こんにちは。喜平です。
9/30財務省発表の為替介入実績で2兆8,382億円が投入されたことが判明しました。
ドル円は元に戻ってしまいましたが、クロス円は荒れていますね。
ポンド円なんて週足の値幅が13円越えということで久々の大変動でした。
喜平はどちらかというとチキン心臓なので小ロットで3円とるのが精一杯でしたが、こんな相場の底から天井まで取れるような人はすごいと思います。
先週足は、ドル円、ユーロ円、ポンド円、ユーロドルが陽線、豪ドル円が陰線でした。
豪ドル円だけがさえない珍しいパターンですね。
今週はアメリカ雇用統計もありますし、ウクライナ関連の地政学的影響も警戒が必要だと思います。
ドル円が上昇となった場合は、為替介入第2弾も要注意です。
引き続き、大きな波が予測されるため、想定する損失金額を限定するために、ロット小さめで取り組んでみたいと思います。
チャートの型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。
相場見通し
<今週のドル円>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:→
1時間足チャート型:上昇もみ合い
為替介入後の反発は144円台後半まで早かったですが、少し手前でのもみ合いとなっており、145.0円上抜けの試しも見られませんでした。
今週は金曜日に大注目の雇用統計があるため、週末まではもみ合いが続くと思われます。
雇用統計結果で平均時給の上昇率などからインフレ高止まりの思惑が出ると上昇することも考えられますが、再度、為替介入の可能性も出てきますので、悩ましいです。
反対に平均時給の上昇が予想を下回った場合は、一旦調整になる可能性もあります。
いずれにしても大きな変動が予想されますので、ロットは控えめに、雇用統計はノーポジ静観でいきたいと思います。
日足の目線を分けるラインは140.34円、注目水平ラインは145.00円、142.80円です。
4時間足目線:買い(様子見)
15分足目線:双方向
<今週のユーロ円>
週足:↑ 日足:→ 4時間足:↑
1時間足チャート型:強含み
為替介入の急落から、回復の兆しが見られましたが、ドル円と比べると鈍い動きでした。
注目水平ライン142.25円でレジスタンスされている印象ですが、このラインをしっかり上抜けられないとなると、もみ合い継続になりそうな感じです。
その場合のレンジ幅は139~142円とそれなりに広いので、15分足で双方向に狙える形のきれいな波が確認できれば、エントリーポイントを見極めたいと思います。
日足の目線を分けるラインは139.50円、注目水平ラインは144.20円、142.25円です。
4時間足目線:買い
15分足目線:双方向
<今週のポンド円>
週足:↑ 日足:→ 4時間足:↑
1時間足チャート型:強含み
先週月曜日朝の148円台までの急落から一気に162円台へとすさまじい相場となりました。
1分足でも動く値幅が1時間足以上に感じられる場面のあり、久々にポンドのアグレッシブな動きでちょっとだけ楽しみました。
ファンダメンタル的には良いとは言えない環境での大波でギャンブル的な相場です。今週も大きな波になる可能性が高く、短期足でエントリーチャンスはあると思いますが、4時間足でのエントリーは避けたいと思います。
日足の目線を分けるラインは163.60円、注目水平ラインは166.25円、160.00円です。
4時間足目線:双方向(様子見)
15分足目線:双方向
<今週の豪ドル円>
週足:↑ 日足:→ 4時間足:↓
1時間足チャート型:もみ合い
為替介入の急落からの反発は弱く、もみ合いとなっています。
先週は92.11円の安値を付けた後、94.0円上抜けを試しましたが、失敗に終わり、再度安値を探る動きになりました。
やや波が大きいですが、今週はもみ合いを想定したいと思います。
4時間足で安値切り上げの動きが確認できたら、94.0円までの短期上昇波を見極めたいです。
安値を更新した場合は、様子見ですね。
火曜日の政策金利発表では0.50%上昇の予想ですが、市場の反応については注意が必要です。
日足の目線を分けるラインは94.00円、注目水平ラインは92.11円です。
4時間足目線:売り(様子見)
15分足目線:双方向
<今週のユーロドル>
週足:↓ 日足:↓ 4時間足:→
1時間足チャート型:強含み
為替介入からドルは比較的強い反発になりましたが、ユーロはさえない動きになったことでじり安となり。0.9535ドルと週足安値を更新しました。
その後は反発となり、やや戻しています。
ドルの強さはなかなか衰えそうにないので、ユーロの回復が失速すると再び、安値の確認に動くように思います。
注目水平ライン0.9735ドルを下抜けてのN字下降が確認できれば、売りエントリーポイントを見極めたいと思います。
日足の目線を分けるラインは1.0186ドル、注目水平ラインは0.9850ドル、0.9735ドルです。
4時間足目線:売り
15分足目線:双方向
今週の経済指標とイベント
今週注目すべきもの(★)、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、
10/3
08:50 (日)日銀短観・四半期大企業製造業業況判断 7-9月期
16:55 (独)製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)9月
17:00 (欧)製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)9月
17:30 (英)製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)9月
22:45 (米)製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)9月
23:00 (米)ISM製造業景況指数 9月 ★
23:00 (米)建設支出 8月
10/4
12:30 (豪)豪準備銀行(RBA)政策金利発表 ★
18:00 (欧)卸売物価指数(PPI)8月
23:00 (米)製造業新規受注 8月
10/5
10:00 (NZ)ニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利 ★
16:55 (独)サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)9月
17:00 (欧)サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)9月
17:30 (英)サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)9月
20:00 (米)MBA住宅ローン申請指数
21:15 (米)ADP雇用統計 9月 ★
21:30 (米)貿易収支 8月
22:45 (米)サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)9月
22:45 (米)総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)9月
23:00 (米)ISM非製造業景況指数 9月 ★
10/6
17:30 (英)建設業購買担当者景気指数(PMI)9月
18:00 (欧)小売売上高 8月
20:30 (米)チャレンジャー人員削減数 9月
20:30 (欧)欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨 ★
21:30 (米)新規失業保険申請件数
21:30 (米)失業保険継続受給者数
10/7
21:30 (加)失業率 9月
21:30 (米)雇用統計 9月 ★★
23:00 (米)卸売売上高 8月
です。
金曜日は大注目のアメリカ雇用統計です。
ドル急上昇、為替介入はまた見られるのでしょうか。
<シカゴIMMポジション情報>
CFTC(全米先物取引委員会)集計によるシカゴIMM通貨先物 投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。
為替介入の影響はあまりなさそうですね。比較的落ち着いた動きで特に大きな変動はありません。
10月から直近4週間の表スタイルに変更しました。
円/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
9月6日 | 56,002 | 114,191 | -58,189 |
9月13日 | 39,323 | 120,015 | -80,692 |
9月20日 | 34,767 | 116,047 | -81,280 |
9月27日 | 22,706 | 105,262 | -82,556 |
ユーロ/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
9月6日 | 205,277 | 241,626 | -36,349 |
9月13日 | 207,778 | 219,615 | -11,837 |
9月20日 | 206,564 | 173,115 | 33,449 |
9月27日 | 208,736 | 174,939 | 33,797 |
ポンド/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
9月6日 | 52,731 | 103,163 | -50,432 |
9月13日 | 41,129 | 109,215 | -68,086 |
9月20日 | 41,289 | 96,132 | -54,843 |
9月27日 | 59,831 | 106,255 | -46,424 |
豪ドル/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
9月6日 | 33,305 | 89,805 | -56,500 |
9月13日 | 29,218 | 87,068 | -57,850 |
9月20日 | 38,797 | 79,353 | -40,556 |
9月27日 | 39,006 | 73,659 | -34,653 |
元データはこちら
(下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れてAUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです)