こんにちは。喜平です。
先週足はドル円、ユーロ円が陰線、ポンド円、豪ドル円、ユーロドルが陽線でした。
先週はオーストラリアドル、カナダドルの政策金利でサプライズがあり、相場全体的にリスク選好的な動きとなりました。
今週も、米ドルとユーロの政策金利発表を控えていますが、米ドルが金利据え置き、ユーロが0.25%利上げ予想となっています。
単に政策金利だけでなく、今後の見通しに対するコメントも大きく注目されており、相場の流れに影響が出ると思われるため、ご注意ください。
大きなイベント、指標は相場の急変につながる可能性があります。たまたま大きく勝っても、次は大きく負ける可能性もあります。大きなイベント、指標前後はポジションを持つことは控えて、次の相場の流れを見極めましょう。
トータルで勝つためには、勝ち安きに勝つことを続けることが大事です。
相場見通し
チャートの型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。MAは21EMAを使用しています。
<今週のドル円>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:→
1時間足チャート型:もみ合い
先週は、1時間足レンジ138.75~140.25円を目いっぱい使っての大きなもみ合いとなりました。
15分足でもわかりやすいチャネルはあまりありませんでした。
レンジ相場と認識して短期のチャネルラインとMAのブレイクスルーおよび、相場の勢いを見ることが必要なやや難しめのチャートだったように感じます。
今週は先週に引き続き、もみ合いレンジがさらに狭くなった後、FOMCの結果で上下どちらかにブレイクすると想定します。
水曜深夜のFOMC政策金利発表まではレンジ内反転を狙いたいと思いますが、レンジ幅が狭くなるようなら様子見とします。
木曜以降はトレンドが4時間足でトレンドが発生していることを期待して、N字で波の動きをとらえたいと思います。
日足の目線を分けるラインは135.00円、注目水平ラインは140.25円、137.75円です。
4時間足目線:買い
15分足目線:双方向
<今週のユーロ円>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:→
1時間足チャート型:もみ合い
先週は、5月中旬から続く4時間足もみ合いレンジ148.61~150.30円でのもみ合い継続となりました。
4時間足ダブルボトムから直近4時間足高値を超える場面もありましたが勢いは出ず、4時間足MAまで押し込まれています。
週明けは4時間足MAのサポートが明確になって上昇し、1時間足MAをしっかりと上抜けてくるようであれば、150.30円の試しを狙ってみたいと思います。
水曜日になるとFOMC待ちムードで停滞する可能性がりますので、その場合は様子見とします。
FOMCの後、トレンドが出たらN字確認でトレンド方向についていきたいと思います。
ただし、下に抜けると反発も想定されるため、難しい判断になりそうです。
日足の目線を分けるラインは147.86円、注目水平ラインは150.30円、150.00円、148.82円です。
4時間足目線:買い
15分足目線:双方向
<今週のポンド円>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:↑
1時間足チャート型:しっかり上昇
先週は、1時間足ダブルボトムからの上昇でMAを力強く上抜けた後、6/2の週足高値付近でもみ合いとなりました。
売り買いが交錯しましたが、その後は高値を更新して175円台半ばまで上昇しました。
週足、日足といった長期足の高値付近は緊張感の高いトレードとなります。
基本的には上昇の流れについていくだけなのですが、日足MAまで調整でも300pipsほどの下げとなり、5月の頭にあったような172.30円⇒167.85円のような急落が起こりえることは認識しておく必要があります。
とはいっても損切の逆指値さえ設定すれば過度にビビる必要はないので、注目水平ライン174.35円くらいまでの押しが発生すれば、N字上昇を狙っていきたいと思います。
先週も書いた177円台のメジャードムーブは頭の片隅に置いておきましょう。
売りはかなりのリスクを伴うので考えなくてよいと思います。
日足の目線を分けるラインは171.17円、注目水平ラインは174.35円、172.50円です。
4時間足目線:買い
15分足目線:買い
<今週の豪ドル円>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:↑
1時間足チャート型:上昇基調
先週は、政策金利据え置きの予想に反して0.25%の追加利上げとなるサプライズがあり、強く買われました。
追加利上げによる急上昇の後は、ゆるやかな上昇チャネルを形成しています。
週足で2022年9月から続いた下降トレンドラインを上抜けて、さらに週足で意識された92.33円を力強く上抜けることで、上昇の弾みがつきましたが、直近週足の上昇チャネルは上限付近に来ていますので、利確の動きが出やすくなっていると思います。
単純に上値を追いかけるのではなく、日足レベルの波を確認していきたいところです。
少なくとも92.33円のサポートは試してほしいです。92.33円のサポートを確認してのN字上昇が理想です。
今週は木曜日に注目の失業率が発表されるので動きに影響が出ることは想定しておきたいと思います。
日足の目線を分けるラインは91.30円、注目水平ラインは94.10円、92.33円です。
4時間足目線:買い
15分足目線:買い
<今週のユーロドル>
週足:→ 日足:→ 4時間足:→
1時間足チャート型:強含み
先週は、日足下降トレンドが落ち着いてのもみ合いから4時間足MAを上抜けてきましたが、日足MAのレジスタンスでやや押し込まれています。
4時間足MAを下抜けてもう少しレンジが継続するのか、4時間足MAのサポートから再度日足MAの試しから上抜けてくるかに注目したいと思います。
エントリー検討の対象になるためには、日足MAしっかりと上抜けてサポートからのN字上昇を待ちたいところです。
日足の目線を分けるラインは1.0830ドル、注目水平ラインは1.0740ドル、1.0700ドルです。
4時間足目線:双方向
15分足目線:双方向
今週の経済指標とイベント
今週と来週で注目すべきもの(★)、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、
6/12
オーストラリア休場(女王誕生日)
6/13
15:00 (英)失業率 5月 ★
18:00 (独)ZEW景況感調査 6月
18:00 (欧)ZEW景況感調査 6月
21:30 (米)消費者物価指数(CPI/コア指数)5月 ★
23:00 (英)ベイリー英中銀(BOE)総裁 発言 ★
6/14
15:00 (英)月次国内総生産(GDP)4月 ★
18:00 (欧)鉱工業生産 4月
20:00 (米)MBA住宅ローン申請指数
21:30 (米)卸売物価指数(PPI/コア指数)5月
27:00 (米)米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後政策金利発表 ★★
27:30 (米)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長 定例記者会見 ★
6/15
07:45 (NZ)四半期国内総生産(GDP)1-3月期 ★
10:30 (豪)失業率 5月 ★
18:00 (欧)貿易収支(季調前・季調済)4月
21:15 (欧)欧州中央銀行(ECB)政策金利 ★★
21:30 (米)新規失業保険申請件数
21:30 (米)失業保険継続受給者数
21:30 (米)輸入物価指数 5月
21:30 (米)輸出物価指数 5月
21:30 (米)ニューヨーク連銀製造業景気指数 6月
21:30 (米)小売売上高 5月 ★
21:30 (米)フィラデルフィア連銀製造業景気指数 6月
21:45 (欧)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁 定例記者会見 ★
22:15 (米)設備稼働率 5月
23:00 (米)企業在庫
6/16
未定 (日)日銀金融政策決定会合 終了後政策金利発表 ★
15:30 (日)植田和男日銀総裁、定例記者会見 ★
18:00 (欧)消費者物価指数(HICP/コア指数、改定値)5月 ★
23:00 (米)ミシガン大学消費者態度指数・速報値 6月
です。
先週はオーストラリアとカナダの政策金利でサプライズがありました。今週のFOMC、ECBの政策金利も注目度が高そうです。火曜日の米CPIも要注意です。
<シカゴIMMポジション情報>
CFTC(全米先物取引委員会)集計によるシカゴIMM通貨先物 投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。
引き続き円は売り越し傾向です。
円/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
5月16日 | 29,494 | 94,285 | -64,791 |
5月23日 | 36,760 | 117,420 | -80,660 |
5月30日 | 40,736 | 136,929 | -96,193 |
6月6日 | 34,151 | 138,968 | -104,817 |
ユーロ/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
5月16日 | 258,736 | 71,647 | 187,089 |
5月23日 | 250,070 | 76,334 | 173,736 |
5月30日 | 241,817 | 76,092 | 165,725 |
6月6日 | 236,060 | 77,639 | 158,421 |
ポンド/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
5月16日 | 77,388 | 64,795 | 12,593 |
5月23日 | 69,203 | 57,614 | 11,589 |
5月30日 | 70,320 | 57,085 | 13,235 |
6月6日 | 65,063 | 52,579 | 12,484 |
豪ドル/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
5月16日 | 43,903 | 97,497 | -53,594 |
5月23日 | 53,419 | 102,500 | -49,081 |
5月30日 | 68,969 | 113,095 | -44,126 |
6月6日 | 54,501 | 110,969 | -56,468 |
元データはこちら
(下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れて下の方AUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです)
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