【今週のFX見通し】続伸か調整か丁寧な判断でトレンド、レンジを見極めていく

こんにちは。喜平です。

先週は関東でも30度を超える日があったりで、動いていると暑く感じられました。

ビールがおいしくなってきましたが、酔うとエントリーの判断に影響が出るので、エントリー判断の時は飲まないようにしています。

我慢できずに飲んでしまったら、FXのエントリーはお休みです（笑）

先週足はドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円が陽線、ユーロドルが陰線でした。

先週は、ドル円、クロス円が概ね上昇となりましたが、週末は要人発言などで1時間足の大陰線も見られました。

ドル円、豪ドル円は日足レベルの上値余地があるのに対して、ユーロ円、ポンド円は日足レンジ上限付近となっているため、判断は分かれますが、調整が入りやすい状況になってきているように思います。

常にそうなのですが、エントリーは現在進行している相場に対して判断するものであり、少し前の相場が続く妄想や、これから先の勝手な妄想で先走ってはいけません。

効きそうなラインを毎日丁寧に確認して判断することが大事ですよ。

相場見通し

チャートの型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。MAは21EMAを使用しています。

＜今週のドル円＞

週足：→　日足：→　4時間足：↑

1時間足チャート型：しっかり上昇

先週は、4時間足のダブルボトムからの上昇が直近のもみ合い領域を上抜けたことで、買いが優勢になりました。

日足直近のレジスタンスとなっていた注目水平ライン137.75円を上抜けたことでさらなる高値を試しに行く可能性はあると思うのですが、4時間足上昇チャネルでは上限を確認したこと、追加利上げ観測後退、債務上限問題の不透明感から調整の動きになる可能性もあると考えます。

すでに1時間足では高値切り下げの動きが見られますが、4時間足MAをしっかりと下抜けてくるようであれば、4時間足の広い上昇チャネルチャネルの下限付近を試しに行くことは想定しておきたいと思います。

横ばいのレンジになった場合は、レンジブレイクの動きまで様子見にしたいと思います。

日足の目線を分けるラインは135.00円、注目水平ラインは137.75円です。

4時間足目線：買い

15分足目線：双方向

＜今週のユーロ円＞

週足：↑　日足：↑　4時間足：↑

1時間足チャート型：上昇もみ合い

先週は、4時間足MAを上抜けるとのブルフラッグの下降チャネルは終了となり、4時間足MAにサポートされながらの上昇となりました。

149.00円も一旦上抜けたのですが、もみ合いレンジとなっています。

4時間足MAに対しては下ヒゲで反応していますが、このまま下がると4時間足高値切り下げの形となりますので、注目水平ライン149.75円をしっかりと上抜けた場合、Ｎ字上昇で151円台半ば狙いの買い、注目水平ライン148.67円をしっかりと下抜けた場合は、N字下降で日足目線ライン146.72円までの調整狙いの売りで想定しておきたいと思います。

日足の目線を分けるラインは146.72円、注目水平ラインは149.75円、148.67円です。

4時間足目線：買い

15分足目線：双方向

＜今週のポンド円＞

週足：↑　日足：↑　4時間足：→

1時間足チャート型：上昇もみ合い

先週は、4時間足で注目水平ライン167.96円ダブルボトムからの上昇が継続し、もみ合いを交えながらも、4時間足MAがサポートとなり、5/2の高値付近まで戻してきています。

今週は、週足ラインでもある172.25円達したことで、ふたたび調整となる可能性が高いように思います。

4時間足MAをしっかりと下抜けてきた場合、MAがサポレジ転換する形を確認してから、170.00円または日足MAまでの下降を狙ってみたいです。

4時間足MAでサポートされた場合、もう1回注目水平ライン172.25円を試しに行く可能性が高くなると思います。

172.25円より上は、手探り状況となり急落リスクを伴うので深追いしない方がよいです。

日足の目線を分けるラインは166.00円、注目水平ラインは172.25円、170.00円、167.96円です。

4時間足目線：買い

15分足目線：双方向

＜今週の豪ドル円＞

週足：→　日足：↑　4時間足：↑

1時間足チャート型：上昇基調

先週は、4時間足の三角持ち合いから上に抜けてきましたが、直近日足高値の92.42円が意識されてか、1時間足上昇チャネル内の押しとなっています。

直近の1時間足上昇トレンドラインがサポートとして効けば、再度92.42円を試しに行く動きになる可能性が高いと思います。

92.42円をしっかりと上抜けた場合は、一旦利確してから、再度、チャネル下限、またはN字上昇の動きでエントリーできるかどうかの判断となります。

4時間足で高値切り下げ、MA下抜けの動きとなった場合、売りを狙うことはできる可能性はありますが、判断はやや難しくなりそうです。

日足の目線を分けるラインは90.20円、注目水平ラインは92.42円、91.30円です。

4時間足目線：双方向

15分足目線：買い

＜今週のユーロドル＞

週足：→　日足：↓　4時間足：↓

1時間足チャート型：下降もみ合い

先週は、4時間足MAにレジスタンスされて戻り売りとなりました。週末は少し反発も見られましたが、やはり4時間足MＡがレジスタンスとして効いています。

まだ下げ止まりの動きは見られなので、直近の下降チャネルはもう少し続く可能性があります。

下降トレンドラインから下げでは、直近安値まで、または下げの勢いが強そうなら下降チャネルラインまでの動きを狙っていきたいと思います。

安値切り上げなど、下げ止まりの動きが見られた場合、4時間足MAを上抜けて、上昇チャネルができるまでは様子見にしたいと思います。

日足の目線を分けるラインは1.0850ドル、注目水平ラインは1.0700ドルです。

4時間足目線：売り

15分足目線：売り

今週の経済指標とイベント

今週と来週で注目すべきもの（★）、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、

5/22
18:00 (欧)建設支出 3月
23:00 (欧)消費者信頼感（速報値）5月

5/23
16:30 (独)製造業購買担当者景気指数（PMI、速報値）5月
16:30 (独)サービス部門購買担当者景気指数（PMI、速報値）5月
17:00 (欧)製造業購買担当者景気指数（PMI、速報値）5月
17:00 (欧)サービス部門購買担当者景気指数（PMI、速報値）5月
17:00 (欧)経常収支（季調済）3月
17:30 (英)製造業購買担当者景気指数（PMI、速報値）5月
17:30 (英)サービス部門購買担当者景気指数（PMI、速報値）5月
22:45 (米)製造業購買担当者景気指数（PMI、速報値）5月
22:45 (米)サービス部門購買担当者景気指数（PMI、速報値）5月
22:45 (米)総合購買担当者景気指数（PMI、速報値）5月
23:00 (米)新築住宅販売件数 4月 ★
23:00 (米)リッチモンド連銀製造業指数 5月

5/24
11:00 (NZ)ニュージーランド準備銀行（RBNZ）政策金利 ★
17:00 (独)IFO企業景況感指数 5月
20:00 (米)MBA住宅ローン申請指数
22:00 (英)ベイリー英中銀（BOE）総裁　発言
27:00 (米)米連邦公開市場委員会（FOMC）議事要旨 ★

5/25
15:00 (独)国内総生産（GDP、改定値）1-3月期 ★
21:30 (米)四半期実質国内総生産（GDP、改定値）1-3月期 ★
21:30 (米)四半期GDP個人消費・改定値 1-3月期
21:30 (米)四半期コアPCE・改定値 1-3月期
21:30 (米)新規失業保険申請件数
21:30 (米)失業保険継続受給者数
23:00 (米)住宅販売保留指数 4月

5/26
21:30 (米)個人所得 4月
21:30 (米)個人消費支出（PCE/コア）4月 ★
21:30 (米)卸売在庫 4月
21:30 (米)耐久財受注 4月
23:00 (米)ミシガン大学消費者態度指数・確報値 5月

です。

今週は水曜深夜のFOMC議事録が要注目です。先週のパウエル議長の発言、アメリカ債務上限問題に対して何か動きがあるのかに要注意です。

＜シカゴIMMポジション情報＞

CFTC（全米先物取引委員会）集計によるシカゴIMM通貨先物　投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。

特に大きな動きな動きは見られません。

元データはこちら
（下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れて下の方AUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです）

CFTC Commitments of Traders Long Report - CME (Futures Only)

This is the viewable version of the most recent release of the CME long form futures only commitments report.

www.cftc.gov

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