みなさんもいくつか相場格言を聞いたことがあると思いますが、常に心がけているような格言はありますか。
あまりご存知でないという方がおられましたが、一度調べてみることをお勧めします。
格言で学ぶ相場の哲学/鏑木繁著がお勧めなのですが、残念ながら現物本は絶版となっており、中古本でしか入手できません。オーディオブックは現在でも購入できますよ。
相場の心構えは昔から大きくは違わないように思えます。過去の偉人が残した金言はきっと役立つと思います。
喜平は心がけている格言が二つあります。
一つ目は「勝ちやすきに勝つ!」です。
FX初心者は勝ちたいという気持ちが強いので、ちょっとした条件でエントリーしてしまうことが多いと思います。
しかし、結果は勝ったり負けたり、相場がよく見えていないと負けが続いたりすることがよくありますね。
エントリー根拠は厳選して、勝てる可能性が高いと思った時だけポジションを持つとトータルで勝ちやすくなりますよ。
「ちょっと試しにエントリー」は厳禁です。FXトレーダーはチャンスが来るまで待つのが仕事!
待つことができない人は勝ち組になることは難しいと思います。
決済も同じで、勝ちやすい場面では、比較的容易に利を伸ばすことができますが、程々というものがあり、限界を超えて利を得ようとすると、どんな名人でも利を失います。
基本はエントリー判断した時間足チャートの直近高値で買いエントリー決済、直近安値で売りエントリー決済です。
なぜならブレイクの試みは70~80%が失敗に終わるからです。
必ず決済ルールを設定してルール通りに対応することが必要です。
もちろんエントリー時に利確指値、損切逆指値の注文を入れることがベストです。利食い千人力ですよ。
二つ目は「しまったらしまえ!」です。
どんなに勝ちやすいと思うような場面でも、逆行することはあります。
ポジションに未練を持つと、損切りできずに損失を膨らませてしまいます。
損失が膨らむとますます損切ができなくなり、戻るかもという淡い期待もむなしく、強制決済で立ち直れないほどのダメージを食らう可能性ももあります。
「しまった!」と思ったらすぐにしまうこと(損切りすること)はとても重要ですよ。
想定したエントリー根拠が崩れた時、例えば上昇トレンドでローソク足が移動平均線25MAから上に離れ始めたことでエントリーした場合、ローソク足の終値が明らかに25MAを下回った場合は損切らなければなりません。
エントリーは長期足から順番に見て判断することが重要ですが、5分足など短期足だけ見てエントリーして、上位足を見たらトレンド方向が逆だった時ももちろんしまうことが必要です。
想定する損切りラインが遠くない位置でエントリーすることも重要です。