トランプ大統領による各国の相互関税率の発表でリスクオフです。
先週足は、ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円が陰線、ユーロドルが陽線でした。
相互関税率が予想よりも大きかったことで、売り方さんが仕掛けて、ストップを巻き込み、急落したという感じです。
日足天井のもみ合いだったということで、ネガティブサプライズは売りやすかったのでしょうね。
トランプ大統領は状況を見て判断の切り返しもあるので、今後も大きな波が想定されますが、
今回の相互関税率の影響がどれくらいで出てくるのか、素人の私にはわかりません。
チャートを見てのテクニカルな判断しかないです。
相場は行き過ぎが是正されるので、まずは戻しがどこまでくるのか。
その後の売り再開では、どのあたりまで下げるか。
4時間足での三角持ち合い形成に注目してラインを引きたいと思います。
相場狙い処
チャート型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。
狙い目の見方については「狙い目の見方」のページを参照してください。
<今週のドル円>
週足:↓ 日足:↓ 4時間足:↓
先週1時間足チャート型:弱含み
先週は、
週前半が様子見のもみ合いでしたが、
4/3早朝にトランプ大統領から各国の相互関税率が明らかになると
すさまじい勢いで約500pipsの急落となりました。
その後は、ややもみ合いながら147.00円付近まで戻しています。
税率が予想より高く、一気にリスクオフになった感じです。
今回の関税がアメリカ経済にどのような影響を与えるかは
すぐにはわからないと思いますし、
各国も報復関税の動きが出ていますので、
しばらくはリスクオフが継続するように感じます。
まずはどこまで戻して売り再開となるかに注目です。
今週は、
買い:日足目線ライン151.22円をしっかり上抜けN字上昇
売り:4時間足ライン148.17円のレジスタンス確認後、1時間足MA、4時間足MA下抜けN字下降
売り:4時間足ライン150.14円のレジスタンス確認後、1時間足MA、4時間足MA下抜けN字下降
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:151.22円
注目水平ライン:150.14円、148.17円、146.53円
となります。
<今週のユーロ円>
週足:→ 日足:→ 4時間足:→
先週1時間足チャート型:大きなもみ合い
先週は、
トランプ大統領の相互関税率発表で
一時は160.00円付近まで急落し、
その後は大きな波で159.00円を覗くも
長い下ヒゲでゆるやかな4時間足下降チャネル内に
戻しています。
クロス円の中では強い動きとなりました。
状況はよく見えませんが、159~162円のレンジで
大きなもみ合いが継続しそうなチャートです。
今週は、
買い:1時間足ライン161.39円をしっかり上抜けN字上昇
売り:1時間足ライン160.39円をしっかり下抜けN字下降
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:160.72円
注目水平ライン:161.98円、161.39円、160.39円
となります。
<今週のポンド円>
週足:→ 日足:↓ 4時間足:↓
先週1時間足チャート型:弱含み
先週は、
トランプ大統領の相互関税率発表で
一時は187円台まで急落し、
その後は戻すも、190.00円、1時間足MAでレジスタンスされ、
189円台半ばとなっています。
週足の三角持ち合いレンジを一気に下げてきた感じですが、
まだしばらくはもみ合うのかもしれません。
今週は、
買い:4時間足ライン192.20円MAをしっかり上抜けN字上昇(リスク高いためスキャルピングのみ)
売り:4時間足ライン192.20円のレジスタンス確認後、1時間足MA、4時間足MA下抜けN字下降
売り:4時間足ライン192.20円のレジスタンス確認後、1時間足MA下抜けN字下降(4時間足MAのレジスタンス確認までは待ち)
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:193.00円
注目水平ライン:192.20円、190.25円、188.78円、188.24円
となります。
<今週の豪ドル円>
週足:↓ 日足:↓ 4時間足:↓
先週1時間足チャート型:弱含み
先週は、
トランプ大統領の相互関税率発表で
直近日足サポート91.80円を強く下抜けると
昨年8月5日の下ヒゲ安値90.10円もぶっちぎり
一時は87円台中ばまで急落しました。
800pips近い下げ幅は圧巻でしたね。
急激な下げでしたので、水平ラインでの判断が難しく
今週は4時間足MA、1時間足MAで見ていきたいと思います。
状況によっては大きく戻す可能性もありますが、買いは待ちで、戻り売り狙いのみです。
今週は、
買い:無し
売り:1時間足ライン91.80円のレジスタンス確認後、1時間足MA、4時間足MA下抜けN字下降
売り:4時間足MAのレジスタンス確認後、1時間足MA下抜けN字下降
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:95.30円
注目水平ライン:91.80円
となります。
<今週のユーロドル>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:↑
先週1時間足チャート型:下降戻り
先週は、
トランプ大統領の相互関税率発表では一時的に下げましたが、
1.110ドル中ばまでの急上昇となりました。
その後は大きな波での押しとなっていますが、
週足ライン1.0946ドル、4時間足MAで
サポートされているように見えます。
1時間足で安値切り上げでMAを上抜けてきたら
良い上昇の流れができるかもしれません。
今週は、
買い:1時間足で安値切り上げ後、1時間足MAをしっかり上抜けN字上昇
買い:1時間足ライン1.0848ドルのサポート確認後、1時間足MA、4時間足MA上抜けN字上昇
売り:無し
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:1.0732ドル
注目水平ライン:1.0946ドル、1.0848ドル
となります。
今週の経済指標とイベント
今週で注目すべきもの(★)、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、
4/7
18:00 (欧) 2月 小売売上高
4/8
特になし
4/9
11:00 (NZ) ニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利
15:15 (日) 植田和男日銀総裁発言 ★
20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数
23:00 (米) 2月 卸売売上高
27:00 (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 ★
4/10
21:30 (米) 3月 消費者物価指数(CPI/コア指数)★
21:30 (米) 新規失業保険申請件数
21:30 (米) 失業保険継続受給者数
4/11
15:00 (独) 3月 消費者物価指数(CPI、改定値)★
15:00 (英) 2月 月次国内総生産(GDP)★
21:30 (米) 3月 卸売物価指数(PPI/コア指数)
23:00 (米) 4月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
今週のイベント、指標発表は少なめですが、水曜深夜のFOMC議事録、木曜の米CPIには注目です。引き続き、トランプ大統領の関税政策など、予定外発言にも注意が必要です。
<シカゴIMMポジション情報>
CFTC(全米先物取引委員会)集計によるシカゴIMM通貨先物 投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。
全体的に様子見の状況で動きが少ないです。
円/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
3月11日 | 176,790 | 42,888 | 133,902 |
3月18日 | 164,752 | 41,788 | 122,964 |
3月25日 | 160,474 | 35,098 | 125,376 |
4月1日 | 161,566 | 39,792 | 121,774 |
ユーロ/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
3月11日 | 188,647 | 175,557 | 13,090 |
3月18日 | 188,952 | 129,527 | 59,425 |
3月25日 | 189,796 | 124,271 | 65,525 |
4月1日 | 183,247 | 131,412 | 51,835 |
ポンド/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
3月11日 | 94,786 | 65,593 | 29,193 |
3月18日 | 95,941 | 66,539 | 29,402 |
3月25日 | 109,016 | 64,733 | 44,283 |
4月1日 | 104,986 | 70,360 | 34,626 |
豪ドル/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
3月11日 | 52,171 | 100,397 | -48,226 |
3月18日 | 27,638 | 98,077 | -70,439 |
3月25日 | 28,124 | 105,570 | -77,446 |
4月1日 | 26,211 | 102,074 | -75,863 |
(下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れて下の方AUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです)