こんにちは。喜平です。
先週足はドル円、ユーロ円、豪ドル円が陽線、ポンド円、ユーロドルが陰線でした。(2週連続)
先週は、FOMCと日銀金融政策決定会合の結果を受けて、大波となりました。市場の金利差が縮まるかどうかの関心の高さを感じられる1週間でした。
今週は、まずは先週の大波が収束する動きになることを想定したいと思います。
収束したら次はレンジブレイクの動きにつながるかどうかですね。
ドル円が強く伸びてきた場合は、日銀の介入に警戒が必要です。他の通貨ペアも大きく影響を受けるのでドル円の動きは常に注意してください。
4時間足、1時間足で意識されるラインに対して、15分足、5分足のN字形成、ローソク足プライスアクションでエントリーポイントを見極めます。
狙い目に対して思惑と反対方向に動いた場合、エントリー根拠となったラインをローソク足実体で抜けたら損切ですよ。
損小利大を意識しましょう。
相場見通し
チャートの型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。MAは21EMAを使用しています。
<今週のドル円>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:↑
1時間足チャート型:大きなもみ合い
先週は、レジスタンスとなっていた147.94円を上抜けて148円台に乗せてきましたが、継続的な上昇とはならず大きくもみ合っています。
もう少し売り買いの攻防が続くかもしれません。
今週は
買い:148.44円上抜けてのN字上昇
買い:147.75円、147.94円でサポートされての短期足高値安値の切り上げ上昇
売り:147.94円を下抜けての短期足高値安値の切り下げ下降(147.75円より下はもみ合いが多い領域で要注意)
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:145.89円
注目水平ライン:148.44円、147.94円、147.75円
となります。
<今週のユーロ円>
週足:↑ 日足:→ 4時間足:→
1時間足チャート型:大きなもみ合い
先週は、先々週よりレンジが狭まりましたが、157.02~158.44円の大きなもみ合いとなりました。高値切り下げ、安値切り上げの三角持ち合いの傾向となっています。
レンジ相場の継続ですね。
今週は
買い:158.63円を上抜けてのN字上昇
買い:157.40円でのサポートまたは下抜けてからの再ブレイクでN字上昇
売り:158.05円でレジスタンスまたは上抜けてからの戻りでN字下降
売り:156.57円を下抜けてのN字下降
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:156.86円
注目水平ライン:158.63円、158.05円、157.40円、156.57円
となります。
<今週のポンド円>
週足:↑ 日足:→ 4時間足:↓
1時間足チャート型:弱含み
先週は、日足買い目線は維持しましたが、注目水平ライン182.50円をしっかり下抜けたことで弱含みとなっています。
ユーロポンドは日足上昇トレンドに切り替わっており、ユーロに対しても弱い状況です。
今週は
過去にもみ合いが多い180.50~182.50円のレンジを想定し
買い:180.74円にサポートされての高値安値切り上げまたはダブルボトムからの上昇
売り:182.30円、4時間足MAにレジスタンスされてのN字下降
売り:181.52円からの高値安値切り下げ下降
を狙ってみたいと思います。
レンジ内で三角持ち合いになる想定は必要です。
日足で目線が切り替わるポイント:180.50円
注目水平ライン:182.50円、182.30円、181.52円、180.74円
となります。
<今週の豪ドル円>
週足:→ 日足:→ 4時間足:→
1時間足チャート型:大きなもみ合い
先週は、4時間足上昇基調がFOMCでの急落となりましたが、94.53円付近からの反発が強く、急上昇となっています。
週足で5週連続陽線となっており、上昇の強さを感じます。
今週は
買い:95.23円または4時間足MAまたは1時間足MAにサポートされてのN字上昇
買い:95.81円を上抜けてのN字上昇
売り:95.23円を下抜けてのN字下降(リスク高め)
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:93.57円
注目水平ライン:96.05円、95.81円、95.23円、94.53円
となります。
<今週のユーロドル>
週足:→ 日足:↓ 4時間足:↓
1時間足チャート型:下降もみ合い
先週は、一旦、先々週のもみ合いレンジを上抜けて一段上がったのですが、FOMCで元のもみ合いレンジまで押し込まれてのもみ合いとなっています。
週足ダブルボトムの形ができるか、下に抜けるかの攻防です。
今週は
買い:1時間足レンジ上限付近の1.0671ドルを上抜けてのN字上昇
売り:1.0671ドルでレジスタンスされての1時間足MA下抜け
売り:1.0614ドルをしっかり下抜けてのN字下降
を狙ってみたいと思います。
週足ライン1.0631ドルも効いているとは思いますのでご注意ください。
日足で目線が切り替わるポイント:1.0768ドル
注目水平ライン:1.0735ドル、1.0671ドル、1.0631ドル、1.0614ドル
となります。
今週の経済指標とイベント
今週で注目すべきもの(★)、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、
9/25
17:00 (独) 9月 IFO企業景況感指数
9/26
22:00 (米)住宅価格指数 7月
22:00 (米)ケース・シラー米住宅価格指数 7月
23:00 (米)新築住宅販売件数 8月 ★
23:00 (米)消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)9月
23:00 (米)リッチモンド連銀製造業指数 9月
9/27
08:50 (日)日銀・金融政策決定会合議事要旨 ★
10:30 (豪)消費者物価指数(CPI)8月
20:00 (米)MBA住宅ローン申請指数
21:30 (米)耐久財受注 8月
9/28
18:00 (欧)消費者信頼感 9月
18:00 (欧)経済信頼感 9月
21:00 (独)消費者物価指数(CPI、速報値)9月 ★
21:30 (米)四半期実質国内総生産(GDP、確定値)4-6月期 ★
21:30 (米)四半期GDP個人消費・確定値 4-6月期 ★
21:30 (米)四半期コアPCE・確定値 4-6月期 ★
21:30 (米)新規失業保険申請件数
21:30 (米)失業保険継続受給者数
23:00 (米)住宅販売保留指数 8月
29:00 (米)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言 ★
9/29
15:00 (英)四半期国内総生産(GDP、改定値)4-6月期 ★
16:55 (独)失業率 9月
17:30 (英)消費者信用残高 8月
17:30 (英)マネーサプライM4 8月
18:00 (欧)消費者物価指数(HICP/コア指数、速報値)9月 ★
19:00 (日)外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
21:30 (加)月次国内総生産(GDP)7月
21:30 (米)卸売在庫 8月
21:30 (米)個人所得 8月
21:30 (米)個人消費支出(PCE/コア・デフレーター)8月
22:45 (米)シカゴ購買部協会景気指数 9月
23:00 (米)ミシガン大学消費者態度指数・確報値 9月
最近は重要度の低い指標でも振れることがありますね。
★の後は一時的にテクニカルが効かない荒れた相場になることがあるので注意しましょう。
<シカゴIMMポジション情報>
CFTC(全米先物取引委員会)集計によるシカゴIMM通貨先物 投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。
ユーロ、ポンド、豪ドルの売り越しが続いています。
円/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
8月29日 | 24,790 | 123,263 | -98,473 |
9月5日 | 37,014 | 134,150 | -97,136 |
9月12日 | 38,247 | 136,960 | -98,713 |
9月19日 | 45,737 | 147,356 | -101,619 |
ユーロ/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
8月29日 | 230,542 | 83,863 | 146,679 |
9月5日 | 235,732 | 99,501 | 136,231 |
9月12日 | 212,376 | 99,296 | 113,080 |
9月19日 | 207,424 | 105,443 | 101,981 |
ポンド/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
8月29日 | 97,143 | 48,742 | 48,401 |
9月5日 | 92,645 | 46,261 | 46,384 |
9月12日 | 97,365 | 51,191 | 46,174 |
9月19日 | 85,095 | 51,412 | 33,683 |
豪ドル/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
8月29日 | 61,376 | 131,561 | -70,185 |
9月5日 | 54,032 | 137,569 | -83,537 |
9月12日 | 47,309 | 126,842 | -79,533 |
9月19日 | 36,780 | 133,726 | -96,946 |
元データはこちら
(下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れて下の方AUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです)