こんにちは。喜平です。
先週足はドル円、ユーロ円が陽線、ポンド円、豪ドル円、ユーロドルが陰線でした。
先週は、ドル円、クロス円が先々週の日銀金融政策の修正絡みの急上昇からの落ち着きで高値、安値を切り下げる展開となりました。
そんな中、オーストラリアは金利据え置きで豪ドル円下げ、イギリスは予想通りの0.25%利上げであったもののポンド円下げで反応しました。
円の弱さとそれ以外の利上げ打ち止め観測が絡み合って、相場の波を形成していますが、個人投資家がトータルで勝つためには、長い時間足の環境認識とチャネルを見極めてエントリータイミング、攻める方向を間違えないことが大事だと思います。
今週は、木曜日のアメリカCPIの発表前後で、相場の流れが変わる可能性があると思います。
それぞれでチャネルをしっかりと確認していきたいですね。
来週はお盆休みで帰省のため「今週のFX見通し」はお休みします。
相場見通し
チャートの型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。MAは21EMAを使用しています。
<今週のドル円>
週足:→ 日足:→ 4時間足:→
1時間足チャート型:弱含み
先週は、アメリカ雇用統計様子見のもみ合いから、ややさえない雇用統計でもみ合いレンジ下抜けとなっています。
注目水平ライン142.22円、4時間足MAを下抜けてきたことで、まずは今週木曜日の消費者物価指数(CPI)までは弱含み継続の動きを想定したいと思います。
1時間足でのチャネルを確認して、1時間足MA、下降チャネルの上限でのレジスタンス、N字下降が確認できれば、売りエントリーポイントを見極めたいですね。
CPIの結果は次の展開に大きな影響を与えると思います。
予想より弱い場合、140円割れまで売り込まれる可能性もありそうです。
予想より強い場合、再度、145円を目指す展開も想定されると思います。
日足の目線を分けるラインは140.25円、注目水平ラインは142.22円、138.75円です。
4時間足目線:買い
15分足目線:売り
<今週のユーロ円>
週足:↑ 日足:→ 4時間足:→
1時間足チャート型:下降もみ合い
先週は、もみ合いながら高値、安値を切り下げる展開となっています。先々週の4時間足急反発から、一旦ブルフラッグとなっているようにも思えます。
4時間足目線は買いとなりますので、直近1時間足下降チャネルを追いかけるのではなく、安値切り上げからの上昇チャネル形成を待って、買いエントリーポイントを探りたいと思います。
木曜日のアメリカCPIの影響は少なからず受けますので、そのあたりはポジションをキープせず慎重に対応したいですね。
日足の目線を分けるラインは155.00円、注目水平ラインは、156.81円、156.00円です。
4時間足目線:買い
15分足目線:双方向
<今週のポンド円>
週足:↑ 日足:→ 4時間足:→
1時間足チャート型:下降もみ合い
先週は、先々週の急反発上昇上限のもみ合いから、さらに上抜けることはできず、安値を切り下げる展開となりました。
BOE発表のの政策金利は予想通りでしたが、180円台後半まで押し込まれて、その後はやや反発するももみ合いの様子です。
直近のもみ合いは4時間足MAにレジスタンスされているように見えます。4時間足MAを上抜けてもみ合い上限付近の注目水平ライン181.43円を上抜けてのN字上昇が確認できれば、買いエントリーポイントを見極めたいと思います。
もみ合いレンジ下限付近の注目水平ライン180.50円をしっかり下抜けてのN字下降が確認できれば、狙える利幅により売りエントリーポイントを探りたいです。
日足の目線を分けるラインは179.90円、注目水平ラインは181.43円、180.50円です。
4時間足目線:双方向
15分足目線:双方向
<今週の豪ドル円>
週足:→ 日足:↓ 4時間足:↓
1時間足チャート型:下降もみ合い
先週は、直近日足のレジスタンスとなっている注目水平ライン95.70円を上抜けることができず下降となり、さらにはRBAの政策金利が予想に反して据え置きとなったことで、下降に勢いがつきました。
日足目線ライン94.00円も下抜けて、注目水平ライン93.00円で、やや反発となり、もみ合いとなっています。
今週は、週足でも意識されて強いサポート力が想定される93.00円をしっかり下抜けてのN字下降がが発生するかに注目したいと思います。
N字下降が確認できた場合は、売りエントリーポイントを探りますが、RBAの今後の利上げはまだ見えていないこともあり、深追いは禁物です。売りポジションは直近安値決済が原則となります。
買いは日足目線94.00円をしっかりと超えない限り、リスクが高いと思われます。
日足の目線を分けるラインは94.00円、注目水平ラインは93.00円です。
4時間足目線:売り
15分足目線:売り
<今週のユーロドル>
週足:↑ 日足:→ 4時間足:→
1時間足チャート型:もみ合い
先週は、7月中旬より継続した日足の押しが下げ止まりの気配を見せて、日足目線ライン1.097ドルをはさんだ形でのもみ合いとなりました。
米雇用統計では買いで反応して急上昇となりましたが、注目水平ライン1.104ドルでレジスタンスされて、押しとなっています。
今週は、先週の1時間足押しが、1時間足MA、4時間足など、強めラインでサポートされてのN字上昇となれば、再度、1.104ドルを確認しにいく流れについていきたいと思います。
日足目線ライン1.097ドルを下抜ける展開となった場合でも、売りエントリーはややリスクが高く様子見です。
日足の目線を分けるラインは1.0970ドル、注目水平ラインは1.104ドルです。
4時間足目線:双方向
15分足目線:双方向
今週の経済指標とイベント
今週で注目すべきもの(★)、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、
8/8
15:00 (独)消費者物価指数(CPI、改定値)7月 ★
21:30 (米)貿易収支 6月
8/9
20:00 (米)MBA住宅ローン申請指数
8/10
21:30 (米)消費者物価指数(CPI/コア指数)7月 ★
21:30 (米)新規失業保険申請件数
21:30 (米)失業保険継続受給者数
8/11
15:00 (英)四半期国内総生産(GDP、速報値)4-6月期 ★
15:00 (英)月次国内総生産(GDP)6月 ★
21:30 (米)卸売物価指数(PPI/コア指数)7月
23:00 (米)ミシガン大学消費者態度指数・速報値 8月
今週は、指標発表が少なめですが、木曜日のアメリカ消費者物価指数CPIは大注目されていますのでご注意ください。
<シカゴIMMポジション情報>
CFTC(全米先物取引委員会)集計によるシカゴIMM通貨先物 投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。
日銀の政策修正の影響が出ていませんね。織り込み済みなのでしょうか。
円/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
7月11日 | 29,838 | 147,020 | -117,182 |
7月18日 | 29,776 | 120,015 | -90,239 |
7月25日 | 30,358 | 108,110 | -77,752 |
8月1日 | 26,849 | 106,065 | -79,216 |
ユーロ/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
7月11日 | 224,351 | 84,189 | 140,162 |
7月18日 | 264,514 | 85,682 | 178,832 |
7月25日 | 250,647 | 73,417 | 177,230 |
8月1日 | 240,074 | 68,012 | 172,062 |
ポンド/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
7月11日 | 111,667 | 53,604 | 58,063 |
7月18日 | 135,269 | 71,540 | 63,729 |
7月25日 | 105,498 | 46,503 | 58,995 |
8月1日 | 92,175 | 42,613 | 49,562 |
豪ドル/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
7月11日 | 43,661 | 88,745 | -45,084 |
7月18日 | 38,252 | 88,653 | -50,401 |
7月25日 | 39,108 | 90,309 | -51,201 |
8月1日 | 46,612 | 98,404 | -51,792 |
元データはこちら
(下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れて下の方AUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです)