こんにちは。喜平です。
日曜日は今週の相場見通しのため、週足チャート、日足チャート、4時間足チャートを見て流れをつかんでおきます。
<ドル円>
週足:↓ 日足:↓ 4時間足:↓
<ユーロ円>
週足:↓ 日足:↓ 4時間足:→
<ポンド円>
週足:→ 日足:→ 4時間足:→
<オーストラリアドル円>
週足:↓ 日足:↓ 4時間足:↓
<ユーロドル>
週足:→ 日足:→ 4時間足:↑
となっています。
※5本足移動平均線の傾きが、
上昇:↑ 下降:↓ レンジ(水平に近い):→
先週は連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を0.25%引き上げることを決定しましたが、今年の利上げ回数については3回と従来通りの予測であったため、失望売りが出ました。また、トランプ大統領は、中国がアメリカの知的財産権を侵害しているとして、最大600億ドル規模の中国製品に対する追加関税を課す制裁措置の大統領令に署名し、米中貿易摩擦に対する市場の警戒感が更に高まったこと、中国側も貿易戦争と表現し、最大30億ドルのアメリカからの輸入品に関税を導入する計画を明らかにしたことにより、相場全体がリスク回避の動きとなりました。
今週のドル円は、トランプ大統領が中国の知的財産権侵害を認定し、中国製品に25%の追加関税を課す制裁措置を指示する大統領令に署名したことが、引き続きドル売り要因になり、弱含みになると思われます。また、財務省決済文書の改ざん問題は安倍政権の支持率低下の一因となっており、佐川氏の証人喚問で問題解決への動きが見られない場合は、株安、円高の流れが続く可能性もあると思われます。
チャート的には日足で安値を切り下げており、次の大きなサポートとしては、2016年にもみ合いのあった100円付近まで見当たりません。
今週のユーロ円は、アメリカの保護貿易的な通商政策で米中貿易戦争への警戒感が高まっていることによるリスク回避の円買いの可能性がありますが、欧州中央銀行(ECB)関係者の発言から金融緩和策早期縮小の期待はまだ残っているとの思惑もあるようで、もみ合いになる可能性が高いと思われます。
チャート的には4時間足で直近安値付近のもみ合いとなっており、週足では200MAまで下がっておりサポートされることも考えられます。
今週のポンド円は、アメリカの保護貿易的な通商政策で米中貿易戦争への警戒感が高まっていることによるリスク回避の円買いの可能性がありますが、今週3/29発表の四半期国内総生産(GDP、確定値)が予想通りだと5月利上げの思惑が高まり、ポンドが買われる可能性もありそうです。
チャート的には4時間足でレンジ下限付近となっています。また日足のトレンドラインは上向きです。
今週のオーストラリアドル円は、アメリカの保護貿易的な通商政策で米中貿易戦争への警戒感、特に中国経済への悪影響懸念が資源安につながるとの思惑から売られやすく、国内の経済見通しも低調なため、弱含みになる可能性が高いと思われます。
チャート的には昨年4月の直近安値を下抜けています。貿易摩擦の状況により、70円台へ突入は十分考えられます。
今週のユーロドルは、アメリカの保護貿易的な通商政策で米中貿易戦争への警戒感が高まっていることによるドル売りが強くなることが予想されますが、ユーロも積極的な買い要因は弱いため、もみ合いになる可能性が高いと思われます。
チャート的には日足、4時間足で移動平均線25MAをはさんだレンジが継続しており、現在、上限に近い状況です。貿易摩擦の状況により、レンジを上抜けする可能性もあると思われます。
チャートをしっかり見極めてからエントリーしたいと思います。
今週発表の経済指標、イベントでは、
3/27
23:00 (米)消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
3/28
21:30 (米)四半期国内総生産(GDP、確定値) 前期比 10-12月期
3/29
17:30 (英)四半期国内総生産(GDP、確定値) 前期比 10-12月期
に注目したいと思います。
その他指標でもポジティブ、ネガティブサプライズがあれば、大きな変動も起こりますので、毎日必ず指標発表、要人の発言予定を確認してから、エントリーするようにしたいと思います。
明日3/26夜は、経済指標発表は特に予定されていません。