FXで勝つためのダウ理論 第2回|エリオット波動の第3波はどこ?

今回はダウ理論の2回目です。

第1回のダウ理論の話で主要トレンドには

先行期、追随期、利食い期の3段階があるという講座は理解いただけたでしょうか。

それらはエリオット波動の第1波、第3波、第5波にあたり

、初心者のうちは第3波を狙ってトレードすべきというお話をしました。

じゃあ、どこが第3波なのか。

ということで今週はダウ理論の

「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する」

についてお話していきますね。

エリオット波動の第3波はわかりにくい

 

上昇トレンドにおけるエリオット波動で第1、3、5波は上昇ですが、第2、4波は下降です。

上昇と下降の境目はどうなってるのかということですよね。

第1回の図で示したような簡単な波なら、これが第1波で・・・とわかりますが、実際のチャートはもっと複雑です。

そのような中でどうやって判断したらよいのでしょうか。

私の場合で言うと、第3波はどこかというよりも、

チャートがこんな状態は第3波ではない

ということで判断していきます。

分かりやすくするために

エントリーする時間足:5分足

エントリーする時間足の1つ上の時間足:15分足

エントリーする時間足の2つ上の時間足:1時間足

とします。

上昇トレンドが始まろうとしている状況で

①5分足でひとつ前の下降トレンドを上抜けていなければ第3波ではない

上図では5分足下降トレンドラインと5分足MAを上抜けていますが、抜けていない場合は、第3波ではありません。

②最安値から安値の切り上げ、高値の切り上げが確認できていなかったら第3波ではない

上図のように、安値切り上げ、高値切り上げなっていない場合は、第3波ではありません。

③15分足の下降トレンドラインを上抜けていなければ第3波ではない

15分足チャートでも下降トレンドライン、MAを上抜けていなければ、第3波ではありません。

④5分足MA>15分足MA>1時間足MAでいずれのMAも右上がりでなければ第3波ではない

5分足チャートに疑似的に15分足のMA、1時間足のMAを表示させて、

全てのMAが右上がりでない時、位置としては5分足MAが一番上、1時間足MAが一番下になっていない場合は、第3波ではない

といった感じで、第3波以外を除外して、

残れば、5分足の小さな波で第3波へのエントリーポイントを探ります。

第3波でエントリーした状況で

⑤15分足MAが1時間足のMAよりも下に来たなら第3波ではない

第3波でエントリーした後、第3波終了と判断して決済する

といった感じで見ています。

時間軸としては①→②→③→④→⑤となります。

①、②はまだ第1波の終盤から第3波の初期、③、④が第3波の中盤、⑤が第3波の終盤から第5波の初期のイメージです。

チャートへのMA表示

私は5分足チャートの場合、上の図の通り、

5分足チャートでは21MA、

63MA(15分足の21MA相当)、

252MA(1時間足21MA相当)

の3本のMAを表示させて、

チャートを切り替えなくても

おおよその上位足のMA位置を把握できるようにしています。

実際の相場では、

4時間足では下降トレンド、

1時間足では上昇トレンド、

15分足では下降から上昇しようとしている

といった複雑な場合もありますので、

必ず上位足でもトレンドライン、MAといった抵抗になるラインが

近くに来ていないかも確認するようにしましょう。

第3波では高値、安値の切り上げが連続的に起こりやすいですが、

第3波の前後では、安値を切り上げても高値は切り下げるといった動きも出やすくなります。

上昇トレンドでの高値切り下げは、上昇勢いが弱くなっていることを示しているので要注意です。

損切注文がたまるポイントの見極め

 

もう1つ、トレンドを生む原動力として損切があります。

下降トレンドで売っていた人も売りエントリーしたポジションには損切を設定しています。

多くの人が売りエントリー損切注文(つまり買い注文)を入れている価格に達すると、

それらの注文が執行されて価格が一気に上がるのです。

それはどこだと思いますか?

多くの場合、直近の高値の少し上ですが、もう少し具体的に言いましょう。

ダウ理論1回目の講座を思い出してください。

「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する」

という内容がありました。

その「明確な転換シグナルが発生する」直近高値の少し上となります。

下降トレンドを形成している一番直近の波の起点となった高値です。

第3回の講義で戻り高値、押し安値の説明をしますが、その戻り高値です。

そこを上抜けてしまうと、売り方さんの多くは下降トレンドが終わった

 →手仕舞いして損失を確定しようとなるのです。

高値のどれくらい上に損切注文を入れるかは

人それぞれで時間足によっても異なってきますが、

デイトレードで使用する1時間足以下では5pips(ドル円だと0.05円)くらいと思っておけばよいでしょう。

損切ラインからの大陽線

多くの売りエントリーの損切(つまり買い決済)になると価格は上昇します。

下降トレンドから上昇トレンドに切り替わって最初の直近高値を上抜けたとき、

ズドンと大陽線が経つことがあります。

まさしくそれは多くの損切注文が執行されたということであり、

先方期が終了し、第3波となる追随期に入ったということになります。

実際の相場では毎回、大陽線が出るわけではありませんし、

高値を上抜けたと思っても戻されてしまうダマシも発生します。

大陽線が出た場合でも、慌てずに押しを待つことが重要です。

損切も含めて、買いが一旦落ち着くと下がってくるので

改めて判断するのが良いと思います。

下降の流れから急に上昇する損切が多く出ますが、

下降トレンド下限付近でもみあいになると、

売り方さんの多くはそこで利確するので、

直近高値の損切はほとんどなくなっていることもあります。

でも第1波から第3波への移行として、イメージとして持っておくことは大事だと思います。

損切で相場が動くFX

FXは損切で相場が動くことが多いので、

どこに損切注文が多く入っているか考えることはとても重要です。

損切注文の入るところでは新規の注文も呼び寄せます。

大きな資金が動くから値も動くのです。

移動平均線、MACD、RSIなどいろいろなテクニカル指標も相場に影響しますが、

一番値動きに効くのは損切ラインを超えた時ということをお覚えておきましょう。

だからダウ理論の明確なトレント転換シグナルは大事なのです。

考えてみれば当たり前ですが、

相場のポジション総数で買いが多いのか、

売りが多いのかでトレンドの方向性が決まります。

では、どのあたりで買いが多くなるのか、

売りが多くなるのかはダウ理論からアプローチすると見えやすくなるのです。

チャートを見て目先が上がるか、下がるかしか考えていないとなかなか勝てませんよ。

エントリーで使用する時間足の1つ上、2つ上(エントリーするのが5分足なら、

15分足、1時間足)の時間足チャートを見て、

相場の方向性を見極める習慣をつけていきましょう。

エリオット波動の第3波を認識することができるようになれば、

勝負どころ、利の伸ばしやすいところが見つけやすくなり、

トレード成績も上がっていくことでしょう。

エリオット波動の第1波を認識することができるようになれば、

難しい局面に手を出して損失を出すことを減らすこともできるのです。

ただし、ダウ理論では次の波がどれくらい上昇するかまで判断することは難しいです。

でも高値、安値の切り上げにより下げにくい根拠が見つかれば、

それだけで買いエントリーが可能なのです。

今回の課題

 

ドル円の5分足、15分足、1時間足の過去チャートを使用して、

トレンドの方向を判断する練習をしましょう。

各時間足のMAが上向きか、下向きか、MAの並び順にも注目してみましょう。

5分足が上昇でも15分足、1時間足では下降というタイミングがあることを理解しましょう。

第3回に向けて、予習しておいてください。

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