こんにちは。喜平です。
先週は日銀金融政策決定会合の結果で金融政策に変化がなかったことで、ドル円、クロス円は荒れた展開となりましたが、日足下降トレンドの中、日足安値切り上げの動きも見られ、下げ止まりもみ合いの様子です。
先週足はドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロドルがすべて陽線でした。
今週は4時間足もみ合いレンジ内の動きを想定しますが、レンジブレイクの可能性も考慮しておきたいと思います。
注目水平ライン、トレンドライン、MAとの位置関係は丁寧に確認してエントリーポイントを見極めたいですね。
相場見通し
チャートの型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。
<今週のドル円>
週足:↓ 日足:↓ 4時間足:→
1時間足チャート型:大きなもみ合い
先週は、日銀金融政策決定会合の結果で新たな金融策は無く、現状維持となったことで、一時的に円売りドル買いとなったものの、日足目線ラインをしっかりと上抜けることできずに急落となりました。
その後は、再び円売りドル買いが優勢となり、予想通りの荒れた展開でした。
今後もしばらくの間、日銀と投機筋の駆け引きによる大きな波が発生しやすいのかもしれません。
今週は日足目線ライン131.27円をしっかりと上抜けて、先週の高値を更新してくるかどうかに注目したいと思います。
上抜け、先週高値更新で131.27円のサポートが確認されたら、N字上昇で買いエントリーポイントを見極めたいと思います。
注目水平ライン129.43円を中心としたもみ合いになることも考えられますが、もみ合いレンジが広いので129.43円のレジスタンス確認後の先週安値付近までの売りも想定しておきたいと思います。
日足の目線を分けるラインは131.27円、注目水平ラインは130.50円、129.43円です。
4時間足目線:売り
15分足目線:双方向
<今週のユーロ円>
週足:→ 日足:↓ 4時間足:→
1時間足チャート型:大きなもみ合い
先週は、ドル円と同様の動きとなり、日銀金融政策決定会合で現状金融政策維持となったことで大きなもみ合いが発生しています。
このような急激な相場についていこうとすると投機筋の思うツボですので、ギャンブルは避けて形の良いチャートにのみついていくのが、トータルで長く勝つためのコツではないかと思います。
まだ、大きなもみ合いの真っただ中なので、慎重にいきたいですね。注目水平ライン140.71円の少し下で小さなもみ合いとなっていますので、そのもみ合いからさらに下に抜けていく動きが確認されたら、N字下降で137円台までの下降についていきたいと思います。
現状での買いは売りよりリスクが高いと思いますが、上昇の波が確認できでれば、1時間足MAより上で15分足を使ったトレードはできそうです。
日足の目を分けるラインは142.52円、注目水平ラインは140.71円、137.40円です。
4時間足目線:売り
15分足目線:双方向
<今週のポンド円>
週足:→ 日足:→ 4時間足:→
1時間足チャート型:上昇もみ合い
先週は、日銀金融政策決定会合で現状金融政策維持となったことで急上昇となり、その後はユーロ円と同様に急落したのですが、4時間足直近の短期上昇トレンドラインを割り込むことなく、再び日足目線ライン161.54円付近まで上昇となっています。
今週は日足目線ライン161.54円をしっかりと上抜けてサポートラインが固まるかどうかに注目です。
161.54円がサポートとして固まれば、164円台を目指す展開を期待したいですね。
161.54円を上抜ける来t子ができない場合は、4時間足もみ合いがもう少し継続する可能性が高くなるので、注目水平ライン159.75円の下抜けから、N字下降で156円台までの下降を狙ってみたいと思います。
日足の目線を分けるラインは161.54円、注目水平ラインは159.75円、155.30円です。
4時間足目線:売り
15分足目線:双方向
<今週の豪ドル円>
週足:↓ 日足:→ 4時間足:→
1時間足チャート型:大きなもみ合い
先週は、ユーロ円と同様の動きとなり、日銀金融政策決定会合で現状金融政策維持となったことで大きなもみ合いが発生しています。
日足直近の下降トレンドラインレジスタンスは継続していますが、日足では2回続けて安値も切り上げとなっており、そろそろ大きな下降流れが止る可能性があるかもしれません。
目先ではもう少し上昇しそうな勢いですが、再度の戻り売りでヒゲの少ないきれいな下降波になれば、88円台後半までの下降流れに乗りたいと思います。
その後、日足で安値を切り上げる動きが出たら、来週以降にトレンド転換の上昇を期待したいです。
日足の目線を分けるラインは92.13円、注目水平ラインは90.83円です。
4時間足目線:売り
15分足目線:双方向
<今週のユーロドル>
週足:↑ 日足:↑ 4時間足:↑
1時間足チャート型:もみ合い
先週は、再び4時間足もみ合いレンジでMA前後での攻防が続いています。
週足の上昇勢いは衰えていませんので、まだ伸びてくるとは思いますが、とりあえず日足MAが上がってくるのを待つような感じでしょうか。
一時的に注目水平ライン1.070ドル付近まで押してからの上昇も想定してしっかりと形をチェックしたいと思います。
買いエントリーは1.070ドル付近まで押しから4時間足MA上抜けポイントがよさそうです。
日足の目線を分けるラインは1.058ドル、注目水平ラインは1.087ドル、1.070ドルです。
4時間足目線:買い
15分足目線:買い
今週の経済指標とイベント
今週注目すべきもの(★)、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、
1/23
08:50 (日)日銀・金融政策決定会合議事要旨 ★
24:00 (米)景気先行指標総合指数 12月
24:00 (欧)消費者信頼感(速報値)1月
26:45 (欧)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁 発言 ★
1/24
17:30 (独)製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)1月
17:30 (独)サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)1月
18:00 (欧)製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)1月
18:00 (欧)サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)1月
18:30 (英)製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)1月
18:30 (英)サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)1月
23:45 (米)製造業購買担当者景気指数( PMI、速報値)1月
23:45 (米)サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)1月
23:45 (米)総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)1月
24:00 (米)リッチモンド連銀製造業指数 1月
1/25
06:45 (NZ)四半期消費者物価(CPI)10-12月期 ★
09:30 (豪)四半期消費者物価(CPI)10-12月期 ★
18:00 (独)IFO企業景況感指数 1月
21:00 (米)MBA住宅ローン申請指数
24:00 (加)カナダ銀行 政策金利 ★
1/26
(豪) 休場(建国記念日)
22:30 (米)四半期GDP個人消費・速報値 10-12月期 ★
22:30 (米)四半期コアPCE・速報値 10-12月期
22:30 (米)卸売在庫 12月
22:30 (米)耐久財受注 12月
22:30 (米)新規失業保険申請件数
22:30 (米)失業保険継続受給者数
24:00 (米)新築住宅販売件数 12月 ★
1/27
22:30 (米)個人所得 12月
22:30 (米)個人消費支出(PCE)12月 ★
24:00 (米)住宅販売保留指数 12月
24:00 (米)ミシガン大学消費者態度指数・確報値 1月
です。
<シカゴIMMポジション情報>
CFTC(全米先物取引委員会)集計によるシカゴIMM通貨先物 投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。
円の売玉が減っています。日銀の金融政策は現状維持となりましたので、しばらくは様子見でしょうか。
円/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
12月27日 | 29,685 | 67,415 | -37,730 |
1月3日 | 25,377 | 72,241 | -46,864 |
1月10日 | 26,395 | 61,772 | -35,377 |
1月17日 | 29,458 | 52,419 | -22,961 |
ユーロ/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
12月27日 | 251,887 | 105,725 | 146,162 |
1月3日 | 222,543 | 92,628 | 129,915 |
1月10日 | 238,623 | 103,641 | 134,982 |
1月17日 | 228,279 | 101,295 | 126,984 |
ポンド/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
12月27日 | 40,585 | 51,472 | -10,887 |
1月3日 | 43,625 | 63,926 | -20,301 |
1月10日 | 36,007 | 65,463 | -29,456 |
1月17日 | 41,469 | 66,166 | -24,697 |
豪ドル/ドル | 買玉 | 売玉 | 差引 |
12月27日 | 32,955 | 69,746 | -36,791 |
1月3日 | 35,208 | 71,475 | -36,267 |
1月10日 | 30,210 | 63,900 | -33,690 |
1月17日 | 28,593 | 62,213 | -33,620 |
元データはこちら
(下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れてAUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです)