米税制改正法案の審議の行方に注目 – トレード準備と独り言

こんにちは。喜平です。

日曜日は今週の相場見通しのため、週足チャート、日足チャート、4時間足チャートを見て流れをつかんでおきます。

<ドル円>
週足:→ 日足:↑ 4時間足:↓
<ユーロ円>
週足:→ 日足:↑ 4時間足:↓
<ポンド円>
週足:→ 日足:↑ 4時間足:↓
<オーストラリアドル円>
週足:↓ 日足:→ 4時間足:↑
<ユーロドル>
週足:↑ 日足:→ 4時間足:→
となっています。
※5本足移動平均線の傾きが、
上昇:↑ 下降:↓ レンジ(水平に近い):→

ドル円は下落トレンド中、反転するも戻り売り下落、ユーロ円、ポンド円はレンジ上限からの下落、オーストラリアドル円は下落底打ちからの反転上昇、ユーロドルは上昇一服のレンジといった感じです。

先週のドル円は、パウエル次期FRB議長が12月利上げを支持したことや、税制改革法案の可決期待からドルが買い戻される展開となったようです。しかし、12/1に前大統領補佐官のフリン氏が偽証の有罪答弁で、ロシアとの接触をトランプ大統領から指示されたと証言すると報道されたことで米国株が急落し、リスク回避的なドル売り、円買いが広がりました。

今週のドル円は、引き続き税制改正法案の審議の行方に左右される展開のようです。上院本会議で可決後に両院で法案一本化調整となりますが、調整がうまく進めば、トランプ政権への期待は高まり、ドル高となる可能性がありそうです。ただし、フリン前大統領補佐官の訴追は展開次第で、政権に悪影響を及ぼすので急変動に備えたストップ逆指値は入れていきたいと思います。ドル円4時間足で長い下ひげが出て反転上昇していますが、ニュース次第でもみ合いとなる展開も予想されます。

先週のユーロ円は、メルケル首相が大連立の可能性を探る姿勢に転換したため、ユーロを買い戻す動きが広がりました。またドイツの消費者物価指数がよかったことも上昇のきっかけとなった感じです。

今週のユーロ円は、ドイツ政局の行方とユーロ圏の経済指標次第となる可能性が高いと思いますが、テクニカル的には下げる確率の方が高そうなチャートですね。

先週のポンド円は、イギリスがEU離脱に伴う清算金でEUと大筋で合意するとの報道から、急激なポンド買いが優勢となり、5円以上の大幅上昇となりました。

今週のポンド円は、離脱交渉はさらに進展する期待からポンド買い優勢となりそうですが、チャートを見ると週明けはもう少しだけ、調整の下落があるかもしれません。

先週のオーストラリアドル円は、前半は中国経済の影響を受けつつ、もみ合いとなりましたが、後半はドル高からくる市場全体のリスク選好ムードから上昇となった感じです。

今週のオーストラリアドル円は、12/5のオーストラリア準備銀行の政策金利発表、理事会声明や、12/6の四半期GDPが注目され、その結果次第で、チャートに見られる反転上昇が継続できるかといったところです。

先週のユーロドルは、メルケル首相が大連立の可能性を探る姿勢に転換したため、ユーロを買い戻す動きが広がったものの、ドルも税制改革法案の可決期待から上昇傾向となり、もみ合い展開になりました。

今週のユーロドルは、アメリカの税制改正法案の審議の行方、ドイツ政局の行方とユーロ圏の経済指標次第となりますが、税制改革法案の調整がうまくいくようであれば、ユーロ売り、ドル買いが強くなるかもしれません。チャート的にはもみ合いが続きそうです。

今週の注目すべき経済指標は12/5 09:30 (豪)経常収支 7-9月期、12:30 (豪)豪準備銀行政策金利発表、24:00 (米)ISM非製造業景況指数(総合)11月、12/6 22:15 (米)ADP雇用統計 前月比 11月、12/8 22:30 (米)雇用統計などです。

月初なので、経済指標の発表は比較的多いです。その他指標でもポジティブ、ネガティブサプライズがあれば、大きな変動も起こりますので、毎日必ず指標発表、要人の発言予定を確認してから、エントリーするようにしたいと思います。

明日12/4の夜は、

18:30 (英)建設業購買担当者景気指数(PMI) 11月
19:00 (欧)卸売物価指数(PPI) 前月比 10月
24:00 (米)製造業新規受注 前月比 10月

が予定されています。

月曜日はブログ開設3ヶ月の振り返りをしてみたいと思います。


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