リスクオフの勢いは週足サポートを抜けるか【2025年2月】

トランプ大統領の権限乱用にも感じられる動きでリスクオフの様子です。

先週足は、ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロドルがすべて陰線でした。

先週は、ドル円、クロス円が再び急落となりました。

先々週の急反発上昇が打ち消された感じです。

今週は、再び近づく、日足、週足で意識されるラインに

サポートされるのかに大注目となります。

サポートされる場合は、また急上昇が見られるかもです。

反対に下抜けて、週足のストップを巻き込むと

週足急落も想定されますし、

日足MAとの乖離で、長い下ヒゲから急反発上昇！

といった荒れた展開も考えられます。

変動幅が大きい時は、短期足では全くついていけないので

エントリーロットを小さくして、1時間足以上の波を

見極めてトレードしましょう。

大きな変動はチャンスですが、リスクも大きくなります。

基本的に売りチャンスのみ追いかけ、上昇の場合は、戻り売りチャンス待ちで考えます。

相場狙い処

チャート型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。

狙い目の見方については「狙い目の見方」のページを参照してください。

＜今週のドル円＞

週足：↓　日足：↓　4時間足：↓

先週1時間足チャート型：下降基調

先週は、

日足MAのレジスタンスからの戻り売り勢いが収まらず、

さらには右下がりの4時間足MAもレジスタンスとなり、

日足直近安値を下抜けて、週足直近安値に迫っています。

週足直近安値148.64円を安値切り上げ、

またはダブルボトムで切り返すと

再び反発上昇の可能性がありますが、

148.64円を強く下抜けると

一気に140円近くまで行ってしまう

そんな想定もありな感じです。

トランプ大統領の発言もトリガーとして

警戒が必要です。（上昇、下降ともに）

今週は、

買い：日足目線ライン152.30円をしっかり上抜けN字上昇

売り：日足目線ライン152.30円のレジスタンス確認後、1時間足MA、4時間足MA下抜けN字下降

売り：日足目線ライン151.22円のレジスタンス確認後、1時間足MA、4時間足MA下抜けN字下降

売り：週足ライン148.64円をしっかり下抜けN字下降（少なくとも日足実体での下抜けは確認したい）

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：152.30円

注目水平ライン：151.22円、148.64円

となります。

外為どっとコム/ドル円4時間足チャート

＜今週のユーロ円＞

週足：↓　日足：↓　4時間足：↓

先週1時間足チャート型：下降基調

先週は、

4時間足MAの少し上でのもみ合いから

日足MAを上抜ける勢いは出ず、

反対に4時間足MAを下抜けると

ズルズルと弱含んだ感じです。

先々週足の大陽線をほぼ打ち消した週足大陰線でした。

前回の反発起点となった日足ライン155.45円、

週足ライン154.37円の攻防に注目です。

これらのラインでのサポートは大きな反発、

下抜けは急落につながる可能性があります。

今週は、

買い：日足目線ライン160.67円をしっかり上抜けN字上昇

売り：4時間足ライン158.20円のレジスタンス確認後、1時間足MA、4時間足MA下抜けN字下降

売り：週足ライン154.37円をしっかり下抜けN字下降（少なくとも日足実体での下抜けは確認したい）

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：160.67円

注目水平ライン：158.20円、155.45円、154.37円

となります。

外為どっとコム/ユーロ円4時間足チャート

＜今週のポンド円＞

週足：↓　日足：↓　4時間足：↓

先週1時間足チャート型：弱含み

先週は、

4時間足MA付近のもみ合いから

上抜けの試みは失敗に終わり、

高値切り下げ、安値切下げの

4時間足下降チャネルで188円台前半まで弱含んでいます。

日足ライン187.00円が効いての

安値切り上げ、ダブルボトムからの反発が見られるのか？

下抜けて180円を目指す展開で見られるのか？

に注目です。

今週は、

買い：日足目線ライン192.90円をしっかり上抜けN字上昇

売り：4時間足ライン190.94円のレジスタンス確認後、1時間足MA、4時間足MA下抜けN字下降

売り：日足ライン187.00円をしっかり下抜けN字下降（少なくとも日足実体での下抜けは確認したい）

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：192.90円

注目水平ライン：190.94円、189.10円、187.00円

となります。

外為どっとコム/ポンド円4時間足チャート

＜今週の豪ドル円＞

週足：↓　日足：↓　4時間足：↓

先週1時間足チャート型：弱含み

先週は、

4時間足MA、日足MA前後のもみ合いから

下に抜けると、一旦反発するののの

日足MAのレジスタンスは強く、

大きく下落して94円台に突入しています。

週足でも意識される日足ライン94.24円の

攻防に注目ですが、他のクロス円同様、

安値切り上げまたはダブルボトムからの

大きな反発には警戒が必要です。

下に強く抜けると90円台前半を

目指す可能性がありますが、

抜け方が弱いと反転もあるのでご注意ください。

今週は、

買い：日足目線ライン96.92円をしっかり上抜けN字上昇

売り：4時間足ライン96.00円のレジスタンス確認後、1時間足MA、4時間足MA下抜けN字下降

売り：日足ライン94.24円をしっかり下抜けN字下降（少なくとも日足実体での下抜けは確認したい）

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：96.92円

注目水平ライン：96.00円、95.66円、94.24円

となります。

外為どっとコム/豪ドル円4時間足チャート

＜今週のユーロドル＞

週足：↓　日足：→　4時間足：→

先週1時間足チャート型：もみ合い

先週は、

日足直近高値に近づいたことで

売りが先行しましたが、

日足MAのサポートが確認されると

反発上昇となりました。

一旦、4時間足で三角持ち合い形成して

次のトレンドを探る動きとなっています。

今週は、

買い：日足目線ライン1.0532ドルをしっかり上抜けN字上昇

売り：4時間足ライン1.0400ドルをしっかり下抜けN字下降

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：1.0532ドル

注目水平ライン：1.0400ドル、1.0278ドル

となります。

外為どっとコム/ユーロドル4時間足チャート

今週の経済指標とイベント

今週で注目すべきもの（★）、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、

2/24
18:00 (独) 2月 IFO企業景況感指数
19:00 (欧) 1月 消費者物価指数（HICP、改定値）★

2/25
16:00 (独) 10-12月期 国内総生産（GDP、改定値）★
23:00 (米) 10-12月期 四半期住宅価格指数
23:00 (米) 12月 住宅価格指数
23:00 (米) 12月 ケース・シラー米住宅価格指数
24:00 (米) 2月 リッチモンド連銀製造業指数
24:00 (米) 2月 消費者信頼感指数（コンファレンス・ボード）

2/26
09:30 (豪) 1月 消費者物価指数（CPI）★
21:00 (米) MBA住宅ローン申請指数
24:00 (米) 1月 新築住宅販売件数　★

2/27
19:00 (欧) 2月 消費者信頼感（確定値）
19:00 (欧) 2月 経済信頼感
21:30 (欧) 欧州中央銀行（ECB）理事会議事要旨 ★
22:30 (米) 10-12月期 四半期実質国内総生産（GDP、改定値）★
22:30 (米) 10-12月期 四半期GDP個人消費・改定値
22:30 (米) 10-12月期 四半期コアPCE・改定値
22:30 (米) 1月 耐久財受注
22:30 (米) 新規失業保険申請件数
22:30 (米) 失業保険継続受給者数
24:00 (米) 1月 住宅販売保留指数

2/28
17:55 (独) 2月 失業率
19:00 (日) 外国為替平衡操作の実施状況（介入実績）
22:00 (独) 2月 消費者物価指数（CPI、速報値）★
22:30 (加) 10-12月期 四半期国内総生産（GDP）★
22:30 (加) 12月 月次国内総生産（GDP）
22:30 (米) 1月 個人所得
22:30 (米) 1月 個人消費支出（PCE/コア・デフレーター）★
22:30 (米) 1月 卸売在庫
23:45 (米) 2月 シカゴ購買部協会景気指数

今週は木曜のECB議事要旨、金曜の米PCE/コアに注目です。

引き続き、トランプ大統領の予定外発言による変動には注意が必要です。

＜シカゴIMMポジション情報＞

CFTC（全米先物取引委員会）集計によるシカゴIMM通貨先物　投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。

先週も円の買い越しが進んでいます。

 

（下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れて下の方AUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです）

CFTC Commitments of Traders Long Report - CME (Futures Only)

This is the viewable version of the most recent release of the CME long form futures only commitments report.

www.cftc.gov

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