円安進行と中東情勢で大きな変動リスクが継続しています。
先週足は、ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロドルがすべて陽線でした。
財務省は為替介入に関して水準ではなく、変動に注目しているようなコメントがありました。
確かに大規模な為替介入をした2022年では約3カ月で約20円の円安進行があったのと比較すると、ここ3カ月の変動は約10円なので、まだ介入でべき段階ではないということかもしれません。
でも気持ちが悪いので、リスクを考慮して高値更新のブレイクは追いかけたくない感じです。
機関投資家は性能の高いシステムと通信網で急激な変動でもすばやく決済できるかもしれませんが、一般投資家が使うシステムでは逆指値を入れていても値が飛ぶと実際の約定では想定より大きな損失が出ることもあるので怖いです。
今週は日銀イベントもあるのでそちらの警戒も必要です。
クロス円は底堅さを感じられますので、買いチャンス模索ですが、慎重にトレードしたいです。
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相場狙い目
チャート型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。MAは21EMAを使用しています。
<今週のドル円>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:↑
先週1時間足チャート型:上昇もみ合い
先週は、さらに円安が進み、154円台後半まで伸びてきました。
なかなか緊張感が高いですね。
中東リスクも継続していますのでひきつづき、短期足で慎重に攻めたいと思います。
今週は
買い:4時間足ライン153.30円サポート確認後、安値切り上げ、4時間足MA上抜けN字上昇(154.70円まで)
売り:日足ライン150.80円をしっかり下抜けN字下降(中東情勢による急激なリスクオフ、為替介入実施を想定。それ以外では売り狙い無し。)
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:150.80円
注目水平ライン:154.75円、153.89円、153.30円、151.92円
となります。
<今週のユーロ円>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:↑
先週1時間足チャート型:上昇もみ合い
先週は、先々週の調整下降を一気に取り戻しましたが、日足高値の165円付近では重い感じです。
イスラエル報復攻撃での瞬間的なリスクオフも急激な戻りとなりましたので、日足高値更新してくる可能性も感じられます。
今週は
買い:日足ライン165.15円しっかり上抜けN字上昇(ドル円が高値更新している場合は様子見)
買い:1時間足ライン163.65円にサポートされての4時間足MA、1時間足MA上抜けN字上昇
売り:1時間足ライン163.65円をしっかり下抜けN字下降(リスク高めなので短期足スキャルピングのみ、下限162.75円)
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:161.95円
注目水平ライン:165.15円、164.40円、163.65円、162.60円
となります。
<今週のポンド円>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:→
先週1時間足チャート型:上昇もみ合い
先週は、ユーロ円同様に、先々週の調整を一気に戻した後、もみ合いとなりました。
週末金曜日は0時を過ぎてから再度調整の下降となっています。
今週は再度レンジ内上昇を待ちたいです。
今週は
買い:1時間足ライン191.66円しっかり上抜けN字上昇(4時間足MA、1時間足MA上抜けていない場合は待ち)
売り:日足ライン191.13円をしっかり下抜けN字下降(リスク高めなので短期足スキャルピングのみ、下限190.36円)
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:189.03円
注目水平ライン:192.75円、192.21円、191.66円、191.13円、190.36円
となります。
<今週の豪ドル円>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:→
先週1時間足チャート型:もみ合い
先週は、日足高値更新後の押しとなり、直近4時間足の下降トレンドラインはまだ上抜けることができていません。
しかし、中東リスクを受けての急落からは勢いよく戻りましたので、再度、4時間足での上昇の流れに期待です。
今週は
買い:4時間足ライン99.56円をしっかり上抜けN字上昇
売り:日足ライン99.00円をしっかり下抜けてのN字下降(リスク高めなので短期足スキャルピングのみ。下限98.17円)
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:97.75円
注目水平ライン:100.60円、100.00円、99.56円、99.00円、98.17円
となります。
<今週のユーロドル>
週足:→ 日足:↓ 4時間足:→
先週1時間足チャート型:もみ合い
先週は、日足の動きとしていったん下げ止まってのもみ合いとなりました。
次のトレンドはまだ見えませんが、反発上昇が見られても戻り売りの警戒が必要です。
今週は
買い:日足ライン1.070ドル、4時間足MAをしっかり上抜けN字上昇(リスク高めのためスキャルピングのみ。戻り売り警戒。)
売り:1時間足ライン1.0613ドルをしっかり下抜けN字下降
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:1.0838ドル
注目水平ライン:1.0767ドル、1.0726ドル、1.0700ドル、1.0613ドル
となります。
今週の経済指標とイベント
今週で注目すべきもの(★)、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、
4/22
23:00 (欧)消費者信頼感(速報値)4月
4/23
16:30 (独)製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)4月
16:30 (独)サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)4月
17:00 (欧)製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)4月
17:00 (欧)サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)4月
17:30 (英)製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)4月
17:30 (英)サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)4月
22:45 (米)製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)4月
22:45 (米)サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)4月
22:45 (米)総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)4月
23:00 (米)リッチモンド連銀製造業指数 4月
23:00 (米)新築住宅販売件数 3月 ★
4/24
10:30 (豪)四半期消費者物価(CPI)1-3月期 ★
17:00 (独)IFO企業景況感指数 4月
20:00 (米)MBA住宅ローン申請指数
21:30 (米)耐久財受注 3月
4/25
21:30 (米)四半期実質国内総生産(GDP、速報値)1-3月期 ★★
21:30 (米)四半期GDP個人消費・速報値 1-3月期 ★
21:30 (米)四半期コアPCE・速報値 1-3月期
21:30 (米)卸売在庫 3月
21:30 (米)新規失業保険申請件数
21:30 (米)失業保険継続受給者数
23:00 (米)住宅販売保留指数 3月
4/26
未定 (日)日銀金融政策決定会合終了後政策金利発表 ★★
未定 (日)日銀展望レポート ★★
15:30 (日)植田和男日銀総裁定例記者会見 ★★
21:30 (米)個人所得 3月
21:30 (米)個人消費支出(PCE/コア・デフレーター)3月 ★
23:00 (米)ミシガン大学消費者態度指数・確報値 4月
今週は木曜日の米GDP速報値、金曜の日銀関連イベントに大注目です。
中東リスクの予定外ニュース、財務省の介入牽制などにも引き続き警戒が必要です。
<シカゴIMMポジション情報>
CFTC(全米先物取引委員会)集計によるシカゴIMM通貨先物 投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。
ドルが強いです。
ユーロ、ポンドも来週は売玉が買玉を上回るかもしれません。
円/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
3月26日 | 59,969 | 189,075 | -129,106 |
4月2日 | 55,190 | 198,420 | -143,230 |
4月9日 | 47,275 | 209,426 | -162,151 |
4月16日 | 49,463 | 215,082 | -165,619 |
ユーロ/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
3月26日 | 180,193 | 148,999 | 31,194 |
4月2日 | 188,258 | 171,464 | 16,794 |
4月9日 | 175,419 | 142,696 | 32,723 |
4月16日 | 178,912 | 166,688 | 12,224 |
ポンド/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
3月26日 | 91,261 | 56,091 | 35,170 |
4月2日 | 98,352 | 54,938 | 43,414 |
4月9日 | 80,000 | 51,748 | 28,252 |
4月16日 | 71,800 | 63,181 | 8,619 |
豪ドル/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
3月26日 | 34,438 | 139,890 | -105,452 |
4月2日 | 34,557 | 137,242 | -102,685 |
4月9日 | 30,556 | 122,897 | -92,341 |
4月16日 | 42,365 | 143,448 | -101,083 |
(下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れて下の方AUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです)