梯子外しの急落に警戒です。
日銀の金融政策維持で円安は大きく進み、クライマックスの様子です。
先週足は、ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロドルがすべて陽線でした。
先週は、日銀の金融政策維持を受けて、金曜日はドル円で約2.7円上昇という異常に思えるほどの円安が進みました。
150円前後で大量にドル買い円売りを仕込んだ投機筋が、日銀が動けないと見て一気に仕掛けたように感じました。
一般トレーダーが高値を追いかけても勝つことは難しいのです。
先週も発生したような瞬間的な急落があると振るい落とされやすいですね。
押したところで丁寧に拾っていくしかないように思います。
目先では日銀が動かない限り、週足メジャードムーブが意識されそうな160円前後までは上昇する可能性が高いのではないかと思います。
しかし基本的に相場は予測できないので、優位性のあるところのみ、確率で勝っていきましょう。
投機筋が円を売りまくっているのでクロス円も激しい上昇ですが、上ったところで急な梯子外しには警戒が必要です。
変動が大きいので、少し落ち着くまで様子を見るか、エントリーの場合は、ロットは控えめにいきましょう。
来週は帰省のため、【今週のFX狙い目】ブログ更新をお休みします。
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相場狙い目
チャート型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。MAは21EMAを使用しています。
<今週のドル円>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:↑
先週1時間足チャート型:まだ上昇
4時間足以上でクライマックスの動きです。
梯子外しの急落など大きな変動には注意が必要です。
ロットは小さめで損切は近めに置いた方が無難に思います。
今週は
買い:4時間足MAまたは1時間足MAまで押しが発生後、安値切り上げ、2レッグN字上昇
売り:狙い目無し(中東情勢による急激なリスクオフ、大規模為替介入があればチャンスもあるが、現状で想定できません。)
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:150.80円
注目水平ライン:160.0円、155.39円、154.75円、153.30円、151.92円
となります。
<今週のユーロ円>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:↑
先週1時間足チャート型:まだ上昇
先週は、週足高値を更新すると急上昇となり、日銀イベントの影響もあり、169円台まで伸びてきました。
クライマックスに感じられますが、売り狙いは相当に難しく、ギャンブル要素が高いです。
今週は
買い:4時間足MAまたは1時間足MAまで押しが発生後、安値切り上げ、2レッグN字上昇
売り:狙い目無し(中東情勢による急激なリスクオフ、大規模為替介入があればチャンスもあるが、現状で想定できません。)
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:163.00円
注目水平ライン:170.00円、167.00円、165.15円
となります。
<今週のポンド円>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:↑
先週1時間足チャート型:まだ上昇
先週は、ユーロ円同様に、週足高値を更新すると急上昇となり、日銀イベントの影響もあり、197円台後半まで伸びてきました。
月足でも2015年6月の上ヒゲ高値を上抜けています。
4月の月足が197円を超えての確定になると200円突破が見えてきそうです。
今週は
買い:4時間足MAまたは1時間足MAまで押しが発生後、安値切り上げ、2レッグN字上昇
売り:狙い目無し(中東情勢による急激なリスクオフ、大規模為替介入があればチャンスもあるが、現状で想定できません。)
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:190.36円
注目水平ライン:200.00円、194.50円、193.25円、192.75円
となります。
<今週の豪ドル円>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:↑
先週1時間足チャート型:まだ上昇
先週は、週足高値を更新すると急上昇となり、日銀イベントの影響もあり、103円台半ばまで伸びてきました。
2013年4月の月足高値105.4円に迫ってきました。
上昇勢いは強烈ですが、クライマックスに見えるため、梯子外しの急落には警戒が必要です。
今週は
買い:4時間足MAまたは1時間足MAまで押しが発生後、安値切り上げ、2レッグN字上昇
売り:狙い目無し(中東情勢による急激なリスクオフ、大規模為替介入があればチャンスもあるが、現状で想定できません。)
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:99.00円
注目水平ライン:105.40円、101.63円、100.60円
となります。
<今週のユーロドル>
週足:→ 日足:↓ 4時間足:→
先週1時間足チャート型:上昇もみ合い
先週は、4時間足MAのサポートで上昇しましたが、日足MAはしっかりと上抜けることができず、上ヒゲで押し込まれた感じです。
1時間足で安値切り上げからの再上昇が再び日足MA上抜けにトライする展開を待ちたい感じです。
今週は、先週と狙い目が変わりません。
買い:日足ライン1.070ドル、4時間足MAをしっかり上抜けN字上昇(リスク高めのためスキャルピングのみ。戻り売り警戒。)
売り:1時間足ライン1.0613ドルをしっかり下抜けN字下降
を狙ってみたいと思います。
日足で目線が切り替わるポイント:1.0838ドル
注目水平ライン:1.0767ドル、1.0726ドル、1.0700ドル、1.0613ドル
となります。
今週の経済指標とイベント
今週で注目すべきもの(★)、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、
4/29
18:00 (欧)消費者信頼感(確定値)4月
18:00 (欧)経済信頼感 4月
21:00 (独)消費者物価指数(CPI、速報値)4月 ★
4/30
16:55 (独)失業率 4月
17:00 (独)国内総生産(GDP、速報値)1-3月期 ★
17:30 (英)消費者信用残高 3月
17:30 (英)マネーサプライM4 3月
18:00 (欧)消費者物価指数(HICP/コア指数、速報値)4月 ★
18:00 (欧)四半期域内総生産(GDP、速報値)1-3月期 ★
19:00 (日)外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
21:30 (加)月次国内総生産(GDP)2月
21:30 (米)四半期雇用コスト指数 1-3月期
22:00 (米)住宅価格指数 2月
22:00 (米)ケース・シラー米住宅価格指数 2月
22:45 (米)シカゴ購買部協会景気指数 4月
23:00 (米)消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)4月
5/1
ドイツ休場(レイバー・デー)
17:30 (英)製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)4月
20:00 (米)MBA住宅ローン申請指数
21:15 (米)ADP雇用統計 4月 ★
22:45 (米)製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)4月
23:00 (米)ISM製造業景況指数 4月 ★
23:00 (米)建設支出 3月
23:00 (米)雇用動態調査(JOLTS)求人件数 3月 ★
27:00 (米)米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後政策金利発表 ★★
27:30 (米)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長定例記者会見 ★
5/2
08:50 (日)日銀・金融政策決定会合議事要旨 ★
16:55 (独)製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)4月
17:00 (欧)製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)4月
20:30 (米)チャレンジャー人員削減数 4月
21:30 (米)四半期非農業部門労働生産性・速報値 1-3月期
21:30 (米)四半期単位労働コスト・速報値 1-3月期
21:30 (米)新規失業保険申請件数
21:30 (米)失業保険継続受給者数
23:00 (米)製造業新規受注 3月
5/3
17:30 (英)サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)4月
18:00 (欧)失業率 3月
21:30 (米)雇用統計 4月 ★★
22:45 (米)サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)4月
22:45 (米)総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)4月
23:00 (米)ISM非製造業景況指数 4月 ★
5/6
イギリス休場(アーリー・メイ・バンク・ホリデー)
16:55 (独)サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)4月
17:00 (欧)サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)4月
18:00 (欧)卸売物価指数(PPI)3月
5/7
13:30 (豪)豪準備銀行(RBA)政策金利発表 ★
17:30 (英)建設業購買担当者景気指数(PMI)4月
18:00 (欧)小売売上高 3月
5/8
20:00 (米)MBA住宅ローン申請指数
23:00 (米)卸売売上高 3月
5/9
20:00 (英)イングランド銀行(BOE)金利発表 ★
20:00 (英)英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨 ★
21:30 (米)新規失業保険申請件数
21:30 (米)失業保険継続受給者数
5/10
15:00 (英)四半期国内総生産(GDP、速報値)1-3月期 ★
15:00 (英)月次国内総生産(GDP)3月 ★
21:30 (加)失業率 4月 ★
23:00 (米)ミシガン大学消費者態度指数・速報値 5月
今週は金曜日の米雇用統計を筆頭に米労働3指標と水曜深夜のFOMCに大注目です。
来週はオーストラリア、イギリスの政策金利発表があります。
中東リスクの予定外ニュース、財務省の為替介入などにも引き続き警戒が必要です。
<シカゴIMMポジション情報>
CFTC(全米先物取引委員会)集計によるシカゴIMM通貨先物 投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。
ドルが激強です。
ユーロ、ポンドも売玉が買玉を上回りました。
1強3弱1圏外
円/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
4月2日 | 55,190 | 198,420 | -143,230 |
4月9日 | 47,275 | 209,426 | -162,151 |
4月16日 | 49,463 | 215,082 | -165,619 |
4月23日 | 42,426 | 222,345 | -179,919 |
ユーロ/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
4月2日 | 188,258 | 171,464 | 16,794 |
4月9日 | 175,419 | 142,696 | 32,723 |
4月16日 | 178,912 | 166,688 | 12,224 |
4月23日 | 167,296 | 177,285 | -9,989 |
ポンド/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
4月2日 | 98,352 | 54,938 | 43,414 |
4月9日 | 80,000 | 51,748 | 28,252 |
4月16日 | 71,800 | 63,181 | 8,619 |
4月23日 | 48,459 | 74,692 | -26,233 |
豪ドル/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
4月2日 | 34,557 | 137,242 | -102,685 |
4月9日 | 30,556 | 122,897 | -92,341 |
4月16日 | 42,365 | 143,448 | -101,083 |
4月23日 | 43,429 | 139,668 | -96,239 |
(下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れて下の方AUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです)