FOMC議事要旨の利上げ見通しに注目 – トレード準備と独り言

こんにちは。喜平です。

日曜日は今週の相場見通しのため、先週のチャート分析をしておきます。

週足チャート、日足チャート、4時間足チャートにおけるトレンド、レンジ判断、取引レンジ、終値、4時間足チャートの型を確認します。
(取引レンジ、終値は10pips未満四捨五入の概数)
チャートの型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。

<ドル円>
週足:→ 日足:↑ 4時間足:↑
先週取引:109.2~111.1円
先週終値:110.8円
4時間足チャート型:上昇基調

<ユーロ円>
週足:→ 日足:→ 4時間足:→
先週取引:129.5~131.4円
先週終値:130.4円
4時間足チャート型:もみ合い

<ポンド円>
週足:→ 日足:→ 4時間足:↑
先週取引:148.0~150.0円
先週終値:149.2円
4時間足チャート型:強含み

<オーストラリアドル円>
週足:→ 日足:→ 4時間足:↑
先週取引:82.2~83.4円
先週終値:83.2円
4時間足チャート型:強含み

<ユーロドル>
週足:→ 日足:↓ 4時間足:↓
先週取引:1.175~1.200ドル
先週終値:1.177ドル
4時間足チャート型:下降もみ合い

となっています。



先週のドルは、10年債利回りの上昇や原油高を背景に、対円では一時111円まで買われました。米中貿易協議が再開され、中国が対米貿易黒字の削減を前向きに検討している内容の報道があり、貿易摩擦解消への期待が広がったことも買い安心感につながったと感じます。

先週のユーロは、仏中銀総裁の「欧州中央銀行による資産購入の終わりに近づきつつある」との発言で一時買いが強まりましたが、米長期金利の上昇やイタリア債務問題、政局不安などから、ユーロ売りが広がりました。

今週のドル円は、日本時間5/24 AM3:00に公表される連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で6月の追加利上げが確認できれば、金融緩和策の続く日本との金利差拡大を背景に、さらにドル高が進む可能性がありそうです。ただし、中東情勢や北朝鮮問題で地政学的リスクへの警戒感が高まるような報道があれば、リスクオフの円買いが発生する可能性もあると思います。

チャート的には、日足、4時間足で上昇基調なっていおり、日足200MA(110.6円付近)からしっかりと上放たれると112円も見えてくると思います。

今週のユーロ円は、イタリア問題などによるユーロ売りが一服しもみ合いになる可能性はあると思いますが、中東情勢や北朝鮮問題で地政学的リスクへの警戒感が高まるような報道があれば、リスクオフのユーロ売り円買いが発生する可能性もあると思われます。

チャート的には、レンジが継続しており、特に4時間足のレンジを意識して、エントリーポイントを見極めたいと思います。

今週のポンド円は、今週発表の4月消費者物価指数、GDP改定値などが注目されますが、既に経済見通しが下方修正されている状況なので、サプライズで無ければ、大きな動きにはなりにくいと思われます。

チャート的には、日足で安値を切り上げているように見えますので、150円台復活は期待したいところです。

今週のオーストラリアドル円は、引き続き中東の地政学的リスク懸念から原油および資源の先高観が続くと考えられ、底堅い動きになる可能性が高いと思われます。

チャート的には、日足ボリンジャーバンド上限に近づいており、83.6円を突破してレンジブレイクが発生するかどうかに注目したいと思います。

今週のユーロドルは、引き続きドルの金利先高感に対し、欧州中央銀行(ECB)による金融緩和策の早期縮小観測が後退している状態であり、金利差拡大を背景に、弱含みとなる可能性がありそうです。ただし、中東情勢や北朝鮮問題で地政学的リスクへの警戒感が高まるような報道があれば、調整のユーロ買いドル売りが発生する可能性もあると思われます。

チャート的には、日足、4時間足で下降トレンドとなり、週足でも移動平均線5MAが25MAを下抜ける状況になっています。引き続き、戻り売りに乗るタイミングを見極めたいと思います。

今週発表の経済指標、イベントでは、

5/23
17:30 (英)消費者物価指数(CPI) 前月比 4月
23:00 (米)新築住宅販売件数 前月比 4月

5/24
03:00 (米)米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
23:00 (米)中古住宅販売件数 前月比 4月

5/25
17:00 (独)IFO企業景況感指数 5月
21:30 (米)耐久財受注 前月比 4月
22:00 (米)パウエル連邦準備理事会(FRB)議長 発言

に注目したいと思います。

その他指標でもポジティブ、ネガティブサプライズがあれば、大きな変動も起こりますので、毎日必ず指標発表、要人の発言予定を確認してから、エントリーするようにしたいと思います。

明日5/21夜は、特に経済指標発表が予定されていません。


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