【2026年8月】ドル円・クロス円・ユーロドル 月間まとめ|介入後の乱高下から160円回復・再介入警戒の1ヶ月

テクニカル分析だけでなく、ファンダメンタル情報も含めた月間まとめです。

 

2026年8月の為替相場は、7月末の日米協調介入による急落からのスタートとなりました。
月前半は「戻り上昇狙いも再介入警戒」の難しい相場が続き、月後半にかけてクロス円が4時間足チャネル内で戻し、ユーロドルは2026年1月からの日足下降トレンドを上抜けました。
月末にはドル円が160円台を回復し、8/28発表の介入実績15.4兆円(過去最大)が判明する中、「ドル買いvs再介入警戒」の難局面で終える1ヶ月でした。

 

各週の予想と主要通貨の月間トレンドを振り返ります。

8月の相場環境サマリー

 

ドル円: 7月末介入で157円台まで急落→月前半は155.50円からの反発狙い→月末に日足MAを上抜け160円台回復。再介入警戒の上値重さが常態化

主要テーマ:日米協調介入の余波、介入実績15.4兆円(過去最大、8/28発表)、再介入警戒、ユーロドルの日足下降トレンド上抜け、米雇用統計

通貨強弱:月初は介入で円が急騰。月半ば以降は豪ドル・ユーロ・ポンドが戻して強含み。月末はドルが再び強含み

週間予想の振り返り

第1週(8/3週)|戻り上昇狙いも再介入リスク大きい

前週足はドル円・ユーロ円・豪ドル円・ポンド円が陰線、ユーロドルが陽線。ついに来た週末の為替介入。日米協調介入観測の影響が大きく、投機筋の円売り・ドル買いも慎重に。反発は必至だが見極めは難しく、打診買いもギャンブル的相場。

ドル円:注目チャート。160.87円上抜けに注目。日足155.50円からの反発狙い。追加介入に要警戒。

ユーロ円:183.75円上抜けに注目。週足180.80円到達後の反発狙いもロット控えめ。

ポンド円:211.70円サポートに注目。介入でテクニカル判断リスク高。212.38円確認で215円上抜け狙い。

豪ドル円: 110.00円サポートに注目。日足111.14円を実体で下抜け。110円割れも想定。

ユーロドル: 1.1589ドル抵抗に注目。週足下降トレンドで週足MAレジスタンス。戻り売り待ち。

注目イベント:日銀議事録、米ADP、米雇用統計、米ISM

[詳細記事はこちら]

第2週(8/10週)|4時間足チャネル形成待ち

先週足は全通貨ペアが陽線。介入急落から少し戻すが、急に戻すと介入第2弾が想定され機関投資家・投機筋も慎重。円安・ドル高基調は変わらず。
4時間足チャネル形成を確認してチャネル内反転上昇で直近高値までを狙う方針。

ドル円:戻り売り介入に警戒。160円・日足MAが買える水準の目安。上抜けからの押し目買いに限定。

ユーロ円:182.00円サポート固めに注目。先週高値182.68円上抜け待ちの押し目買い。

ポンド円:212.38円サポート固めに注目。ドル円基準の再介入リスクをウォッチ。

豪ドル円:注目チャート。111.50円上抜けに注目。CCFpで円に次いで強い豪ドル。4時間足MAサポート固まる。

ユーロドル:1.1534ドルサポートに注目。週足レンジ下限。本格買いは1.1620ドル上抜けから。

注目イベント:豪RBA政策金利、米CPI、英GDP速報値

[詳細記事はこちら]

第3週(8/17週)|休載

第4週(8/24週)|クロス円4時間足上昇波狙い

先週足はドル円が陰線、ユーロ円・豪ドル円・ポンド円・ユーロドルが陽線。
介入急落からドル円が伸び悩む中、クロス円はしっかり戻し、ユーロドルは買い目線領域まで到達。
クロス円はもう少しで最天井。ユーロドルは日足下降トレンドラインを勢いよく上抜け。相場の勢いを見ることが重要。

ドル円:日足MA上抜けに注目。戻り売り介入警戒で160円越えを試さず。もみ合いレンジ内の小さな波狙い。

ユーロ円:注目チャート。4時間足チャネル内押し待ち。4時間足チャネルの波がきれいで上値余地あり。

ポンド円:4時間足MAサポート確認から上昇。216円サポート確認で218円台への上昇狙い。

豪ドル円:4時間足MAサポート待ち。MAからの乖離が大きく押し待ち。前回注目チャートで利益ゲットしやすかった。

ユーロドル:1.1620ドルサポートに注目。2026年1月からの日足下降トレンドを上抜け。日足調整待ちの再上昇。

注目イベント:米GDP改定値、米PCE、ECB議事録、介入実績公表(8/28)、ウォーシュFRB議長発言

[詳細記事はこちら]

第5週(8/31週)|ドル買いvs再介入警戒の難局面

先週足はドル円・豪ドル円・ポンド円が陽線、ユーロ円・ユーロドルが陰線。日足MAでレジスタンスされていたドル円が日足MAを強く上抜けて160円台に。

豪ドル円は勢い継続で週足最天井到達。ユーロ円・ポンド円はやや勢い衰え。ドル円上昇で再介入の可能性。米雇用統計もあり難しい相場。

ドル円:日足MA上抜けに注目。8/28発表の介入実績15.4兆円(過去最大)もすでに半分戻し。160円台は危険水準の可能性、高値追い回避。

ユーロ円:日足チャートで押し待ち。186.00円上抜け狙い。ドル円急騰時は再介入警戒で様子見。

ポンド円:4時間足MAサポート確認から上昇。216.30円・215.00円サポートからの上昇狙い。

豪ドル円:4時間足MAサポート待ち。週足最天井到達。日足押しを待って再上昇。

ユーロドル:注目チャート。1.1620ドルサポートに注目。日足下降トレンド上抜けが一服の調整。買いは介入があってもプラス影響。

注目イベント:豪四半期GDP、米雇用統計、米ISM製造業、米JOLTS、独HICP

[詳細記事はこちら]

8月の通貨ペア別トレンドまとめ

ドル円

月初→月末の方向:急落→↑ 反発上昇
月間の主要レンジ:155円台~160円台
特記事項:介入で157円台→月末160円台回復。再介入警戒が常態化
外為どっとコム/ドル円 日足チャート

ユーロ円

月初→月末の方向:急落→↑ 反発
月間の主要レンジ:180.80円~186.30円
特記事項:週足下限から4時間足チャネル内上昇。月末やや勢い衰え
外為どっとコム/ユーロ円 日足チャート

ポンド円

月初→月末の方向:急落→↑ 反発
月間の主要レンジ: 211円台~218円台
特記事項:介入急落から戻し。216円台のサポート固め
外為どっとコム/ポンド円 日足チャート

豪ドル円

月初→月末の方向:急落→↑ 上昇
月間の主要レンジ: 110円台~114.90円
特記事項:月間で最も強い。月末に週足最天井到達
外為どっとコム/豪ドル円 日足チャート

ユーロドル

月初→月末の方向:↓→↑ 上昇転換
月間の主要レンジ: 1.1500ドル~1.1666ドル
特記事項:2026年1月からの日足下降トレンドを上抜け
外為どっとコム/ユーロドル 日足チャート

シカゴIMMポジション推移(8月)

 

通貨  月初差引(7/28)  月末差引(8/25)  変化
円/ドル -163412 -63298  売り越し大幅縮小(介入で円買い戻し)
ユーロ/ドル -72447 -36352  売り越し縮小
ポンド/ドル -64814 -44524  売り越し縮小
豪ドル/ドル -39964 -44455  ほぼ横ばい(やや売り越し拡大)
8月最大の変化は円の売り越しの大幅縮小。
7/28時点の-163,412(過去最大級の売り越し)から、介入を挟んだ8/4時点で-45,473まで一気に縮小。投機筋が円売りポジションを大きく巻き戻したことがわかります。
月末は-63,298とやや売り越しが戻るも、7月末ピークからは大幅に改善。ユーロ・ポンドも売り越し縮小で、ドル一強の巻き戻しが鮮明でした。

8月の主要イベントと相場への影響

– 日米協調介入の余波(7月末〜8月初): 7/30〜31の介入でドル円157円台。NY連銀のレートチェックを伴う協調介入で投機筋が慎重に
– 日銀金融政策決定会合議事要旨(8/5): 利上げ継続姿勢を再確認
– 米雇用統計(8/7): 月初の重要指標
– 豪RBA政策金利(8/11): 据え置き
– 米CPI(8/12): インフレ動向の確認
– 介入実績公表(8/28): 7月末の為替介入実績が15.4兆円と判明。過去最大規模。ただしドル円はすでに半分ほど戻しており、介入効果の限界も意識される
– ドル円160円台回復(8月末): 日足MAを強く上抜け。再介入警戒とドル買いの綱引き
– ウォーシュFRB議長発言(8/28): 金融政策の方向性に注目

8月末の介入実績と相場の反応(実際の相場動向)

 

8月28日、財務省が7月末の為替介入実績を公表しました。

– 介入規模は15.4兆円と過去最大(2024年の11.7兆円、7月の推計6.4〜9.6兆円を上回る)
– しかし公表時点でドル円は既に160円台を回復し、介入による下落分の約半分を戻していた
– 市場では「過去最大の介入でも円安トレンドは止められない」との見方が改めて強まる
– 日米金利差(米3.5%台 vs 日1.0%)とキャリートレード需要という構造的な円安要因が介入効果を上回る形

この結果、8月末は「ドル買い圧力 vs 160円台での再介入警戒」という難しい局面となり、記事でも「トレンドがわかりにくい場合は様子見・ロット控えめが正解」と慎重な姿勢を推奨しました。

 

8月のCCFp通貨強弱の推移

 

– 第1週: 為替介入で円が急上昇。ドルと豪ドルが弱い
– 第2週: 日米協調介入でこれまでのレンジの約4倍に強弱幅が拡大
– 第3週: 休載のためコメントなし
– 第4週: 狙い通りユーロ・ポンド・豪ドルが強い
– 第5週: 豪ドルが強く、ドルがユーロ・ポンドを超えて強含み

8月の振り返りと9月への展望

 

– 介入直後は「テクニカル判断が効かない」相場。記事も一貫して「打診買いは逆指値必須」「ロット控えめ」「様子見」を推奨し、リスク管理の重要性が際立った月
– 8/3週の「日足155.50円からの反発狙い」は的中。ただし高リスクで推奨はしにくい打診買いの一例と明記
– 豪ドル円が月間で最も強く、注目チャート選出後に実際に利益を出しやすい展開となった。クロス円の中で4時間足チャネルが最もきれいだった
– ユーロドルが2026年1月からの日足下降トレンドを上抜けたのは月間の大きな転換点。介入によるドル安が主因で、買いポジションは「ドル売り介入があってもプラス」という点で妙味があった。
– 介入実績15.4兆円(過去最大)でも円安が止まらないことが確認され、介入の効果に対する市場の懐疑が一段と強まった。
– 9月に入り、日銀の利上げ観測、当局による円安是正介入警戒感に円の買戻しとなったが、米・8月雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが予想以上で、利上げ観測が再燃。
– 引き続き、ドル買い圧力と当局による円安是正介入警戒の攻防が継続テーマと考えます。
このまとめは当ブログの各週の予想記事、公開のニュースを基に、月間のトレンドとポイントを整理したものです。投資判断は自己責任でお願いいたします。

各週の詳細記事リンク

 

[【ドル円予想】8/3週|戻り上昇狙いも再介入リスク大きい]
[【ドル円・豪ドル円予想】8/10週|4時間足チャネル形成待ち]
[【ドル円・ユーロ予想】8/24週|クロス円4時間足上昇波狙い]
[【ドル円・ユーロドル予想】8/31週|ドル買いvs再介入警戒の難局面]

喜平も使っているXM | リスクなしでリアル口座

XM ボーナス付口座開設はこちら

デモ口座も開設できます。
 ↑ デモ口座開設と初期設定のわかりやすい手順はこちら

投資本専門店 トレーダーズショップ
– オーディオブックも充実しています
– 送料無料 !

ブログTOPに戻る

タイトルとURLをコピーしました