8月の相場環境サマリー
ドル円: 7月末介入で157円台まで急落→月前半は155.50円からの反発狙い→月末に日足MAを上抜け160円台回復。再介入警戒の上値重さが常態化
主要テーマ:日米協調介入の余波、介入実績15.4兆円(過去最大、8/28発表)、再介入警戒、ユーロドルの日足下降トレンド上抜け、米雇用統計
通貨強弱:月初は介入で円が急騰。月半ば以降は豪ドル・ユーロ・ポンドが戻して強含み。月末はドルが再び強含み
週間予想の振り返り
第1週(8/3週)|戻り上昇狙いも再介入リスク大きい
前週足はドル円・ユーロ円・豪ドル円・ポンド円が陰線、ユーロドルが陽線。ついに来た週末の為替介入。日米協調介入観測の影響が大きく、投機筋の円売り・ドル買いも慎重に。反発は必至だが見極めは難しく、打診買いもギャンブル的相場。
ドル円:注目チャート。160.87円上抜けに注目。日足155.50円からの反発狙い。追加介入に要警戒。
ユーロ円:183.75円上抜けに注目。週足180.80円到達後の反発狙いもロット控えめ。
ポンド円:211.70円サポートに注目。介入でテクニカル判断リスク高。212.38円確認で215円上抜け狙い。
豪ドル円: 110.00円サポートに注目。日足111.14円を実体で下抜け。110円割れも想定。
ユーロドル: 1.1589ドル抵抗に注目。週足下降トレンドで週足MAレジスタンス。戻り売り待ち。
注目イベント:日銀議事録、米ADP、米雇用統計、米ISM
第2週(8/10週)|4時間足チャネル形成待ち
ドル円:戻り売り介入に警戒。160円・日足MAが買える水準の目安。上抜けからの押し目買いに限定。
ユーロ円:182.00円サポート固めに注目。先週高値182.68円上抜け待ちの押し目買い。
ポンド円:212.38円サポート固めに注目。ドル円基準の再介入リスクをウォッチ。
豪ドル円:注目チャート。111.50円上抜けに注目。CCFpで円に次いで強い豪ドル。4時間足MAサポート固まる。
ユーロドル:1.1534ドルサポートに注目。週足レンジ下限。本格買いは1.1620ドル上抜けから。
注目イベント:豪RBA政策金利、米CPI、英GDP速報値
第3週(8/17週)|休載
第4週(8/24週)|クロス円4時間足上昇波狙い
ドル円:日足MA上抜けに注目。戻り売り介入警戒で160円越えを試さず。もみ合いレンジ内の小さな波狙い。
ユーロ円:注目チャート。4時間足チャネル内押し待ち。4時間足チャネルの波がきれいで上値余地あり。
ポンド円:4時間足MAサポート確認から上昇。216円サポート確認で218円台への上昇狙い。
豪ドル円:4時間足MAサポート待ち。MAからの乖離が大きく押し待ち。前回注目チャートで利益ゲットしやすかった。
ユーロドル:1.1620ドルサポートに注目。2026年1月からの日足下降トレンドを上抜け。日足調整待ちの再上昇。
注目イベント:米GDP改定値、米PCE、ECB議事録、介入実績公表(8/28)、ウォーシュFRB議長発言
第5週(8/31週)|ドル買いvs再介入警戒の難局面
先週足はドル円・豪ドル円・ポンド円が陽線、ユーロ円・ユーロドルが陰線。日足MAでレジスタンスされていたドル円が日足MAを強く上抜けて160円台に。
豪ドル円は勢い継続で週足最天井到達。ユーロ円・ポンド円はやや勢い衰え。ドル円上昇で再介入の可能性。米雇用統計もあり難しい相場。
ドル円:日足MA上抜けに注目。8/28発表の介入実績15.4兆円(過去最大)もすでに半分戻し。160円台は危険水準の可能性、高値追い回避。
ユーロ円:日足チャートで押し待ち。186.00円上抜け狙い。ドル円急騰時は再介入警戒で様子見。
ポンド円:4時間足MAサポート確認から上昇。216.30円・215.00円サポートからの上昇狙い。
豪ドル円:4時間足MAサポート待ち。週足最天井到達。日足押しを待って再上昇。
ユーロドル:注目チャート。1.1620ドルサポートに注目。日足下降トレンド上抜けが一服の調整。買いは介入があってもプラス影響。
注目イベント:豪四半期GDP、米雇用統計、米ISM製造業、米JOLTS、独HICP
8月の通貨ペア別トレンドまとめ
ドル円
月初→月末の方向:急落→↑ 反発上昇
月間の主要レンジ:155円台~160円台
特記事項:介入で157円台→月末160円台回復。再介入警戒が常態化
外為どっとコム/ドル円 日足チャート
ユーロ円
月初→月末の方向:急落→↑ 反発
月間の主要レンジ:180.80円~186.30円
特記事項:週足下限から4時間足チャネル内上昇。月末やや勢い衰え
外為どっとコム/ユーロ円 日足チャート
ポンド円
月初→月末の方向:急落→↑ 反発
月間の主要レンジ: 211円台~218円台
特記事項:介入急落から戻し。216円台のサポート固め
外為どっとコム/ポンド円 日足チャート
豪ドル円
月初→月末の方向:急落→↑ 上昇
月間の主要レンジ: 110円台~114.90円
特記事項:月間で最も強い。月末に週足最天井到達
外為どっとコム/豪ドル円 日足チャート
ユーロドル
月初→月末の方向:↓→↑ 上昇転換
月間の主要レンジ: 1.1500ドル~1.1666ドル
特記事項:2026年1月からの日足下降トレンドを上抜け
外為どっとコム/ユーロドル 日足チャート
シカゴIMMポジション推移(8月)
| 通貨 | 月初差引(7/28) | 月末差引(8/25) | 変化 |
| 円/ドル | -163412 | -63298 | 売り越し大幅縮小(介入で円買い戻し) |
| ユーロ/ドル | -72447 | -36352 | 売り越し縮小 |
| ポンド/ドル | -64814 | -44524 | 売り越し縮小 |
| 豪ドル/ドル | -39964 | -44455 | ほぼ横ばい(やや売り越し拡大) |
8月の主要イベントと相場への影響
– 日銀金融政策決定会合議事要旨(8/5): 利上げ継続姿勢を再確認
– 米雇用統計(8/7): 月初の重要指標
– 豪RBA政策金利(8/11): 据え置き
– 米CPI(8/12): インフレ動向の確認
– 介入実績公表(8/28): 7月末の為替介入実績が15.4兆円と判明。過去最大規模。ただしドル円はすでに半分ほど戻しており、介入効果の限界も意識される
– ドル円160円台回復(8月末): 日足MAを強く上抜け。再介入警戒とドル買いの綱引き
– ウォーシュFRB議長発言(8/28): 金融政策の方向性に注目
8月末の介入実績と相場の反応(実際の相場動向)
8月28日、財務省が7月末の為替介入実績を公表しました。
– 介入規模は15.4兆円と過去最大(2024年の11.7兆円、7月の推計6.4〜9.6兆円を上回る)
– しかし公表時点でドル円は既に160円台を回復し、介入による下落分の約半分を戻していた
– 市場では「過去最大の介入でも円安トレンドは止められない」との見方が改めて強まる
– 日米金利差(米3.5%台 vs 日1.0%)とキャリートレード需要という構造的な円安要因が介入効果を上回る形
この結果、8月末は「ドル買い圧力 vs 160円台での再介入警戒」という難しい局面となり、記事でも「トレンドがわかりにくい場合は様子見・ロット控えめが正解」と慎重な姿勢を推奨しました。
8月のCCFp通貨強弱の推移
– 第1週: 為替介入で円が急上昇。ドルと豪ドルが弱い
– 第2週: 日米協調介入でこれまでのレンジの約4倍に強弱幅が拡大
– 第3週: 休載のためコメントなし
– 第4週: 狙い通りユーロ・ポンド・豪ドルが強い
– 第5週: 豪ドルが強く、ドルがユーロ・ポンドを超えて強含み
8月の振り返りと9月への展望
各週の詳細記事リンク
– [【ドル円予想】8/3週|戻り上昇狙いも再介入リスク大きい]
– [【ドル円・豪ドル円予想】8/10週|4時間足チャネル形成待ち]
– [【ドル円・ユーロ予想】8/24週|クロス円4時間足上昇波狙い]
– [【ドル円・ユーロドル予想】8/31週|ドル買いvs再介入警戒の難局面]
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