ドル
4時間足チャート型:下降基調

となっています。



先週は、米中貿易摩擦回避へ動きから、週明けは落ち着いた動きとなり、ドル円、オーストラリアドル円は直近高値を更新したのですが、5/23のアジア時間にトルコリラの急落を発端に新興国通貨売りが広がり、リスクオフの動きが発生しました。その後、トランプ大統領が中国との通商交渉に満足していないと発言したこと、米朝首脳会談が行われない可能性にも言及したこと、ユーロ圏、イギリスの経済指標が弱かったこと、FOMCが利上げを急いでいないことが再確認されたことなどから、急激なリスクオフが進みました。

5/25にトランプ米大統領は、北朝鮮との対話を再開したことを明らかにし、米朝首脳会談が行なわれる可能性に言及したことにより、リスクオフはやや後退しましたが、スペイン、イタリアの政局不安、原油先物の大幅続落などを背景に回復は弱く、ユーロ、ポンドは一段安となりました。

今週のドル円は、米朝首脳会談の予定通り開催できるかどうかに関する報道で、敏感に反応する可能性がありますが、はっきりするまではもみ合いが続くと思われます。米朝首脳会談の開催が大きく延期になった場合、地政学的リスクの増大への懸念から弱含みになる可能性があると思われます。今週発表のGDP改定値、雇用統計が予想を上回る場合は、利上げペース加速への期待が再浮上して、ドル買い円売りの動きが再開する可能性はあるとの思います。

チャート的には、4時間足200MAのサポートを受けているように見えますので、このサポート継続できるか、さらには反発上昇できるかどうかに注目したいと思います。

今週のユーロ円は、引き続きスペイン、イタリアの政局不安および、欧州中央銀行(ECB)による金融緩和策の早期縮小期待は後退していることから、積極的に買われにくい状況が継続するため、弱含みになる可能性があると思います。しかし、米朝首脳会談が予定通りに開催される可能性が高まった場合、市場全体的なリスクオンが発生すれば、再びユーロ買い円売りとなる可能性はあると思われます。

チャート的には、日足で直近安値を勢いよく下抜けている状況です。週足100MAの125.0円付近までの下落は想定しておきたいと思います。

今週のポンド円は、原油先物の下落が落ち着けば、中央銀行の政策金利は当面据え置かれる公算が強いものの、緩やかな利上げを行う方針は打ち出されているため、下げ渋りの動きとなる可能性が高いと思われます。また米朝首脳会談が予定通りに開催される可能性が高まった場合、市場全体的なリスクオンが発生すれば、再びポンド買い円売りとなる可能性はあると思われます。

チャート的には、日足で直近安値付近、週足ボリンジャーバンド下限付近まで下落しており、ここを下抜けると140円あたりまで視野に入ってきます。

今週のオーストラリアドル円は、原油先物の下落が落ち着けば、資源安を嫌気した売り圧力は弱まり、下げ渋る可能性が高いと思われます。ただし、一部のニュースコメントでは、中国の影響力排除を意図した対策法の施行を控え、中国が経済的な報復措置に動く可能性への懸念からオーストラリアドルは買いづらいとの内容は見られました。米朝首脳会談が予定通りに開催される可能性が高まった場合、市場全体的なリスクオンが発生すれば、再びオーストラリアドル買い円売りとなる可能性はあると思われます。

チャート的には、日足でレンジ中央付近を下落中となっており、25MAをしっかり下抜けてしまうとボリンジャーバンド下限の81.5円付近までは下降する可能性があると思います。

今週のユーロドルは、引き続きスペイン、イタリアの政局不安および、欧州中央銀行(ECB)による金融緩和策の早期縮小期待は後退から、積極的に買われにくい状況が継続するため、下降基調が継続する可能性があると思います。しかし、トランプ政権の自動車の輸入制限をする通商政策の動きには注意が必要とのニュースコメントは見られました。

チャート的には、4時間足で完全な下降トレンドが継続しており、反発があるとすれば、週足直近安値の1.155ドル付近と思われます。

今週発表の経済指標、イベントでは、

5/30
16:55 (独)雇用統計 5月
21:15 (米)ADP雇用統計 前月比 5月
21:30 (米)四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 前期比年率 1-3月期

5/31
18:00 (欧)雇用統計 4月

6/1
21:30 (米)雇用統計 5月

に注目したいと思います。

その他指標でもポジティブ、ネガティブサプライズがあれば、大きな変動も起こりますので、毎日必ず指標発表、要人の発言予定を確認してから、エントリーするようにしたいと思います。

明日5/28夜は、特に経済指標発表が予定されていません。

悠々自適時間獲得して脱普通の会社員を目指します。

6月3日からブログ投稿を週3日に変更したいと思います。

日曜日:トレード準備と独り言
水曜日:トレンドですか?レンジですか?
土曜日:ベストトレード根拠

約半年間、週5日の投稿を続けてきたのですが、平日はブログを書く時間の確保が厳しく、睡眠不足気味でした。今回の変更は、できるだけトレード時間を確保すること、睡眠不足を解消することを目的としての対応です。ご了承お願いいたします。


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