【今週のFX見通し】ドル円150円大台近く日銀介入に警戒しながらのもみ合い

こんにちは。喜平です。

先週足はドル円、ポンド円、豪ドル円が陽線、ユーロ円、ユーロドルが陰線でした。

先週は、ドル円、豪ドル円が上昇勢い継続、ユーロ円が4時間足大波継続、ポンド円上昇復活の兆し、ユーロドル弱さ継続という状況でした。

今週は、ドル円が150円大台に近づいており、日銀が急激な変動と思うであろう強い上昇スパイクには警戒が必要です。

他の通貨ペアトレードでもドル円の動きは注視する必要があります。

日銀のドル売り介入があれば、その介入規模によりもよりますが、昨年の介入実績結果より、ドル円はもちろん、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円も急落し、ユーロドルは上昇ということになりそうです。

ユーロ円が4時間足レンジ内の動きで売るタイミングが出やすくなっていますので、ユーロ円の売りは候補になりそうです。

4時間足、1時間足で意識される水平ライン、MAに対して、15分足、5分足のN字形成、ローソク足プライスアクションでエントリーポイントを見極めます。

狙い目に対して思惑と反対方向に動いた場合、エントリー根拠となったラインをローソク足実体で抜けたら損切ですよ。

損小利大を意識しましょう。

相場見通し

チャートの型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。MAは21EMAを使用しています。

＜今週のドル円＞

週足：↑　日足：↑　4時間足：↑

1時間足チャート型：上昇もみ合い

先週は、先々週の高値148.44円もしっかりと上抜けて、一時149円台半ばを越えてきました。

昨年10月の日銀為替介入時ほどではないですが、日足チャートはかなり急な勾配で上昇しています。

次回の為替介入があるとすれば、150円前後または昨年の為替介入に踏み切った151.8円付近で急激な上昇スパイクが立った時が危ないと感じますね。

今週は

買い：押しが148.85円にサポートされてのN字上昇

買い：押しが148.44円にサポートされての1時間足MA上抜け

売り：4時間足目線が切り替わる147.31円をしっかりと下抜けるまではリスクが高いと思います。

を狙ってみたいと思います。

高値を更新する上昇についていくのは危険なため、押しを確認してのN字上昇狙いで直近高値の少し下までが比較的安全です。

日足で目線が切り替わるポイント：145.89円

注目水平ライン：149.69円、148.85円、148.44円、147.31円

となります。

外為どっとコム/ドル円4時間足チャート

＜今週のユーロ円＞

週足：↑　日足：→　4時間足：→

1時間足チャート型：V字上昇（大きなもみ合い）

先週は、4時間足で継続している156.70～158.44円のレンジ内でV字上昇とはなりましたが、やや高値を切り下げています。

まだ目立った収束は見られず、レンジ相場の継続です。

今週は

買い：157.30円でサポートまたは下抜けてからの再ブレイクでN字上昇

買い：156.86円でサポートされての安値高値の切り上げ確認後N字上昇

売り：157.79円を下抜けてのN字下降（4時間足MA下抜け要）

売り：157.38円を下抜けてのN字下降

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：156.86円

注目水平ライン：158.33円、157.79円、157.38円、156.86円

となります。

外為どっとコム/ユーロ円4時間足チャート

＜今週のポンド円＞

週足：↑　日足：→　4時間足：↓

1時間足チャート型：強含み

先週は、先々週の日足安値180.74円が意識されての1時間足もみ合いレンジとなりました。

9/28には1時間足ライン181.87円および直近4時間足下降トレンドラインを上にブレイクして強含みとなっています。

一時4時間足ライン182.50円を上抜けましたが、下に引き戻されましたのでトレンド、レンジの見極めが必要です。

今週は

買い：183.05円をしっかり上抜けてのN字上昇（トレンド継続）

買い：181.87円サポートまたは安値切り上げから再度182.50円を強く上抜け

売り：182.50円にレジスタンスされての高値、安値の切り下げN字下降

売り：181.87円をしっかり下抜けてのN字下降

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：180.50円

注目水平ライン：183.05円、182.50円、181.87円、180.74円

となります。

外為どっとコム/ポンド円4時間足チャート

＜今週の豪ドル円＞

週足：↑　日足：↑　4時間足：↑

1時間足チャート型：しっかり上昇

先週は、4時間足三角持ち合いの動きから4時間足MAを上抜けると96.90円までの急上昇となりました。

しかし週足の上ヒゲ高値ライン96.84円が意識されての利食い売りが優勢となり、96.0円付近まで戻されています。

9/29日足上ヒゲの長さが気になります。

今週は

買い：95.75円、4時間足MAにしっかりサポートされてのN字上昇(96.04円上抜け）

買い：95円台前半まで押し込まれてからの高値、安値の切り上げ上昇で95.75円上抜け

売り：96.04円をしっかり下抜けてからのN字下降で4時間足MA（水平または下げ勾配になっていること）下抜け（リスク高め）

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：93.57円

注目水平ライン：96.84円、96.21円、96.04円、95.75円

となります。

外為どっとコム/豪ドル円4時間足チャート

＜今週のユーロドル＞

週足：↓　日足：↓　4時間足：→

1時間足チャート型：下降戻り

先週は、週足ダブルボトムとはならず、日足安値更新となりましたが、強めの戻りで4時間足MAを上抜けてきました。

日足ライン1.0614ドルまで戻すと戻り売りが優勢で4時間足MA付近まで押し込まれています。

7月より続く日足下降チャネルから抜け出してくる気配は無く、日足MAをしっかり上抜けてくるまでは売り中心で考えていきたいと思います。

今週は

買い：1.0614ドルをしっかり上抜けてのN字上昇（リスク高め）

売り：4時間足または1時間足で高値、安値の切り下げ後、MAがレジスタンスとして効くことを確認しての下降

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：1.0768ドル

注目水平ライン：1.0671ドル、1.0614ドル、1.0573ドル、1.0487ドル

となります。

外為どっとコム/ユーロドル4時間足チャート

今週の経済指標とイベント

今週で注目すべきもの（★）、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、

10/2
08:50 (日)日銀短観・四半期大企業製造業業況判断 7-9月期 ★
16:55 (独)製造業購買担当者景気指数（PMI、改定値）9月
17:00 (欧)製造業購買担当者景気指数（PMI、改定値）9月
17:30 (英)製造業購買担当者景気指数（PMI、改定値）9月
18:00 (欧)失業率 8月
22:45 (米)製造業購買担当者景気指数（PMI、改定値）9月
23:00 (米)ISM製造業景況指数 9月 ★
23:00 (米)建設支出 8月
24:00 (米)パウエル米連邦準備理事会（FRB）議長発言 ★

10/3
12:30 (豪)豪準備銀行（RBA）政策金利発表 ★
23:00 (米)雇用動態調査（JOLTS）求人件数 8月 ★

10/4
10:00 (NZ)ニュージーランド準備銀行（RBNZ）政策金利 ★
16:55 (独)サービス部門購買担当者景気指数（PMI、改定値）9月
17:00 (欧)サービス部門購買担当者景気指数（PMI、改定値）9月
17:00 (欧)ラガルド欧州中央銀行（ECB）総裁発言 ★
17:30 (英)サービス部門購買担当者景気指数（PMI、改定値）9月
18:00 (欧)卸売物価指数（PPI）8月
18:00 (欧)小売売上高 8月
20:00 (米)MBA住宅ローン申請指数
21:15 (米)ADP雇用統計 9月 ★
22:45 (米)サービス部門購買担当者景気指数（PMI、改定値）9月
22:45 (米)総合購買担当者景気指数（PMI、改定値）9月
23:00 (米)製造業新規受注 8月
23:00 (米)ISM非製造業景況指数 9月 ★

10/5
17:30 (英)建設業購買担当者景気指数（PMI）
20:30 (米)チャレンジャー人員削減数 9月
21:30 (米)貿易収支 8月
21:30 (米)新規失業保険申請件数
21:30 (米)失業保険継続受給者数

10/6
21:30 (加)失業率 9月
21:30 (米)雇用統計 9月 ★★

今週は大注目のアメリカ雇用統計があります。米労働指標のJOLTS、ADPにも注意しましょう。

デイトレポジションの持ち越しは避けるのが無難です。

＜シカゴIMMポジション情報＞

CFTC（全米先物取引委員会）集計によるシカゴIMM通貨先物　投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。

円、ユーロ、ポンドの売り越し傾向が続いています。

元データはこちら
（下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れて下の方AUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです）

CFTC Commitments of Traders Long Report - CME (Futures Only)

This is the viewable version of the most recent release of the CME long form futures only commitments report.

www.cftc.gov

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