反転上昇か急落かの週足ライン攻防続く【2025年3月】

週足ラインからの反転上昇か、下抜け急落か、審判の日は近いかもしれません。

先週足は、ドル円、ポンド円が陽線、ユーロ円、豪ドル円、ユーロドルが陰線でした。

先週は、ドル円、ユーロ円、ポンド円が週足ライン、日足ラインのサポートが意識されてのもみ合いでした。

豪ドル円だけは週足ラインを下抜けたのですが、抜け方が十分とは言えず、反転上昇の可能性は残っていそうです。

週足ラインが絡んでいるので、決着には時間がかかる可能性もありますが、地政学的リスクも含めたサプライズがトリガーとして動く可能性もありそうです。

ウクライナをめぐるアメリカ、欧州の分断の可能性も気になります。

FXトレーダーとしては何事も起こりうると考え、目線を固定しないことが大事だと思います。

相場狙い処

チャート型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。

狙い目の見方については「狙い目の見方」のページを参照してください。

＜今週のドル円＞

週足：↓　日足：↓　4時間足：→

先週1時間足チャート型：強含み

先週は、

週足ライン148.64円のサポートが効いた感じでした。

週前半でもみ合い継続後、4時間足MAを上抜けて

まずは日足MA、日足下降トレンドラインを目指す。

というところですが、売り方さんも若干様子見から

売り再開のタイミングを見ていますので

まだどうなるかはわかりません。

週足攻防の勝負が見えたら大きく動く可能性が

あるので警戒が必要です。

今週は、先週と変わらず、

買い：日足目線ライン152.30円をしっかり上抜けN字上昇

売り：日足目線ライン152.30円のレジスタンス確認後、1時間足MA、4時間足MA下抜けN字下降

売り：日足目線ライン151.22円のレジスタンス確認後、1時間足MA、4時間足MA下抜けN字下降

売り：週足ライン148.64円をしっかり下抜けN字下降（少なくとも日足実体での下抜けは確認したい）

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：152.30円

注目水平ライン：151.22円、148.64円

となります。

外為どっとコム/ドル円4時間足チャート

＜今週のユーロ円＞

週足：↓　日足：↓　4時間足：↓

先週1時間足チャート型：もみ合い

先週は、

週足ライン154.37円が意識される中、

少し上にある日足ライン155.45円が効いたようで、

金曜日の4時間足で下抜けると

急激な反転上昇は157円台まで達しました。

このような変動の大きさで大きなポジションを持つと

すぐに損切になるか、大きな含み損につながるため、

注意が必要です。

まだもう少し、もみ合いが続きそうですが、

変動幅は200pipsを超えるので広く待ちたいと思います。

今週は、先週と変わらず、

買い：日足目線ライン160.67円をしっかり上抜けN字上昇

売り：4時間足ライン158.20円のレジスタンス確認後、1時間足MA、4時間足MA下抜けN字下降

売り：週足ライン154.37円をしっかり下抜けN字下降（少なくとも日足実体での下抜けは確認したい）

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：160.67円

注目水平ライン：158.20円、155.45円、154.37円

となります。

外為どっとコム/ユーロ円4時間足チャート

＜今週のポンド円＞

週足：↓　日足：↓　4時間足：→

先週1時間足チャート型：逆三角持ち合い発散

先週は、

日足ライン187.00円手前で変動幅が大きくなる

逆三角持ち合い発散という珍しい形になりました。

通常は三角持ち合いが収束してくるのですが、

広がっていくのでトレンドの判断が難しく

高値安値の切り下げか、切り上げかで

チャネルが形成するのを待ちます。

分かりにくい時は手を出さないのがよいです。

今週は、先週と変わらず、

買い：日足目線ライン192.90円をしっかり上抜けN字上昇

売り：4時間足ライン190.94円のレジスタンス確認後、1時間足MA、4時間足MA下抜けN字下降

売り：日足ライン187.00円をしっかり下抜けN字下降（少なくとも日足実体での下抜けは確認したい）

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：192.90円

注目水平ライン：190.94円、187.67円、187.00円

となります。

外為どっとコム/ポンド円4時間足チャート

＜今週の豪ドル円＞

週足：↓　日足：↓　4時間足：↓

先週1時間足チャート型：下降基調

先週は、

意識されていた日足ライン94.24円を下抜け、

その下の週足ライン93.57円も週足実体で

下抜けました。

このブログで分析している通貨ペアでは

唯一、週足を実体で下抜けたのですが、

日足下降トレンドのチャネルラインが

サポートとして効いた可能性があり、

一旦、上昇波に切り替わる可能性がありそうです。

その場合、95円台半ばまでの戻りが想定されます。

今週は、

買い：日足目線ライン96.92円をしっかり上抜けN字上昇

売り：1時間足ライン95.43円のレジスタンス確認後、1時間足MA、4時間足MA下抜けN字下降

売り：日足ライン94.24円のレジスタンス確認後、1時間足MA、4時間足MA下抜けN字下降

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：96.92円

注目水平ライン：95.43円、94.24円、93.57円

となります。

外為どっとコム/豪ドル円4時間足チャート

＜今週のユーロドル＞

週足：↓　日足：→　4時間足：↓

先週1時間足チャート型：弱含み

先週は、

日足戻り上昇の波は日足目線ライン1.0532ドルを前に失速し、

急落となり、日足MAを下抜けています。

日足レベルで安値切り上げを確認できるまでは

売りが先行するかもしれません。

今週は、

買い：日足目線ライン1.0532ドルをしっかり上抜けN字上昇

売り：1時間足ライン1.0458ドルのレジスタンス確認後、1時間足MA、4時間足MA下抜けN字下降

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：1.0532ドル

注目水平ライン：1.0458ドル、1.0330ドル、1.0278ドル

となります。

外為どっとコム/ユーロドル4時間足チャート

今週の経済指標とイベント

今週で注目すべきもの（★）、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、

3/3
17:55 (独) 2月 製造業購買担当者景気指数（PMI、改定値）
18:00 (欧) 2月 製造業購買担当者景気指数（PMI、改定値）
18:30 (英) 2月 製造業購買担当者景気指数（PMI、改定値）
18:30 (英) 1月 消費者信用残高
18:30 (英) 1月 マネーサプライM4
19:00 (欧) 2月 消費者物価指数（HICP/コア指数、速報値）★
23:45 (米) 2月 製造業購買担当者景気指数（PMI、改定値）
24:00 (米) 2月 ISM製造業景況指数 ★
24:00 (米) 1月 建設支出

3/4
09:30 (豪) 豪準備銀行（RBA）金融政策会合議事要旨公表 ★
19:00 (欧) 1月 失業率

3/5
09:30 (豪) 10-12月期 四半期国内総生産（GDP）★
17:55 (独) 2月 サービス部門購買担当者景気指数（PMI、改定値）
18:00 (欧) 2月 サービス部門購買担当者景気指数（PMI、改定値）
18:30 (英) 2月 サービス部門購買担当者景気指数（PMI、改定値）
19:00 (欧) 1月 卸売物価指数（PPI）
21:00 (米) MBA住宅ローン申請指数
22:15 (米) 2月 ADP雇用統計 ★
23:45 (米) 2月 サービス部門購買担当者景気指数（PMI、改定値）
23:45 (米) 2月 総合購買担当者景気指数（PMI、改定値）
24:00 (米) 2月 ISM非製造業景況指数 ★
24:00 (米) 1月 製造業新規受注

3/6
19:00 (欧) 1月 小売売上高
21:30 (米) 2月 チャレンジャー人員削減数
22:15 (欧) 欧州中央銀行（ECB）政策金利 ★★
22:30 (米) 1月 貿易収支
22:30 (米) 10-12月期 四半期非農業部門労働生産性・改定値
22:30 (米) 新規失業保険申請件数
22:30 (米) 失業保険継続受給者数
22:45 (欧) ラガルド欧州中央銀行（ECB）総裁定例記者会見 ★

3/7
18:30 (欧) ラガルド欧州中央銀行（ECB）総裁発言 ★
19:00 (欧) 10-12月期 四半期域内総生産（GDP、確定値）★
22:30 (加) 2月 失業率
22:30 (米) 2月 雇用統計 ★★

今週は米雇用統計に大注目ですが、

その他でもサプライズや、

トランプ大統領の予定外発言は、

週足の攻防から大きく動く

きっかけになる可能性があるので

警戒が必要です。

＜シカゴIMMポジション情報＞

CFTC（全米先物取引委員会）集計によるシカゴIMM通貨先物　投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。

先週も円の買い越しスピードが速いですね。

 

（下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れて下の方AUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです）

CFTC Commitments of Traders Long Report - CME (Futures Only)

This is the viewable version of the most recent release of the CME long form futures only commitments report.

www.cftc.gov

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