イスラエル、イラン軍事衝突で急変動警戒【2025年6月】

イスラエル、イランの軍事衝突拡大で為替への影響が懸念されます。

イスラエルは過激な国になりましたね。

先週足は、ドル円、ポンド円、豪ドル円が陰線、ユーロ円、ユーロドルが陽線でした。

先週もイスラエルのイラン攻撃を発端に大きな変動が見られましたが、

週末も軍事衝突が拡大しており、週明けは窓を開ける動きも想定されます。

月足、週足といった大きな相場では、このような地政学リスクも含めて、

テクニカルな判断と一致してくると考えますので、

軍事衝突の拡大、長期化となれば、大きなトレンド転換につながることを想定しておきたいです。

和解の糸口が見えると急反発もあります。

加えて、今週は日銀、FOMC、BOEの政策金利発表もあるので、さらに大きな変動につながる可能性があります。

大きな変動はチャンスでもありますが、損失のリスクも上がります。

特に損切が苦手な人は、休むも相場です。

相場狙い処

チャート型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。

狙い目の見方については「狙い目の見方」のページを参照してください。

＜今週のドル円＞

週足：↓　日足：→　4時間足：→

先週1時間足チャート型：弱含み

先週は、

4時間足の三角持ち合い収束の形で

高値切り下げ、安値切り上げの動きとなりました。

波は収束傾向ですが、

イスラエル、イランの軍事衝突で

またしても不安定な動きになりそうな予感です。

今週はリスクオンにはなりにくそうなので

リスクオフでドル安の流れを想定し

強い下げがあれば、その反発がどこまで戻りそうか

想定してしておきたいです。

想定が大きく外れた場合は様子見です。

今週は、

買い：リスクが大きいので様子見

売り：1時間足ライン144.39円のレジスタンス確認後、1時間足MA下抜けN字下降

売り：4時間足ライン144.25円をしっかり下抜けN字下降

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：148.64円

注目水平ライン：146.25円、145.45円、144.39円、144.05円、142.25円

となります。

外為どっとコム/ドル円4時間足チャート

＜今週のユーロ円＞

週足：↑　日足：↑　4時間足：↑

先週1時間足チャート型：上昇もみ合い

先週は、

日足直近高値をブレイクしての上昇となり

一時的に中東情勢による崩れはありましたが

4時間足MAにサポートされて

勢いのある上昇となりました。

もみ合いながらも4時間足ライン162.79円での

サポートが固まってくると上昇となりました。

今週は、週足直近高値に到達したこと、

イスラエル、イランの報復応酬で

大きな調整になる可能性を想定しておきます。

かといって買い目線なので売りは難しく

悩ましい相場になりそうです。

今週は、

買い：週足ライン166.68円をしっかり上抜けN字上昇（週足ラインのため、少なくとも1円程度の大きいN字を想定）

買い：4時間足ライン164.25円のサポート確認後、1時間足MA、4時間足MAをしっかり上抜けN字上昇

売り：4時間足ライン162.79円をしっかり下抜けN字下降

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：163.26円

注目水平ライン：166.68円、165.20円、164.25円、162.79円

となります。

外為どっとコム/ユーロ円4時間足チャート

＜今週のポンド円＞

週足：↑　日足：↑　4時間足：→

先週1時間足チャート型：下降戻り

先週は、

日足ライン196.30円のレジスタンスが強く

高値、安値を切り下げながらの下降となりました。

イスラエル、イラン関連の急落後は

急反発が見れれて195円台半ばを回復しています。

今週は、イスラエル、イランの状況、BOE政策金利で

大きな変動も想定されるので注意が必要です。

今週は、

買い：4時間足ライン192.80円のサポート確認後、1時間足MA、4時間足MA上抜けN字上昇

売り：日足目線ライン191.88円をしっかり下抜けN字下降（少なくとも1時間足以上のN字確認）

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：191.88円

注目水平ライン：196.30円、194.20円、192.80円

となります。

外為どっとコム/ポンド円4時間足チャート

＜今週の豪ドル円＞

週足：↓　日足：→　4時間足：→

先週1時間足チャート型：しっかり下降

先週は、

約10日継続した4時間足上昇基調が終了し

急落となりました。

その後、急反発は見られましたが、

4時間足ライン93.83円でレジスタンスが

感じられます。

日足レンジ上限付近のもみ合いが継続していますが、

イスラエル、イランの軍事衝突状況次第で

リスクオフによるブレイクが見られるかのしれません。

今週は、

買い：4時間足ライン93.83円をしっかり上抜けN字上昇

買い：4時間足ライン92.92円のサポート確認後、1時間足MA、4時間足MA上抜けN字上昇

売り：日足目線ライン92.10円をしっかり下抜けN字下降

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：92.10円

注目水平ライン：94.73円、93.83円、92.92円

となります。

外為どっとコム/豪ドル円4時間足チャート

＜今週のユーロドル＞

週足：↑　日足：↑　4時間足：↑

先週1時間足チャート型：強含み

先週は、

4時間足のもみ合い継続から、

4時間足MAにサポートされての強い上昇となり、

想定通り、1.1500ドルの試しもありました。

日足直近高値を若干上抜けていますが、

週足レジスタンスもかぶっており、

更なる上昇につながるか微妙です。

今週はFOMC政策金利、イスラエル、イランの衝突継続も想定されるので、

短期足の短いトレンドの方が狙いやすいかもしれません。

今週は、

買い：週足ライン1.1500ドルのサポート（1時間足安値切り上げ）確認後、1時間足MA、4時間足MA上抜けN字上昇

売り：日足ライン1.1209ドルをしっかり下抜けN字下降（リスク高いためスキャルピングのみ）

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：1.1064ドル

注目水平ライン：1.1500ドル、1.1418ドル、1.1356ドル、1.1209ドルら

となります。

外為どっとコム/ユーロドル4時間足チャート

今週の経済指標とイベント

今週で注目すべきもの（★）、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、

6/16
21:30 (米) 6月 ニューヨーク連銀製造業景気指数

6/17
未定 (日) 日銀金融政策決定会合終了後政策金利発表 ★★
15:30 (日) 植田和男日銀総裁定例記者会見 ★
18:00 (独) 6月 ZEW景況感調査
18:00 (欧) 6月 ZEW景況感調査
21:30 (米) 5月 小売売上高 ★
21:30 (米) 5月 輸入物価指数
21:30 (米) 5月 輸出物価指数
22:15 (米) 5月 鉱工業生産
22:15 (米) 5月 設備稼働率
23:00 (米) 4月 企業在庫
23:00 (米) 6月 NAHB住宅市場指数

6/18
15:00 (英) 5月 消費者物価指数（CPI/コア指数）★
17:00 (欧) 4月 経常収支（季調済）
18:00 (欧) 5月 消費者物価指数（HICP/コア指数、改定値）★
20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数
21:30 (米) 5月 住宅着工件数
21:30 (米) 5月 建設許可件数
21:30 (米) 新規失業保険申請件数
21:30 (米) 失業保険継続受給者数
27:00 (米) 米連邦公開市場委員会（FOMC）終了後政策金利発表 ★★
27:30 (米) パウエル米連邦準備理事会（FRB）議長定例記者会見 ★

6/19
アメリカ奴隷解放記念日で休場
07:45 (NZ) 1-3月期 四半期国内総生産（GDP）
10:30 (豪) 5月 失業率
18:00 (欧) 4月 建設支出
20:00 (英) イングランド銀行（BOE）金利発表 ★★
20:00 (英) 英中銀金融政策委員会（MPC）議事要旨 ★

6/20
08:30 (日) 5月 全国消費者物価指数（CPI）★
08:50 (日) 日銀・金融政策決定会合議事要旨
15:40 (日) 植田和男日銀総裁発言
21:30 (米) 6月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
23:00 (欧) 6月 消費者信頼感（速報値）
23:00 (米) 5月 景気先行指標総合指数

今週は、日銀、FOMC、BOEの政策金利に大注目ですが、イスラエル、イラン関連のニュースにも警戒が必要です。

＜シカゴIMMポジション情報＞

CFTC（全米先物取引委員会）集計によるシカゴIMM通貨先物　投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。

ユーロ、ポンドがやや買い越しですが、イスラエル、イランの地政学リスクの影響が出てくる可能性がありそうです。

 

（下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れて下の方AUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです）

CFTC Commitments of Traders Long Report - CME (Futures Only)

This is the viewable version of the most recent release of the CME long form futures only commitments report.

www.cftc.gov

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