【今週の相場見通し】FOMC結果待ちでもみ合いレンジ収束、次のトレンドの方向感待ち

こんにちは。喜平です。

先週はドル円、クロス円週足の大きな下降トレンドが下げ止りで大きなもみ合いとなりました。上に抜ける試しはあったように思いますが、今週のFOMCが意識されて様子見の展開になっています。

先週足はドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロドルがすべて2週連続陽線でした。

FOMCでは0.25ポイントの利上げが予想されていますが、予想通りであっても声明で今後の利上げ停止に言及された場合、ドル売り圧力が高まる可能性がありそうです。

今週は、FOMCだけでなく、ポンド、ユーロの政策金利、アメリカ雇用統計もあり、緊張感の高い相場になりそうな予感です。

短期足で刻んで攻めて、大きなイベント、指標ではノーポジションで様子見の予定です。

相場見通し

チャートの型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。

＜今週のドル円＞

週足：↓　日足：↓　4時間足：→

1時間足チャート型：大きなもみ合い

先週は、1時間足でやや大きく振れることもありましたが、4時間足レンジ内もみ合いの動きでした。

波の振れ幅は少し小さくなってきている感じですね。

今週のFOMCが次の大きな流れのきっかけになるのでは想定しています。

重要指標が多めですが、FOMCまではもみ合いレンジで130円を中心とした動きになる可能性が高いと思います。

4時間足レンジ内1時間足で反転の動きを確認して高値の切り下げからN字下降、安値切り上げからN字上昇をとらえるタイミングがあえば、エントリーしてみようと思います。

FOMC後は次の流れを確認してから、乗るタイミングを見極めたいと思います。

日足の目線を分けるラインは130.57円、注目水平ラインは129.50円です。

4時間足目線：売り

15分足目線：双方向

＜今週のユーロ円＞

週足：→　日足：→　4時間足：→

1時間足チャート型：大きなもみ合い

先週は、4時間足上昇の勢いも衰えて、4時間足MAも少し割り込んでやや弱含んでいます。

ユーロドルも4時間足もみ合いですが、今週のFOMCでドルが売られる流れになれば、ユーロドルが上がり、ユーロ円も目先上昇の流れになる可能性があると感じます。

FOMCまでは緩やかな下降で1時間足加工トレンドラインからの下げ狙い、または141円前後のもみ合い継続となれば、レンジ上限からのN字下降を狙っていきたいです。

FOMC後は、流れをしっかりと見極めてからトレードしたいですね。

もちろん2/2のECB政策金利にも注意が必要です。

日足の目を分けるラインは142.52円、注目水平ラインは140.71円、137.40円です。

4時間足目線：売り

15分足目線：双方向

＜今週のポンド円＞

週足：→　日足：→　4時間足：→

1時間足チャート型：大きなもみ合い

先週は、このところのレジスタンスとして効いている日足目線ライン161.54円をしっかりと上抜けることができていませんが、4時間足安値は着実に切り上げてきています。

FOMCまでは様子見相場となる可能性が高いため、注目水平ライン160.00円～161.54円のレンジ内の動きを想定したいと思います。

FOMC後は、2/2のBOE政策金利も含めて次の方向性確認が必要です。

日足の目線を分けるラインは161.54円、注目水平ラインは160.00円です。

4時間足目線：売り

15分足目線：双方向

＜今週の豪ドル円＞

週足：→　日足：→　4時間足：↑

1時間足チャート型：上昇もみ合い

先週は、日足目線ライン92.13円をしっかりと超えてきましたが、ここまで急ピッチで上げたことと、他のクロス円が重いということもあり、もみ合いとなっています。

今週は、91.0円をはさんだ売り買いの攻防になると想定します。

他の通貨同様にFOMCまではレンジ相場としての取り組み、FOMC後は、新たなトレンドができると想定して、方向感を見極めたうえで、次の戦略を練りたいと思います。

日足の目線を分けるラインは92.13円、注目水平ラインは92.75円、91.89円です。

4時間足目線：買い

15分足目線：双方向

＜今週のユーロドル＞

週足：↑　日足：↑　4時間足：→

1時間足チャート型：もみ合い

先週は、引き続き4時間足もみ合いレンジでMA前後での攻防が続いていますが、日足上昇勢いは弱くなり、横ばいです。

FOMCまでは4時間足レンジもみ合いを想定し、レンジ下限からの上昇を狙っていきたいと思います。

他の通貨ペア同様、FOMCの後は方向感を見極めて、安値切り上げ、高値切り下げでのN字形成から動きをとらえたいですね。

日足の目線を分けるラインは1.070ドル、注目水平ラインは1.087ドルです。

4時間足目線：買い

15分足目線：双方向

今週の経済指標とイベント

今週注目すべきもの（★）、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、

1/30
18:00 (独)国内総生産（GDP、速報値、季調前）10-12月期 ★
19:00 (欧)経済信頼感 1月
19:00 (欧)消費者信頼感（確定値）1月

1/31
17:55 (独)失業率 1月
18:30 (英)消費者信用残高 12月
18:30 (英)マネーサプライM4 12月
19:00 (日)外国為替平衡操作の実施状況（介入実績）
19:00 (欧)四半期域内総生産（GDP、速報値）10-12月期 ★
22:00 (独)消費者物価指数（CPI、速報値）1月 ★
22:30 (米)四半期雇用コスト指数 10-12月期 ★
22:30 (加)月次国内総生産（GDP）11月 ★
23:00 (米)住宅価格指数 11月
23:00 (米)ケース・シラー米住宅価格指数 11月
23:45 (米)シカゴ購買部協会景気指数 1月
24:00 (米)消費者信頼感指数（コンファレンス・ボード）1月

2/1
17:55 (独)製造業購買担当者景気指数（PMI、改定値）1月
18:00 (欧)製造業購買担当者景気指数（PMI、改定値）1月
18:30 (英)製造業購買担当者景気指数（PMI、改定値）1月
19:00 (欧)消費者物価指数（HICP、速報値）1月 ★
19:00 (欧)失業率 12月
21:00 (米)MBA住宅ローン申請指数
22:15 (米)ADP雇用統計 1月 ★
23:45 (米)製造業購買担当者景気指数（PMI、改定値）1月
24:00 (米)ISM製造業景況指数 1月 ★
24:00 (米)建設支出 12月
28:00 (米)米連邦公開市場委員会（FOMC）終了後政策金利発表 ★★
28:30 (米)パウエル米連邦準備理事会（FRB）議長　定例記者会見 ★★

2/2
21:00 (英)イングランド銀行（BOE）金利発表 ★★
21:00 (英)英中銀金融政策委員会（MPC）議事要旨 ★
21:30 (米)チャレンジャー人員削減数 1月
22:15 (欧)欧州中央銀行（ECB）政策金利 ★★
22:30 (米)四半期非農業部門労働生産性・速報値 10-12月期
22:30 (米)四半期単位労働コスト・速報値 10-12月期
22:30 (米)新規失業保険申請件数
22:30 (米)失業保険継続受給者数
22:45 (欧)ラガルド欧州中央銀行（ECB）総裁　定例記者会見 ★
24:00 (米)製造業新規受注 12月

2/3
17:55 (独)サービス部門購買担当者景気指数（PMI、改定値）1月
18:00 (欧)サービス部門購買担当者景気指数（PMI、改定値）1月
18:30 (英)サービス部門購買担当者景気指数（PMI、改定値）1月
19:00 (欧)卸売物価指数（PPI）12月
22:30 (米)雇用統計 1月 ★★
23:45 (米)サービス部門購買担当者景気指数（PMI、改定値）1月
23:45 (米)総合購買担当者景気指数（PMI、改定値）1月
24:00 (米)ISM非製造業景況指数 1月 ★

です。

今週は重要指標、イベントが目白押しです。

特にFOMC政策金利、アメリカ雇用統計はポジションを持ち越さないのが無難です。

その他、イギリス、欧州の政策金利、ADP、ISMも要注意です。

＜シカゴIMMポジション情報＞

CFTC（全米先物取引委員会）集計によるシカゴIMM通貨先物　投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。

動きが小さくなっています。一旦、次の動きに向けて待機でしょうか。

元データはこちら
（下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れてAUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです）

CFTC Commitments of Traders Long Report - CME (Futures Only)

This is the viewable version of the most recent release of the CME long form futures only commitments report.

www.cftc.gov

投資本専門店　トレーダーズショップ
– オーディオブックも充実しています
– 送料無料 ！