日銀の利上げで円高となり、下降トレンドが加速しています。
先週足は、ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円が3週連続陰線、ユーロドルが陽線でした。
日銀の利上げ等で続落となり、7月11日からの下落幅はドル円、ユーロ円、豪ドル円は15円程度、ポンド円は20円程度の大きなものになっています。
先月の為替介入は今までとは違ったタイミングで少し違和感がありましたが、今回の利上げを想定した計算されたものだったのかもしれません。
現状の円相場は完全な売り目線なので売りポイントを探るべきなのですが、相場は波ですので、どこかで反転して、大きな戻しが発生することが予想されます。
下降トレンドといっても5円以上の戻しが発生する可能性はありますので、しっかりと損切ルールは守ることが大切です。
大きく動いた後はしばらく大きな変動に注意しましょう。
まずは下降勢いがどこで止まるかの判断、戻りが入った場合、戻り売りのタイミングを待ちましょう。
戻りでは1時間足MAトレンドの反転と短期足上昇チャネルの形成を待てば、買いエントリーポイントもありますが、タイミングはかなり難しいですよ。エントリーの場合は、リスクが大きいのでスキャルピングのみで検討したいと思います。
日足、4時間足から15分足、5分足まで幅広くウォッチしてエントリータイミングを見逃さないようにしたいです。
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帰省のため、来週8月11日のブログ投稿はお休みします。
相場狙い処
チャート型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。MAは21EMAを使用しています。
<今週のドル円>
週足:→ 日足:↓ 4時間足:↓
先週1時間足チャート型:下降基調
先週は日足目線ライン154.75円の上抜けに失敗して、その後、日銀の利上げ報道、さえないアメリカ雇用統計で146円台半ばまでの急落となりました。
日足ではクライマックス的な急落となっていますので、いったんそこそこの反発上昇は想定しておきたいと思います。
ただし、全体的な流れは下降トレンドのため、形ができても買いはスキャルピング狙いのみとなります。
今週は
買い:4時間足ライン150.85円をしっかり上抜けてのN字上昇(リスク高いためスキャルピングのみ)
売り:4時間足ライン154.75円にレジスタンスされての1時間足MA、4時間足MA下抜けN字下降
売り:日足ライン150.85円のレジスタンスされての1時間足MA、4時間足MA下抜けN字下降
売り:週足ライン146.47円をしっかり下抜けN字下降(週足ラインのため0.5円以上の下抜け確認がベター)
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:154.75円
注目水平ライン:153.08円、150.85円、148.50円、146.47円
となります。
<今週のユーロ円>
週足:→ 日足:↓ 4時間足:↓
先週1時間足チャート型:下降基調
先週は4時間足ライン168.00円でダブルトップの形になり、その後は日銀利上げ報道、弱いアメリカ雇用統計からのリスクオフで160円を割り込んでいます。
日足で強い下げになっていますが、週足で意識される159.75円にかかっていることで、反発上昇は想定しておきたいと思います。
ただし、全体的な流れは下降トレンドのため、形ができても買いはスキャルピング狙いのみとなります。
今週は
買い:日足ライン164.00円をしっかり上抜けN字上昇(リスク高いためスキャルピングのみ)
売り:日足164.00円にレジスタンスされての1時間足MA、4時間足MA下抜けN字下降
売り:週足ライン159.75円をしっかり下抜けN字下降(週足ラインのため0.5円以上の下抜け確認がベター)
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:165.00円
注目水平ライン:164.00円、161.55円、159.75円
となります。
<今週のポンド円>
週足:→ 日足:↓ 4時間足:↓
先週1時間足チャート型:下降基調
先週は日足ライン198.90円をしっかり抜けきれずに下落。
さらには日銀の利上げ報道、弱いアメリカ雇用統計からのリスクオフで187円台半ばまで急落しています。
まだ下降勢いは衰えておらず、売り目線は間違いないところですが、4週間で20円を超える下降となっているため、大きめの戻り発生は想定しておきたいと思います。
今週は
買い:日足ライン191.32円をしっかり上抜けN字上昇(リスク高いためスキャルピングのみ)
売り:日足ライン191.32円でのレジスタンス確認後、1時間足MA、4時間足MA下抜けN字下降
売り:4時間足MAでのレジスタンス確認後、1時間足MA下抜けN字下降
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:197.14円
注目水平ライン:195.12円、191.32円、188.25円
となります。
<今週の豪ドル円>
週足:→ 日足:↓ 4時間足:↓
先週1時間足チャート型:下降基調
先週は4時間足ライン101.43円をしっかり上抜けることができず下落。
ユーロ円、ポンド円と似た動きでの急落となり、95円台前半まで下げとなりました。
長期のストップも巻き込んだような週足大陰線が連続しています。
まだ下降勢いがすさまじいですが、短期変動では伸びすぎ感もあるので急な戻りには警戒したいと思います。
今週は
買い:4時間足ライン98.73円をしっかり上抜けN字上昇(リスク高いためスキャルピングのみ)
売り:4時間足ライン98.73円のレジスタンス確認後、1時間足MA、4時間足MA下抜けN字下降
売り:日足ライン95.80円のレジスタンス確認後、高値切り下げN字下降(急激な戻りリスクあり)
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:102.60円
注目水平ライン:101.43円、98.73円、95.80円
となります。
<今週のユーロドル>
週足:→ 日足:→ 4時間足:↑
先週1時間足チャート型:しっかり上昇
先週は4時間足MAに沿った下降チャネルで下落となっていましたが、弱いアメリカ雇用統計の結果で、一気に吹き上がり、週足三角持ち合いの上限付近まで伸びてきました。
今週は週足三角持ち合いの上限ラインを上抜ける力が出るのかどうかに注目です。
大きな変動は逆向きの変動の原動力にもなりますので、4時間足から5分足まで丁寧に動きをみて判断していきたいです。
基本は1時間足MAのトレンド方向で15分足、5分足のチャネルの動きに合わせていきます。
今週は、
買い:4時間足ライン1.0868ドルのサポート確認後、1時間足MA、4時間足MA上抜けN字上昇
買い:日足ライン1.0941ドルをしっかり上抜けN字上昇
売り:日足目線ライン1.0815ドルをしっかり下抜けてのN字下降
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:1.0815ドル
注目水平ライン:1.0941ドル、1.0868ドル、1.0776ドル
となります。
今週の経済指標とイベント
今週で注目すべきもの(★)、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、
8/5
08:50 (日) 日銀・金融政策決定会合議事要旨 ★
16:55 (独) 7月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
17:00 (欧) 7月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
17:30 (英) 7月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
18:00 (欧) 6月 卸売物価指数(PPI)
22:45 (米) 7月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
22:45 (米) 7月 総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)
23:00 (米) 7月 ISM非製造業景況指数 ★
8/6
13:30 (豪) 豪準備銀行(RBA)政策金利発表 ★
17:30 (英) 7月 建設業購買担当者景気指数(PMI)
18:00 (欧) 6月 小売売上高
21:30 (米) 6月 貿易収支
8/7
20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数
8/8
21:30 (米) 新規失業保険申請件数
21:30 (米) 失業保険継続受給者数
23:00 (米) 6月 卸売売上高
8/9
15:00 (独) 7月 消費者物価指数(CPI、改定値)
21:30 (加) 7月 失業率
8/12
特になし
8/13
15:00 (英) 7月 失業率
21:30 (米) 7月 卸売物価指数(PPI/コア指数)
8/14
15:00 (英) 7月 消費者物価指数(CPI)
18:00 (欧) 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、改定値)★
18:00 (欧) 6月 鉱工業生産
20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数
21:30 (米) 7月 消費者物価指数(CPI/コア指数)★
8/15
08:50 (日) 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)★
10:30 (豪) 7月 失業率 ★
15:00 (英) 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、速報値)★
15:00 (英) 6月 月次国内総生産(GDP)★
21:30 (米) 7月 小売売上高 ★
21:30 (米) 8月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
21:30 (米) 8月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
21:30 (米) 7月 輸入物価指数
21:30 (米) 7月 輸出物価指数
21:30 (米) 新規失業保険申請件数
21:30 (米) 失業保険継続受給者数
22:15 (米) 7月 鉱工業生産
22:15 (米) 7月 設備稼働率
23:00 (米) 8月 NAHB住宅市場指数
23:00 (米) 6月 企業在庫
8/16
18:00 (欧) 6月 貿易収支(季調前・季調済)
21:30 (米) 7月 住宅着工件数
21:30 (米) 7月 建設許可件数
23:00 (米) 8月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
大きな変動の後は相場がもみ合います。
結果によっては100pips以上の変動が出ることもあるので引き続き、波のサイズに合わせたロットサイズでエントリーしていきたいと思います。
<シカゴIMMポジション情報>
CFTC(全米先物取引委員会)集計によるシカゴIMM通貨先物 投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。
円の大幅な買い越し継続です。(ストップでの売り玉解消?)
円/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
7月9日 | 41,521 | 223,554 | -182,033 |
7月16日 | 47,356 | 198,428 | -151,072 |
7月23日 | 64,390 | 171,498 | -107,108 |
7月30日 | 65,016 | 138,476 | -73,460 |
ユーロ/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
7月9日 | 165,829 | 162,206 | 3,623 |
7月16日 | 179,937 | 155,188 | 24,749 |
7月23日 | 188,929 | 153,023 | 35,906 |
7月30日 | 183,006 | 165,207 | 17,799 |
ポンド/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
7月9日 | 135,316 | 50,626 | 84,690 |
7月16日 | 183,287 | 50,385 | 132,902 |
7月23日 | 188,489 | 46,306 | 142,183 |
7月30日 | 165,635 | 54,164 | 111,471 |
豪ドル/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
7月9日 | 98,997 | 96,584 | 2,413 |
7月16日 | 106,312 | 95,199 | 11,113 |
7月23日 | 96,973 | 105,787 | -8,814 |
7月30日 | 79,236 | 110,606 | -31,370 |
(下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れて下の方AUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです)