日足MAにかかり、日足急落の下降トレンドとなりました。
先週足は、ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円が陰線、ユーロドルが陽線でした。
ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円は、もう少しもみ合い後の下降を想定していましたが、予想よりも早い急落でした。
米雇用統計の後の変動もすさまじかったですね。
今週も引き続き、荒れた動きが想定されます。
さらに下押しか、一旦、戻り調整となるのかの判断は難しいです。
1時間足以上の波で、MAのサポート、レジスタンスに注目しながら、エントリータイミングを見極めたいと思います。
ロットは控えめ、利確幅、損切幅は大きめでトレードしたいです。
米CPI、ECB政策金利も要注意ですよ。
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相場狙い処
チャート型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。MAは21EMAを使用しています。
<今週のドル円>
週足:↓ 日足:↓ 4時間足:↓
先週1時間足チャート型:下降基調
先週は週明けに4時間足の戻り上昇の継続となりましたが、注目ラインとしていた147.33円を超えることはありませんでした。
押しは押し目とならず、日足MAでレジスタンスされる形となり、
1時間足MA、4時間足MAを下抜けると、売り勢力はますます強くなり、8/5の安値141.68円近くまで下げた後、少しだけ戻しています。
まさしく先週の記事で書いていた日足での売り再開でした。
今週は
買い:1時間足ライン144.25円をしっかり上抜けてのN字上昇(リスク高いためスキャルピングのみ)
売り:1時間足ライン144.25円のレジスタンス確認後、1時間足MA下抜けN字下降
売り:日足ライン141.68円をしっかり下抜けてのN字下降
売り:4時間足ライン147.33円のレジスタンス確認後、4時間足MA、1時間足MA下抜けN字下降
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:149.42円
注目水平ライン:147.20円、144.25円、141.68円
となります。
<今週のユーロ円>
週足:↓ 日足:↓ 4時間足:↓
先週1時間足チャート型:下降基調
先週は4時間足MAを上抜けてきましたが、4時間足ライン162.89円でレジスタンスされ、1時間足MAを下抜けると大した戻りもなく、ズルズルと下げていきました。
日足で強い下目線の中、日足の波が下げ始めると、1時間足でも対して戻らない下げにつながるわかりやすい事例だったと思います。
日足で意識される157.65円にかかってきました。
利下げが予想されているECBの政策金利発表もあり、今週は少し難しい動きになる可能性もありそうです。
今週は
買い:1時間足ライン159.78円をしっかり上抜けN字上昇(リスク高いためスキャルピングのみ)
売り:1時間足ライン159.78円のレジスタンス確認後、1時間足MA、4時間足MAを下抜けN字下降
売り:日足ライン157.65円をしっかり下抜けN字下降
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:164.00円
注目水平ライン:162.89円、161.30円、159.78円、157.65円
となります。
<今週のポンド円>
週足:→ 日足:↓ 4時間足:↓
先週1時間足チャート型:下降基調
先週は4時間足で意識されていた192.00円を上抜けて、一時は193円台前半まで伸びましたが、その後は急転直下の下落となりました。
5分足、15分足では時々見られる動きですが、4時間足でも起こります。
短期足しか見ていないとわかりにくいですが、今、どの時間足の波が強いのかを確認するために、幅広く時間足チャートを見るのは環境認識として必要なことですね。
今週は
買い:1時間足ライン189.77円をしっかり上抜けN字上昇(リスク高いためスキャルピングのみ)
売り:1時間足ライン186.50円をしっかり下抜けN字下降
売り:1時間足ライン189.77円のレジスタンス確認後、1時間足MA、4時間足MAを下抜けてのN字下降
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:193.50円
注目水平ライン:192.00円、189.77円、186.50円、182.98円
となります。
<今週の豪ドル円>
週足:↓ 日足:↓ 4時間足:↓
先週1時間足チャート型:下降基調
先週は4時間足で意識されていた98.95円を一時的に上抜けて100円に届きそうな勢いがでましたが、その後は猛烈な売りに押されて、終わってみれば95円を割り込む結果となりました。
日足の波の威力を見せつけられましたね。
98.95円上抜けは日足レベルでの上抜け試しの失敗です。
試しの失敗は反対側の確認に行きやすいですが、日足の反対側となると実体でも93円台なので今回のような急落になったように思います。
ということは、もう少し下落となる可能性もありそうです。
今週は
買い:4時間足ライン97.64円をしっかり上抜けN字上昇(リスク高いためスキャルピングのみ)
売り:1時間足ライン94.75円をしっかり下抜けN字下降
売り:1時間足ライン97.00円でのレジスタンス確認後、4時間足MA下抜けN字下降
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:99.85円
注目水平ライン:97.64円、97.00円、94.75円
となります。
<今週のユーロドル>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:→
先週1時間足チャート型:上昇押し
先週は日足MAにサポートされての上昇となりましたが、米雇用統計結果で一転して金曜は長い上ヒゲの日足陰線となっています。
週足、日足は上昇トレンドですが、週足チャートが上昇チャネルを形成しているすると、もう少し深く下押しする可能性もあると感じます。
今週は、
買い:1時間足ライン1.1025ドルMAでのサポート確認後、安値切り上げで、1時間足MA、4時間足MA上抜けN字上昇
売り:1時間足ライン1.1025ドルをしっかり下抜けN字下降(リスク高いためスキャルピングのみ)
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:1.0902ドル
注目水平ライン:1.1200ドル、1.1025ドル、1.0950ドル
となります。
今週の経済指標とイベント
今週で注目すべきもの(★)、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、
9/9
08:50 (日) 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)★
23:00 (米) 7月 卸売売上高
9/10
15:00 (独) 8月 消費者物価指数(CPI、改定値)
15:00 (英) 8月 失業率
9/11
15:00 (英) 7月 月次国内総生産(GDP)★
20:00 (米) MBA住宅ローン申請指数
21:30 (米) 8月 消費者物価指数(CPI/コア指数)★
9/12
21:15 (欧) 欧州中央銀行(ECB)政策金利 ★★
21:30 (米) 8月 卸売物価指数(PPI/コア指数)
21:30 (米) 新規失業保険申請件数
21:30 (米) 失業保険継続受給者数
21:45 (欧) ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁定例記者会見 ★
9/13
18:00 (欧) 7月 鉱工業生産
21:30 (米) 8月 輸入物価指数
21:30 (米) 8月 輸出物価指数
23:00 (米) 9月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
今週はイベント、指標は少なめですが、水曜の米CPIと木曜のECB政策金利は大注目です。
ECB金利は利下げが想定されており、今後の見通しなどラガルドECB総裁の記者会見も含めて注意が必要です。
<シカゴIMMポジション情報>
CFTC(全米先物取引委員会)集計によるシカゴIMM通貨先物 投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。
ポンドはドルに対して強い買い越しが続いています。
全体的にドルの売り越し傾向です。
円/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
8月13日 | 87,101 | 63,997 | 23,104 |
8月20日 | 88,761 | 65,176 | 23,585 |
8月27日 | 84,305 | 58,437 | 25,868 |
9月3日 | 91,791 | 50,675 | 41,116 |
ユーロ/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
8月13日 | 182,212 | 155,229 | 26,983 |
8月20日 | 194,350 | 138,333 | 56,017 |
8月27日 | 218,381 | 125,543 | 92,838 |
9月3日 | 215,969 | 115,951 | 100,018 |
ポンド/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
8月13日 | 102,603 | 54,791 | 47,812 |
8月20日 | 125,634 | 58,123 | 67,511 |
8月27日 | 152,163 | 62,232 | 89,931 |
9月3日 | 160,773 | 52,695 | 108,078 |
豪ドル/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
8月13日 | 65,028 | 107,644 | -42,616 |
8月20日 | 70,554 | 109,439 | -38,885 |
8月27日 | 81,486 | 100,645 | -19,159 |
9月3日 | 87,118 | 94,982 | -7,864 |
(下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れて下の方AUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです)