こんにちは。喜平です。
久しぶりのMT4インディケータ公開です。
【202210/10更新】要望があり、環境認識対象足を選択できるように変更しています。
環境認識はトレードをするために最初にしなければならない重要な作業です。
特に5分足、15分足といった短期足チャートでトレードするときに、上位足を見ないと大失敗することがあります。
短期足で上昇トレンドと思って買いで入っても、上位足では下降トレンド中の戻りに過ぎず、戻り売りを喰らって損失など。
ということで短期足を表示していても週足、日足、4時間足、1時間足の環境を表示してくれるインディケータを作ってみました。
サインツールではないので、売買のタイミングに矢印とアラームを出したりはしませんが、エントリーの判断に役立つことは間違いなしです。
以下よりダウンロードしてお試しください。
Kihei_KankyoNinshiki_Indicator2.zipダウンロードできるのは実行ファイル「ex4ファイル」とソースコード「mq4ファイル」をZIP圧縮したフォルダです。
ZIPフォルダ解凍後すると、
Kihei_KankyoNinshiki_Indicator.ex4
Kihei_KankyoNinshiki_Indicator.mq4
の2つのファイルができます。
MT4にインストールするためには、
MT4の左上にある「ファイル(F)」→「データフォルダを開く(D)」をクリックして開いてください。
ここをクリックすることで、このMT4の専用のフォルダを開くことができます。
さらに表示されたフォルダから「MQL4」→「Indicators」を開きます。
その「Indicators」フォルダに2つのファイルをドラッグアンドドロップしてください。
そして「Indicators」フォルダは閉じてください。
ここで一旦「MT4」も閉じないと新しく入れたインディケータが反映されないので、閉じた後、再度「MT4」を開きます。
「表示(V)」→「ナビゲーター(N)」をクリックし、「インディケータ」から先ほどインストールした「Kihei_KankyoNinshiki_Indicator」を選んで、表示させたいチャートにドロップすれば使用できるようになります。
表示画面は以下のような感じです。
「Kihei 環境認識」の下4行で、W1は週足、D1は日足、H4は4時間足、H1は1時間足の環境を表示しています。
1行目の週足
↑ W1 101.176 ~ 145.895 97.4% MAから 8.7978
の意味を説明すると、
↑:移動平均線(初期値 21)EMAのトレンド
上昇は↑ 下降は↓ です。
101.176 ~ 145.895:直近足(初期値 200)本足のレンジ
最安値~最高値 を示しています。
単位はドル円なら「円」、ユーロドルなら「ドル」です。
97.4%:最安値を0%、最高値を100%とした場合の現在位置を表します。
90%以上なら天井付近、10%以下なら底付近ですね。
8.7978:移動平均線(初期値 21EMA)からどれくらい離れているか
マイナス(-)は下側に離れていることを示します。
単位はドル円なら「円」、ユーロドルなら「ドル」です。
インディケータの編集より変更可能なパラメータの入力画面です。
「EMA_Period」で移動平均線の足の本数を変更できます。
「HL_Period」で最安値、最高値のレンジを確認する足の本数を変更できます。
「ShiftBar」で環境認識するローソク足の開始位置を選択できます。(2022/10/10修正点)
デフォルトの「0」では開始位置を現在足にしているため、表示がリアルタイムで更新されます。大きなトレンドが出ているときは「0」が良いと思います。表示がちらちらしてうっとうしい場合、「1」にすると開始位置が現在足の1本前の足になるため、足が更新されるまで表示がかわりません。
「CommentColor」で表示フォントの色を変更できます。喜平はチャート背景を黒にしているので黄色が見やすいですが、白など明るいチャート背景を使用されている方は、濃い色に変更した方が見やすいと思います。
「CommentFontSize」で表示フォントのサイズを変更できます。好みに合わせて変えてください。
「CommentPositionX」、「CommentPositionY」で表示の位置を変更できます。他のインディケータで」表示される情報とかぶりがある場合は変更してください。原点は画面の左上になっていますので「X」が大きくなると右に、「Y」が大きくなると下にずれていきます。
また、表示する情報量が多いのでチャートが見にくくなる場合もあると思います。そんな場合は、キーボードの↓キーを押すと非表示になり、↑キーを押すと再表示されます。
ソースも公開していますので、コードを直接いじれる方はご自由に書き換えてご使用ください。
サインツールのコードについてはこちらも参考にしてください。
環境認識では、上位足のトレンド方向を確認すること、上位足でリスクの高い天井付近の買い、底付近の売りにならないかを確認することが重要です。
週足、日足の高値更新、安値更新を狙うのはリスクが高いのでご注意ください。
そのうえで価格が意識されている(もみ合いが多く発生したり、波が止められている)注目水平ライン、トレンドラインにサポート、レジスタンスされたN字上昇、N字下降の形成を見てください。
正しく環境認識を行って、リスク判断、勝ちやすいエントリーの見極めにご利用ください。