ふたを開ければ、利上げに後ろ向きな石破総理ということで
市場の洗礼を受けている感じです。
先週足は、ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円が陽線、ユーロドルが陰線でした。
先々週の急落分はほぼ元に戻り、
ドルについては雇用統計の好調さで
ドル高が進行しています。
市場が敏感に反応しているというか、
大きく動かして利益を出したい投機筋が
便乗しているだけではないかと思います。
変動が大きくて取り組みが難しい相場ですが、
生き残れば、この相場経験はいつか役立つでしょう。
生き残るためには無理をしないで待つこと、
安易なエントリーをしないことが大事ですよ。
変動の大きさに合わせてエントリーロットサイズは小さくしましょう。
ドル円、ユーロ円は週足MA付近、ポンド円、豪ドル円は週足MAを少し上抜けています。
上昇勢いはあるように見えますが、中東情勢も不安定ですし、
突然、リスクオフになる可能性もあります。
短期で優位性が高い形を見つけて、小さく刻んで利確していきたいです。
FOMC議事録、米CPIにも要注意です。
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相場狙い処
チャート型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。MAは21EMAを使用しています。
<今週のドル円>
週足:→ 日足:↑ 4時間足:↑
先週1時間足チャート型:上昇基調
先週は石破ショックからの急落が
4時間足ライン141.73円にサポートされると、
戻り上昇となりました。
戻り売りの期待も、石破総理の政策金利発言や、
アメリカ雇用統計の好調さもあり、
週足は実体が700pips近い大陽線となりました。
まるでポンド円のようなアグレッシブさでしたね。
今週は上昇勢いがどこまで続くのかに注目しつつ、
中朝情勢などの影響による急激な展開にも注意が必要です。
今週は
買い:日足ライン149.39円をしっかり上抜けN字上昇
買い:1時間足ライン147.17円のサポート確認後、1時間足MA上抜けN字上昇
売り:1時間足ライン145.90円をしっかり下抜けN字下降
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:146.48円
注目水平ライン:149.39円、147.17円、145.90円、141.73円
となります。
<今週のユーロ円>
週足:→ 日足:→ 4時間足:↑
先週1時間足チャート型:上昇基調
先週は石破ショックの急落から大きな波を作り、
石破総理の政策金利言及、米雇用統計のアシストもあり、
500pips近い急上昇となりました。
限られた時間しかチャートが見れない会社員トレーダーには
難しい相場です。
無理をせず、わかりやすい相場を待つことが重要ですね。
今週は
買い:4時間足ライン162.75円のサポート確認後、1時間足MAでの反発N字上昇
買い:4時間足MAで3本以上のローソク足サポートにより反発N字上昇
売り:日足目線ライン163.88円のレジスタンス確認後、N字下降(高値更新したら損切/リスクが高いです)
売り:1時間足ライン161.00円をしっかり下抜けN字下降(1時間足MAが4時間足MAを下抜けている前提)
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:163.88円
注目水平ライン:162.75円、161.00円、158.30円
となります。
<今週のポンド円>
週足:→ 日足:↑ 4時間足:→
先週1時間足チャート型:上昇基調(大波)
先週は先々週の急落から反転上昇となったものの
大きな波で上昇、下降を繰り返しました。
安値切り上げ、高値切り上げで
結果としては、週足で500pips近い上昇となりました。
今週は先々週高値のレジスタンスがどの程度効くのか、
4時間足上昇チャネルは継続するかに注目です。
今週は
買い:4時間足ライン195.95円をしっかり上抜けN字上昇
買い:日足目線ライン193.50円のサポート確認後、4時間足MAでの反発、または上抜けてのN字上昇
売り:1時間足ライン191.95円をしっかり下抜けN字下降
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:193.50円
注目水平ライン:195.95円、191.95円、190.00円
となります。
<今週の豪ドル円>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:↑
先週1時間足チャート型:上昇基調(大波)
先週は引き続き荒れた大波となり、
先々週の急落をリカバリーして、
日足高値更新で101円台をつけてきました。
大きな変動なのに反転が急激なため、
取り組みが難しくなっています。
こんな相場ではエントリーロットサイズは小さく、
広いレンジで待つのが良いと思います。
今週は
買い:1時間足ライン101.25円をしっかり上抜けN字上昇
買い:日足目線ライン99.85円のサポート確認後、4時間足MA上抜けN字上昇
売り:1時間足ライン98.00円をしっかし下抜けN字下降
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:99.85円
注目水平ライン:101.25円、98.00円、96.70円
となります。
<今週のユーロドル>
週足:↑ 日足:→ 4時間足:↓
先週1時間足チャート型:下降基調
先週はドルが強く、月曜日に3本目の長い上ヒゲで、
日足ライン1.1200ドルのレジスタンスの強さを確認すると、
急落となりました。
金曜の米雇用統計が良かったため、
日足安値の1.1000ドルを勢いよく下抜けてきましたが、
この下降勢いが継続するかは見極めが必要です。
今週は、
買い:4時間足ライン1.1070ドルをしっかり上抜けN字上昇
売り:日足ライン1.1000ドルのレジスタンス確認後、1時間足MA下抜けN字下降(リスク高め)
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:1.0902ドル
注目水平ライン:1.1200ドル、1.1070ドル、1.1000ドル、1.0950ドル
となります。
今週の経済指標とイベント
今週で注目すべきもの(★)、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、
10/7
18:00 (欧) 8月 小売売上高
10/8
09:30 (豪) 豪準備銀行(RBA)金融政策会合議事要旨公表
21:30 (米) 8月 貿易収支
10/9
10:00 (NZ) ニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利
20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数
23:00 (米) 8月 卸売売上高
27:00 (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 ★
10/10
21:30 (米) 9月 消費者物価指数(CPI/コア指数)★
21:30 (米) 新規失業保険申請件数
21:30 (米) 失業保険継続受給者数
10/11
15:00 (英) 8月 月次国内総生産(GDP)★
21:30 (加) 9月 失業率
21:30 (米) 9月 卸売物価指数(PPI/コア指数)
23:00 (米) 10月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
今週は指標発表が少なめですが、
水曜深夜のFOMC議事録、木曜の米CPIは要注意です。
<シカゴIMMポジション情報>
CFTC(全米先物取引委員会)集計によるシカゴIMM通貨先物 投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。
ポンド、豪ドルは引き続き買い越し傾向です。
円/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
9月10日 | 98,894 | 43,124 | 55,770 |
9月17日 | 97,332 | 40,492 | 56,840 |
9月24日 | 104,690 | 38,679 | 66,011 |
10月1日 | 95,513 | 38,741 | 56,772 |
ユーロ/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
9月10日 | 192,821 | 111,388 | 81,433 |
9月17日 | 182,281 | 112,635 | 69,646 |
9月24日 | 187,795 | 116,097 | 71,698 |
10月1日 | 178,273 | 122,946 | 55,327 |
ポンド/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
9月10日 | 142,072 | 51,784 | 90,288 |
9月17日 | 124,822 | 61,843 | 62,979 |
9月24日 | 155,325 | 68,333 | 86,992 |
10月1日 | 161,469 | 67,704 | 93,765 |
豪ドル/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
9月10日 | 74,259 | 88,301 | -14,042 |
9月17日 | 53,941 | 94,063 | -40,122 |
9月24日 | 81,924 | 93,172 | -11,248 |
10月1日 | 101,462 | 86,934 | 14,528 |
(下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れて下の方AUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです)