MT4インディケータでソースコードが公開されているものは、アラート矢印の表示を、自分好みに変えて見たくなることってありますよね。
この記事では喜平が公開しているMT4サインツール(インディケータ)の基本プログラムを例にして、アラート矢印の色、大きさ、種類の変更、メイン画面に表示するか、サブ画面に表示するかの方法を説明したいと思います。
<アラート矢印の色と大きさ>
プログラムコードの11~14行目を見てください。
この中で、 indicator_color1の後ろの「Gold」、 indicator_color2の「Aqua」が色の設定です。
この設定で色を変更することができます。
色はMT4チャートのプロパティで設定できるものはすべて使えます。
indicator_width1、indicator_width2の後ろの「2」が大きさの設定です。「1」が小、「2」が中、「3」が大となります。
<アラート矢印の種類>
プログラムコードの50~58行目を見てください。
SetIndexArrowの後ろの「228」、「230」が矢印等の種類を表しています。
ここの数字を下表の記号の番号から選んで書き換えてみてください。
SetIndexArrowで設定でできるキャラクターは200種類以上あるのですが、アラート矢印として使えそうなのは下のものくらいでしょうか。
色、大きさと合わせて参考にしてくださいね。
<アラート表示はサブ画面、メイン画面?>
どちらに表示させるかは好みになります。
ひとつのサインツールだけなら、メイン画面表示でよいと思いますが、複数のサインツールを表示する場合、メイン画面だけではかぶって見にくくなります。そんな場合は、サブ画面にも分けて表示するとよいです。
プログラムコードの7~10行目、113、114行目、120、121行目がサブ画面への表示をコントロールしているコードになります。
7~10行目
113、114行目
0~40幅設定のサブ画面高さでの買いサイン矢印位置設定
120、121行目
0~40幅設定のサブ画面高さでの売りサイン矢印位置設定
メイン画面表示では7行目が下記のように変わり、9,10行目は不要になります。
矢印の座標設定では、高値から50ポイント(5pips)上に買いサイン、安値から50ポイント(5pips)下に売りサインなどと設定します。
MT4サインツール(インディケータ)の基本プログラムからダウンロードできるサンプルプログラムでは、矢印をサブ画面二表示させるもの、メイン画面に表示させるものの両方がありますので参考にしてください。
サインは出さないけど環境認識ツールはこちらも参考にしてください。
https://uujiteki.net/fx/2022/10/09_mt4_indicator/