こんにちは。喜平です。
先週足はドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円が陽線、ユーロドルが陰線でした。
先週は、ドル円でアメリカ労働雇用統計の結果を受けた上昇の流れが継続しましたが、クロス円は上昇の流れになるも、高値を切り下げており、大きなもみ合いとなりました。
今週は、先週のレンジをどちらにブレイクしてくるのか、またはもう少しもみ合いが継続するのかを見極めて、エントリー方向を判断したいと思います。
4時間足以上の判断は難しいため、アメリカCPI、ECB政策金利の結果に警戒しつつ、短期足中心にトレー度を行いたいと思います。
ドル円が強く伸びてきた場合は、日銀の介入にも警戒が必要です。
相場見通し
チャートの型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。MAは21EMAを使用しています。
<今週のドル円>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:↑
1時間足チャート型:上昇もみ合い
先週は、先々週の雇用統計結果による上昇スパイク後のもみ合いから上抜けとなりました。
その勢いは止まらず、注目水平ラインを上抜けると1時間足MAのサポートを受けて、一気に147.75円付近まで伸ばしました。
その後は一時、146円半ばまで押す場面もありましたが、147.75円付近まで戻しています。
今週は、日足で見るともう少し上値余地がありますが、エリオット波動第5波の終盤にかかっていると思われること、日銀の介入牽制もあり、売り買いが交錯するもみ合いの難しい展開になる可能性があるともいます。
注目水平ライン146.43円~147.75円のレンジを想定しますが、目線は買いですので、4時間足MAのサポートを確認した買い狙ってみたいと思います。
日足高値をしっかりと更新してきた場合は、147.75円付近のサポートを確認してのN字上昇狙いとなります。
売りは日足目線ライン145.00円をしっかり下抜けてこない限りリスクが高いと考えます。
日足の目線を分けるラインは145.00円、注目水平ラインは147.75円、146.39円です。
4時間足目線:買い
15分足目線:買い
<今週のユーロ円>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:→
1時間足チャート型:大きなもみ合い
先週は、先々週の急落から反転上昇の動きとなり、1時間足MA強く上抜けてきましたが、注目水平ライン158.00円、4時間足MAをは上抜けても158.50円がレジスタンスとなり、もみ合いとなりました。
その後、一旦、もみ合いレンジを下抜けたものの、4時間足ダブルボトムからの上昇となり、158円台を回復しています。
今週は、レジスタンスとして効いていた158.50円をしっかり上抜けてきたらN字形成を待って、買いで159.70円までの動きを狙ってみたいと思います。
少しだけ上抜けてレンジ内に引き戻される上抜け失敗の場合、157.00円付近の安値を再確認しにいく可能性には注意が必要です。
157.00~158.50円のレンジが継続する場合、1時間足のトレンドを確認して5分足、15分足で短期の流れについていきたいと思います。
日足の目線を分けるラインは156.86円、注目水平ラインは、158.50円、158.00円です。
4時間足目線:双方向
15分足目線:双方向
<今週のポンド円>
週足:↑ 日足:→ 4時間足:→
1時間足チャート型:大きなもみ合い
先週は、ユーロ円同様、先々週の急落から反転上昇の動きとなり、1時間足MAを強く上抜けました。
荒れた動きでしたが、先週想定した4時間足三角持ち合い上限付近まで達し、その後は、再び急落となって4時間足安値をヒゲで更新しています。
今週は、4時間足の動きをもう少し見極めてから狙う方向を判断したいと思います。
4時間足では高値を切り下げ、注目水平ライン183.35円を下ヒゲで抜けているものの、日足では明確に上昇トレンドが継続しています。
注目水平ライン184.53円をしっかりと上抜けてきた場合、直近4時間足の下降トレンドラインの位置に警戒しつつ、買いエントリーポイントを見極めたいと思います。
183.35円をしっかりと下抜けてローソク足実体で4時間足安値を更新した場合は、4時間足MAのレジスタンスを確認して、売りを狙います。
日足の目線を分けるラインは182.30円、注目水平ラインは184.53円、183.35円です。
4時間足目線:双方向
15分足目線:双方向
<今週の豪ドル円>
週足:→ 日足:→ 4時間足:→
1時間足チャート型:大きなもみ合い
先週は、先々週の急落から戻りとなるも、4時間足MAをローソク足実体で上抜けることはできず、戻り売りとなりました。
しかし売り勢力はそれほど強くなく、4時間足ダブルボトムの形成から、4時間足MAをしっかりと上抜けてきています。
日足で見ると直近の下降トレンドラインをブレイクした位置でもみ合っており、4時間足上昇チャネルが形成されると日足の上昇波につながる可能性があると思います。
注目水平ライン94.93円を4時間足実体で上抜けてきた場合、N字形成を確認して買いエントリーポイントを見極めたいと思います。
売りは4時間足ダブルボトムラインとなる注目水平ライン93.57円をしっかり下抜けるまではリスクが高いと考えます。
日足の目線を分けるラインは94.00円、注目水平ラインは94.93円、93.57円です。
4時間足目線:双方向
15分足目線:双方向
<今週のユーロドル>
週足:→ 日足:↓ 4時間足:↓
1時間足チャート型:下降もみ合い
先週は、4時間足直近安値を更新して、週足上昇チャネルの下限付近まで下げてのもみ合いとなりました。
直近週足の高値の起点となった注目水平ライン1.631ドルを明確に下抜けると週足として目線が切り替わったとは考えられますので、戻りが弱ければ、N字下降を確認して売りエントリーポイントを見極めたいと思います。
買いは日足MAを強く上抜けるまではエントリーを考えにくいですね。
日足の目線を分けるラインは1.0932ドル、注目水平ラインは1.074ドル、1.0631ドルです。
4時間足目線:売り
15分足目線:売り
今週の経済指標とイベント
今週で注目すべきもの(★)、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、
9/11
特になし
9/12
15:00 (英)失業率 8月 ★
18:00 (独)ZEW景況感調査 9月
18:00 (欧)ZEW景況感調査9月
9/13
15:00 (英)月次国内総生産(GDP)7月 ★
18:00 (欧)鉱工業生産 7月
20:00 (米)MBA住宅ローン申請指数
21:30 (米)消費者物価指数(CPI/コア指数)8月 ★
9/14
10:30 (豪)失業率 8月 ★
21:15 (欧)欧州中央銀行(ECB)政策金利 ★★
21:30 (加)卸売売上高 7月
21:30 (米)小売売上高 8月 ★
21:30 (米)卸売物価指数(PPI/コア指数)8月
21:30 (米)新規失業保険申請件数
21:30 (米)失業保険継続受給者数
21:45 (欧)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁定例記者会見 ★
23:00 (米)企業在庫 7月
9/15
18:00 (欧)貿易収支(季調前・季調済)7月
21:30 (米)ニューヨーク連銀製造業景気指数 9月
21:30 (米)輸入物価指数 8月
21:30 (米)輸出物価指数 8月
22:15 (米)鉱工業生産 8月
22:15 (米)設備稼働率 8月
23:00 (米)ミシガン大学消費者態度指数・速報値 9月
今週はアメリカCPI、欧州政策金利に注目です。
<シカゴIMMポジション情報>
CFTC(全米先物取引委員会)集計によるシカゴIMM通貨先物 投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。
先週も豪ドルは売り越し拡大が続いています。
円/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
8月15日 | 34,789 | 115,750 | -80,961 |
8月22日 | 28,680 | 124,003 | -95,323 |
8月29日 | 24,790 | 123,263 | -98,473 |
9月5日 | 37,014 | 134,150 | -97,136 |
ユーロ/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
8月15日 | 232,466 | 72,603 | 159,863 |
8月22日 | 239,391 | 80,631 | 158,760 |
8月29日 | 230,542 | 83,863 | 146,679 |
9月5日 | 235,732 | 99,501 | 136,231 |
ポンド/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
8月15日 | 90,541 | 39,553 | 50,988 |
8月22日 | 98,061 | 38,954 | 59,107 |
8月29日 | 97,143 | 48,742 | 48,401 |
9月5日 | 92,645 | 46,261 | 46,384 |
豪ドル/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
8月15日 | 68,623 | 122,020 | -53,397 |
8月22日 | 72,034 | 135,820 | -63,786 |
8月29日 | 61,376 | 131,561 | -70,185 |
9月5日 | 54,032 | 137,569 | -83,537 |
元データはこちら
(下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れて下の方AUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです)