【今週のFX見通し】クロス円は上昇勢い一服で大きめの調整に警戒

こんにちは。喜平です。

先週足はドル円、ユーロ円、ポンド円が陽線、豪ドル円、ユーロドルが陰線でした。

先週はドル円が続伸、クロス円は上昇勢いが衰え、豪ドル円はやや下がりました。

ドル円、クロス円はいずれも日足上昇チャネルの上限付近あるいは上限をブレイクしている状態なので、大きな調整には警戒しつつ、1時間足のトレンドを見極めて短期足のエントリーを中心にトレードポイントを探りたいと思います。

先週も書きましたが、円安が進み始めたことで、日銀の為替介入が意識されはじめる可能性があります。

ドル円145円に迫ると要警戒です。

相場見通し

チャートの型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。MAは21EMAを使用しています。

<今週のドル円>

週足:↑ 日足:↑ 4時間足:↑

1時間足チャート型:上昇基調

先週は、先々週の勢いそのまま、4時間足MAにサポートされて上昇しました。

金曜日は1時間足MAを下抜けて少し崩れかけましたが、買い再開の上昇となり、高値を更新しています。

今週は、引き続きややリスクの高い相場ですが、上昇波をしっかりと見極める必要があります。

現在、日足、4時間足上昇チャネルの上限付近に来ているため、少なくとも4時間足のサポート確認はしたいところです。

できれば注目水平ライン140.25円まで調整してからの上昇になれば、わかりやすいですけどね。

売りはしばらくリスクが高いため、短期の調整を見極められないと難しいと思います。

日足の目線を分けるラインは137.85円、注目水平ラインは140.25円です。

4時間足目線:買い

15分足目線:買い

<今週のユーロ円>

週足:↑ 日足:↑ 4時間足:↑

1時間足チャート型:上昇もみ合い

先週は、先々週と比べると上昇勢いが衰えてきて、金曜日は155.0円近くまで急落調整がありましたが、すぐに戻しています。

金曜日の戻り上昇が、注目水平ライン156.81円をしっかりと上抜けてくるようなら、N字上昇確認で上値を狙うことはできそうですが、日足チャネル上限付近のため、少しでも怪しい動きがあれば早めに決済してもよいと思います。

156.81円を超えることができないようであれば、155.00~156.81円のレンジ形成を想定しておきます。

レンジ幅広いので短期であれば、売りチャンスがあるかもしれません。

日足の目線を分けるラインは150.88円、注目水平ラインは156.81円、155.00円、153.08円です。

4時間足目線:買い

15分足目線:買い

<今週のポンド円>

週足:↑ 日足:↑ 4時間足:↑

1時間足チャート型:しっかり上昇

先週は、180.00円割れまで調整の動きが見られましたが、1時間足ダブルボトムからの上昇で、BOEの利上げが予想を上回ったことも後押しとなり、高値を更新してきました。

日足高値更新で上昇に弾みがついているため、注目水平ライン182.45円のサポートが確認されれば、買いエントリーポイントを探りたいのですが、日足チャネル上限をかなり上抜けていることがリスクとして気になります。

IMM投機筋のポジションでも買い玉が増えているため、荒れた動きになる可能性もあるため、注意が必要です。

特にネガティブニュースが無く、ストップ狩り的な急落があった場合は、瞬間的な買いチャンスが出ると思いますが、リスクが高いポイントのため、ご注意ください。

長期的には195円を目指す展開と考えますが、まだ何回かは大きな波を伴うと思いいます。

日足の目線を分けるラインは174.35円、注目水平ラインは182.45円、179.00円です。

4時間足目線:買い

15分足目線:買い

<今週の豪ドル円>

週足:↑ 日足:↑ 4時間足:→

1時間足チャート型:下降もみ合い

先週は、2022年9月の98.50円高値が近づく中、調整の動きとなり、4時間足で高値切り下げから、4時間足MA下側に下落しています。

今週は、日足の上昇トレンドはまだ強いため、4時間足のトレンドが再度上向いてくるのを待ちたいと思います。

具体的には、注目水平ライン95.70円付近でのサポートを固め、4時間足直近のやや変則的な三角持ち合いから上にブレイクしてくるタイミングで、買いエントリーポイントを見極めたいと思います。

三角持ち合いを明確に下抜けて高値切り下げが継続するようであれば、短期の売りエントリーが可能か見極めたいと思います。

日足の目線を分けるラインは93.00円、注目水平ラインは98.50円、95.70円です。

4時間足目線:買い

15分足目線:双方向

<今週のユーロドル>

週足:→ 日足:→ 4時間足:→

1時間足チャート型:しっかり下降

先週は、一時的に4時間足の直近高値を更新してきましたが、木曜日のBOEのポンド利上げをきっかけに、売りが優勢になり、1.08ドル半ばまでの急落となりました。

その後は1.09ドル手前まで戻しています。

今回の調整は直近日足上昇トレンドの1回目となるので、どこまで戻すか確認し、4時間足高値が切ら下げられての戻り売りに乗れるタイミングがあるか見極めたいと思います。

再度4時間足MAが上向いてくるまでは買いでもリスクは高いと思います。

日足の目線を分けるラインは1.0970ドル、注目水平ラインは1.090ドルです。

4時間足目線:買い

15分足目線:売り

今週の経済指標とイベント

今週と来週で注目すべきもの(★)、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、

6/26
17:00 (独)IFO企業景況感指数 6月
26:30 (欧)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁発言 ★

6/27
17:00 (欧)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁発言 ★
21:30 (加)消費者物価指数(CPI)5月
21:30 (米)耐久財受注 5月
22:00 (米)住宅価格指数 4月
22:00 (米)ケース・シラー米住宅価格指数 4月
23:00 (米)新築住宅販売件数 5月 ★
23:00 (米)消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)6月

6/28
20:00 (米)MBA住宅ローン申請指数
21:30 (米)卸売在庫 5月
22:30 (米)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言 ★
22:30 (欧)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁発言 ★
22:30 (日)植田和男日銀総裁発言 ★
22:30 (英)ベイリー英中銀(BOE)総裁発言 ★

6/29
17:30 (英)消費者信用残高 5月
17:30 (英)マネーサプライM4 5月
18:00 (欧)消費者信頼感(確定値)6月
18:00 (欧)経済信頼感 6月
21:00 (独)消費者物価指数(CPI、速報値)6月 ★
21:30 (米)新規失業保険申請件数
21:30 (米)失業保険継続受給者数
21:30 (米)四半期実質国内総生産(GDP、確定値)1-3月期 ★
21:30 (米)四半期GDP個人消費・確定値 1-3月期
21:30 (米)四半期コアPCE・確定値 1-3月期
23:00 (米)住宅販売保留指数 5月

6/30
15:00 (英)四半期国内総生産(GDP、改定値)1-3月期 ★
16:55 (独)失業率 6月
18:00 (欧)失業率 5月
18:00 (欧)消費者物価指数(HICP、速報値)6月 ★
19:00 (日)外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
21:30 (加)月次国内総生産(GDP)4月 ★
21:30 (米)個人所得 5月
21:30 (米)個人消費支出(PCE)5月 ★
22:45 (米)シカゴ購買部協会景気指数 6月
23:00 (米)ミシガン大学消費者態度指数・確報値 

です。

<シカゴIMMポジション情報>

CFTC(全米先物取引委員会)集計によるシカゴIMM通貨先物 投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。

ポンドが大幅な買い越しになりました。

円/ドル 買玉 売玉 差引
5月30日 40,736 136,929 -96,193
6月6日 34,151 138,968 -104,817
6月13日 37,088 141,064 -103,976
6月20日 32,244 139,900 -107,656
       
ユーロ/ドル 買玉 売玉 差引
5月30日 241,817 76,092 165,725
6月6日 236,060 77,639 158,421
6月13日 226,138 74,316 151,822
6月20日 229,399 84,750 144,649
       
ポンド/ドル 買玉 売玉 差引
5月30日 70,320 57,085 13,235
6月6日 65,063 52,579 12,484
6月13日 76,383 69,648 6,735
6月20日 101,567 54,959 46,608
       
 豪ドル/ドル 買玉 売玉 差引
5月30日 68,969 113,095 -44,126
6月6日 54,501 110,969 -56,468
6月13日 38,758 100,503 -61,745
6月20日 45,743 95,359 -49,616

元データはこちら
(下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れて下の方AUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです)

CFTC Commitments of Traders Long Report - CME (Futures Only)
This is the viewable version of the most recent release of the CME long form futures only commitments report.

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