こんにちは。喜平です。
先週はFOMC、ECB、BOEの政策金利、アメリカ雇用統計と大きなイベントが、指標発表が続き、大きな波となりましたね。FOMC前はレンジの見極めで取り組みやすかったですが、FOMC後は波が大きく、リスクの大きな相場となりました。
先週足はドル円、ユーロ円が陽線、ポンド円、豪ドル円、ユーロドルが陰線でした。
アメリカ経済の強さが確認されたことで、ドル円は反転上昇のトレンド転換となるかに注目です。
クロス円は目先の動きがまちまちですが、ドル円が上に行くなら、同調の動きが見られるように思います。
相場見通し
チャートの型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。
<今週のドル円>
週足:↓ 日足:→ 4時間足:→
1時間足チャート型:しっかり上昇
先週は、予想通り、FOMCまではもみ合いとなりました。
FOMC後はドル売りが強くなりましたが、日足安値を更新することはなく、週末の強い雇用統計の結果を受けて、大陽線で日足目線ライン130.57円上抜けてきています。
2022年10月より続いた日足下降トレンドラインのブレイク、日足安値の切り上げ、日足目線ラインの上抜けで、今週以降はトレンド転換になる可能性が出てきました。
4時間足の強い上昇で一旦押す可能性もあると思いますが、注目水平ライン131.37円をしっかり上抜けて、サポレジ転換が確認されれば、買いエントリーポイントを見極めたいと思います。
再度、日足目線ライン130.57円を下抜けてレジスタンスが形成された場合は、もう少しもみ合いが継続となるかもしれません。
日足の目線を分けるラインは130.57円、注目水平ラインは131.37円です。
4時間足目線:買い
15分足目線:買い
<今週のユーロ円>
週足:→ 日足:→ 4時間足:→
1時間足チャート型:逆三角持ち合い発散
先週は、ECB政策金利発表まではもみ合いレンジが続き、政策金利発表でレンジ下抜けとなりました。
金曜日のアメリカ雇用統計が好調な結果を受けて急上昇となり、今度は、先週前半レンジの上限をブレイクするという逆三角持ち合い発散の珍しい形となっています。
日足目線としては売りですが、アメリカ雇用統計での上昇も強かったのでまだ次のトレンド感はつかめない感じです。
次の4時間足高値、安値が切り上がるのか、切り下がるのかの確認を待ちたいところです。
ということで今週は先週レンジを意識したレンジ相場と捉えて、レンジ上限からの高値切り下げで売りエントリー、レンジ下限から安値切り上げで買いエントリーを想定します。
特に上の方はまだレンジブレイクしてくるする可能性もありますので、逆指値はしっかり見極めて設定したいと思います。
日足の目を分けるラインは142.52円、注目水平ラインは139.98円です。
4時間足目線:売り
15分足目線:双方向
<今週のポンド円>
週足:→ 日足:→ 4時間足:↓
1時間足チャート型:下降戻り
先週は、FOMC以前にもみ合いレンジ下抜けとなり、予想通りBOE政策金利でさらに急落、アメリカ雇用統計で反発上昇するも4時間足MAでレジスタンスされました。
156~158円は週足で意識される水平ラインでサポートされやすく、また日足で見ると安値が切り上がっていることもあり、先週の下降トレンドが継続するとは考えにくい相場です。
1時間足以下では戻り売り狙いといきたいところですが、リスクが大きいかもしれません。
4時間足MAを上抜け、先週金曜日の高値を勢いよくブレイクするような場面があれば、再度日足目線ライン161.54円を目指す展開を想定したいと思います。
流れをつかみにくい相場のため、様子見でもいいかなという感じです。
日足の目線を分けるラインは161.54円、注目水平ラインは158.74円です。
4時間足目線:売り
15分足目線:双方向
<今週の豪ドル円>
週足:→ 日足:→ 4時間足:↓
1時間足チャート型:弱含み
先週は、4時間足高値を連続的に切り下げる形となり、ユーロ、ポンドが予想通りの政策金利で下げるに合わせる形で下降相場となっています。
アメリカ雇用統計では急上昇するも4時間足MAのレジスタンスでで急落となり、4時間足では長い上ヒゲが確認できます。
4時間足で見ると上昇トレンドライン、上昇チャネルラインがあり、1時間足の下降トレンドはもう少し継続する可能性はあるものの、注目水平ライン90.38円、89.85円あたりのサポートで再上昇の可能性がありそうです。
4時間足MAを上抜けてきたら短期足で上昇の流れを狙えるか見極めたいと思います。
2/7は豪準備銀行(RBA)の政策金利発表があるので要注意です。
日足の目線を分けるラインは92.13円、注目水平ラインは90.38円、89.85円です。
4時間足目線:売り
15分足目線:双方向
<今週のユーロドル>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:↓
1時間足チャート型:しっかり下降
先週は、FOMC後に急上昇で、一時1.10ドル台まで回復しましたが、ECB政策金利、アメリカ雇用統計で急落となり、直近の4時間足安値を下抜けました。
週足で長い上ヒゲ陰線となったことで、日足レベルでの調整下降になる可能性があると思います。
4時間足でどの水平ラインがサポートとして効くのかに注目したいと思います。
サポートからの戻り上昇で安値切り上げとなれば、4時間足MA上抜けで買いエントリーポイントの見極めたいと思います。
4時間足安値を更新してくるようであれば、日足目線ライン1.070ドル付近までの売りエントリーができるかどうかの判断が必要になりますが、少しリスクは高くなりそうです。
日足の目線を分けるラインは1.070ドル、注目水平ラインは1.0935ドル、1.080ドルです。
4時間足目線:買い
15分足目線:双方向
今週の経済指標とイベント
今週注目すべきもの(★)、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、
2/6
18:30 (英)建設業購買担当者景気指数(PMI)1月
19:00 (欧)小売売上高 12月
2/7
12:30 (豪)豪準備銀行(RBA)政策金利発表 ★
22:30 (米)貿易収支 12月
26:00 (米)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長 発言 ★
2/8
21:00 (米)MBA住宅ローン申請指数
24:00 (米)卸売売上高 12月
2/9
18:45 (英)ベイリー英中銀(BOE)総裁 発言 ★
22:30 (米)新規失業保険申請件数
22:30 (米)失業保険継続受給者数
2/10
10:30 (中)消費者物価指数(CPI)1月
16:00 (英)四半期国内総生産(GDP、速報値)10-12月期 ★
16:00 (英)月次国内総生産(GDP)12月 ★
16:00 (英)鉱工業生産 12月
16:00 (英)製造業生産指数 12月
16:00 (英)商品貿易収支 12月
16:00 (英)貿易収支 12月
22:30 (加)失業率 1月
24:00 (米)ミシガン大学消費者態度指数・速報値 2月
です。
重要イベント、指標は少ないですが、相場に影響する予定外の要人発言、ニュースはありえますので安心は禁物です。
<シカゴIMMポジション情報>
CFTC(全米先物取引委員会)集計によるシカゴIMM通貨先物 投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。
2/5時点で1/31の情報が発表されていません。確認でき次第更新します。
円/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
1月3日 | 25,377 | 72,241 | -46,864 |
1月10日 | 26,395 | 61,772 | -35,377 |
1月17日 | 29,458 | 52,419 | -22,961 |
1月24日 | 27,620 | 49,255 | -21,635 |
ユーロ/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
1月3日 | 222,543 | 92,628 | 129,915 |
1月10日 | 238,623 | 103,641 | 134,982 |
1月17日 | 228,279 | 101,295 | 126,984 |
1月24日 | 237,743 | 103,394 | 134,349 |
ポンド/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
1月3日 | 43,625 | 63,926 | -20,301 |
1月10日 | 36,007 | 65,463 | -29,456 |
1月17日 | 41,469 | 66,166 | -24,697 |
1月24日 | 34,756 | 58,690 | -23,934 |
豪ドル/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
1月3日 | 35,208 | 71,475 | -36,267 |
1月10日 | 30,210 | 63,900 | -33,690 |
1月17日 | 28,593 | 62,213 | -33,620 |
1月24日 | 29,466 | 62,637 | -33,171 |
元データはこちら
(下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れてAUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです)
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