中東リスクと為替介入リスクで大きな変動リスクが高まっています。
先週は、岸田総理の訪米中にドル円が153円台まで円安が進行しました。
日米首脳会談に合わせて投機筋が仕掛けたという報道もありましたが、中東情勢も緊迫する中、難しい取り組みになっています。
先週足は、ドル円が陽線、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロドルが陰線でした。
ドル円の上昇に合わせて、クロス円も伸びてくるかと思いましたが、反対に調整となりましたね。
今週も、中東リスクと為替介入リスクに警戒しながらの不安定な環境のため、短期足のみで小さな波を狙って攻めてみたいと思います。
買いはリスクが大きいので、ロットは控えめにしたいです。
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相場狙い目
チャート型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。MAは21EMAを使用しています。
<今週のドル円>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:↑
先週1時間足チャート型:上昇もみ合い
先週は、水曜日のCPI結果で152円超えとなり、153円台まで伸ばしてきました。
為替介入の警戒感もある中、日米首脳会談で為替介入しにくいとの思惑もあり、投機筋が仕掛けたのではという報道もありました。
中東リスクを背景にリスク回避的な動きも想定される中、強気な動きですね。
今週は
買い:1時間足ライン152.75円サポート確認後、安値切り上げ、1時間足MA上抜けN字上昇(153.30円まで)
買い:4時間足ライン151.92円サポート確認後、安値切り上げ、4時間足MA上抜けN字上昇(153.30円まで)
売り:日足ライン150.80円をしっかり下抜けN字下降(中東情勢による急激なリスクオフ、為替介入実施を想定。それ以外では売り狙い無し。)
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:150.80円
注目水平ライン:153.30円、152.75円、151.92円
となります。
<今週のユーロ円>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:↓
先週1時間足チャート型:しっかり下降
先週は、日足高値を切り下げる形で162円台前半までの調整となりました。
ドルが非常に強い中、様々なリスク背景もあり、一旦様子見といった感じです。
今週は
買い:1時間足ライン163.46円しっかり上抜けN字上昇(4時間足MA、1時間足MA上抜けていない場合は待ち)
売り:1時間足ライン163.46円レジスタンスされてのN字下降(リスク高めなので短期足スキャルピングのみ、下限162.60円)
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:161.95円
注目水平ライン:165.15円、164.40円、163.46円、162.60円
となります。
<今週のポンド円>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:↓
先週1時間足チャート型:しっかり下降
先週は、ユーロ円同様に、日足高値を切り下げて、190.0円付近までの調整となりました。
日足高値圏の相場で、リスク想定される中、一気に調整が進んだ感じです。
今週は
買い:日足ライン191.13円しっかり上抜けN字上昇(4時間足MA、1時間足MA上抜けていない場合は待ち)
売り:4時間足ライン190.36円をしっかり下抜けN字下降(リスク高めなので短期足スキャルピングのみ、下限189.03円)
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:189.03円
注目水平ライン:192.75円、192.40円、191.59円、191.13円、190.36円
となります。
<今週の豪ドル円>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:↓
先週1時間足チャート型:しっかり下降
先週は、日足高値更新となり、100円台後半まで伸ばしてきました。
しかし、日足上昇チャネルを上抜けることはなく、チャネル内を下限域まで押しています。
今週は
買い:1時間足ライン99.36円をしっかり上抜けN字上昇(4時間足MA、1時間足MA上抜けていない場合は待ち)
売り:日足ライン99.00円をしっかり下抜けてのN字下降(リスク高めなので短期足スキャルピングのみ。下限98.17円)
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:97.75円
注目水平ライン:100.68円、100.22円、99.36円、99.00円、98.17円
となります。
<今週のユーロドル>
週足:→ 日足:↓ 4時間足:↓
先週1時間足チャート型:下降基調
先週は、日足三角持ち合いが下に崩れる形となりました。
日足レベルの反発もあるでしょうが、しばらくは売り狙いが中心になりそうです。
今週は
買い:4時間足ライン1.0767ドル、4時間足MAをしっかり上抜けN字上昇(リスク高めのためスキャルピングのみ)
売り:日足ライン1.0700ドルでレジスタンスされての高値切り下げN字下降(4時間足MAの下側のみ)
を狙ってみたいと思います。
先週も書きましたが、レンジ収束は待ちが吉です。
日足で目線が切り替わるポイント:1.0838ドル
注目水平ライン:1.0767ドル、1.0726ドル、1.0700ドル、1.0629ドル
となります。
今週の経済指標とイベント
今週で注目すべきもの(★)、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、
4/15
18:00 (欧)鉱工業生産 2月
21:30 (米)ニューヨーク連銀製造業景気指数 4月
21:30 (米)小売売上高 3月 ★
23:00 (米)NAHB住宅市場指数 4月
23:00 (米)企業在庫 2月
4/16
11:00 (中)四半期国内総生産(GDP)1-3月期 ★
15:00 (英)失業率 2月 ★
18:00 (独)ZEW景況感調査 4月
18:00 (欧)ZEW景況感調査 4月
18:00 (欧)貿易収支(季調前・季調済)2月
21:30 (加)消費者物価指数(CPI)3月
21:30 (米)住宅着工件数 3月
21:30 (米)建設許可件数 3月
22:15 (米)鉱工業生産 3月
22:15 (米)設備稼働率 3月
26:00 (英)ベイリー英中銀(BOE)総裁発言
4/17
15:00 (英)消費者物価指数(CPI)3月 ★
18:00 (欧)消費者物価指数(HICP/コア指数、改定値)3月 ★
20:00 (米)MBA住宅ローン申請指数
25:00 (英)イリー英中銀(BOE)総裁発言
4/18
10:30 (豪)失業率 3月 ★
17:00 (欧)経常収支(季調済)2月
18:00 (欧)建設支出 2月
21:30 (米)フィラデルフィア連銀製造業景気指数 4月
21:30 (米)新規失業保険申請件数
21:30 (米)失業保険継続受給者数
23:00 (米)景気先行指標総合指数 3月
23:00 (米)中古住宅販売件数 3月
4/19
08:30 (日)全国消費者物価指数(CPI)3月 ★
15:00 (英)小売売上高 3月
重要指標発表は少なめですが、中東リスクの予定外ニュース、財務省の介入牽制などには警戒が必要です。
<シカゴIMMポジション情報>
CFTC(全米先物取引委員会)集計によるシカゴIMM通貨先物 投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。
円の売り越しが続いています。
円/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
3月12日 | 54,923 | 157,245 | -102,322 |
3月19日 | 66,274 | 182,286 | -116,012 |
3月26日 | 59,969 | 189,075 | -129,106 |
4月2日 | 55,190 | 198,420 | -143,230 |
ユーロ/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
3月12日 | 193,998 | 119,591 | 74,407 |
3月19日 | 182,382 | 134,040 | 48,342 |
3月26日 | 180,193 | 148,999 | 31,194 |
4月2日 | 188,258 | 171,464 | 16,794 |
ポンド/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
3月12日 | 123,285 | 52,834 | 70,451 |
3月19日 | 102,605 | 49,405 | 53,200 |
3月26日 | 91,261 | 56,091 | 35,170 |
4月2日 | 98,352 | 54,938 | 43,414 |
豪ドル/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
3月12日 | 41,591 | 132,431 | -90,840 |
3月19日 | 38,207 | 145,745 | -107,538 |
3月26日 | 34,438 | 139,890 | -105,452 |
4月2日 | 34,557 | 137,242 | -102,685 |
(下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れて下の方AUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです)