主な経済指標(アメリカ) – 発表時間は事前にチェックしよう

普通の会社員が帰宅以降の時間に発表されるアメリカの主な経済指標およびイベントの概要です。
数値そのものよりも予想と比較してどうだったかということが相場に影響を与えます。

アメリカには夏時間(サマータイム)というものがあり、夏時間は冬時間より1時間早くなります。夏時間の期間は現在、3月の第2日曜日午前2:00~11月第1日曜日午前2:00とされており、冬時間で日本時間の22:30に発表されるアメリカ経済指標は、夏時間では21:30の発表となります。


<毎週発表がある経済指標>

・MBA住宅ローン申請指数(前週比)重要度:普通
米抵当銀行協会(MBA)が発表する経済指標。個人の住宅ローン申請が行われた件数にもとづく指数。
毎週水曜日(夏時間:日本時間20:00、冬時間:日本時間21:00)に発表される。

・新規失業保険申請件数(前週分)重要度:重要
労働省雇用訓練局(ETA)が発表する経済指標。失業した人が失業保険給付を初めて申請した件数で、景気の動きに敏感に反応すると言われる。週次指数のため連休やハリケーンなどの災害の影響を受けることがある。
毎週木曜日(夏時間:日本時間21:30、冬時間:日本時間22:30)に発表される。

<毎月発表がある経済指標>

・雇用統計 重要度:超重要
アメリカ合衆国労働省労働統計局(BLS)が発表する経済指標。10項目を超える雇用情勢の指標中、「非農業部門就業者数」、「失業率」、[平均時給」が重視される。月次指標の中で最も重要な指標で、FOMC(連邦公開市場委員会)の金融政策の決定にも大きな影響を与えると言われている。
毎月第1金曜日(夏時間:日本時間21:30、冬時間:日本時間22:30)に発表される。

・ADP雇用統計 重要度:重要
給与計算アウトソーシング会社であるAutomatic Data Processing社(ADP)が発表する雇用に関する経済指標。雇用統計の2日前に発表され、米雇用統計の予想値にも大きな影響を及ぼす。
ADP雇用統計の結果が非農業者部門雇用統計予想値との差が大きい場合、相場への影響は大きくなる。
雇用統計前の水曜日(夏時間:日本時間21:15、冬時間:日本時間22:15)に発表される。

・建設支出  重要度:普通
商務省国勢調査局(センサス)が発表する経済指標。毎月着工された、住宅、商業施設、公共施設の建設費用の総計。
毎月第1営業日(夏時間:日本時間23:00、冬時間:日本時間24:00)に発表される。

・ISM製造業景況指数・非製造業景況指数 重要度:重要
全米供給管理協会(ISM)が発表する企業の景況感を数値化した経済指標。供給管理責任者に各企業の受注や生産、価格などについてアンケート調査を行い、指数を算出している。
調査先企業により製造業景況指数、非製造業景況指数の2つに分かれている。
毎月3営業日頃(夏時間:日本時間23:00、冬時間:日本時間24:00)に発表される。

・貿易収支 重要度:重要
商務省経済分析局(BEA)が発表する経済指標。貿易収支とはアメリカからの輸出とアメリカへの輸入の差額を表す。国(地域)別の収支も発表される。
発表は毎月5日頃(夏時間:日本時間21:30、冬時間:日本時間22:30)に発表される。

・製造業新規受注 重要度:普通
商務省国勢調査局(センサス)が発表する経済指標。製造業の出荷・在庫・新規受注・受注残高で、新規受注については設備投資の先行指標として見られる。
毎月上旬(夏時間:日本時間23:00、冬時間:日本時間24:00)に発表される。

・ミシガン大学消費者信頼感指数 重要度:重要
ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが発表する経済指数。消費者意識をアンケート調査して指数を算出している。速報は300人、確報は500人を対象に調査を行っているため、指数のブレは大きい。
速報値は毎月10日前後の金曜日(夏時間:日本時間23:00、冬時間:日本時間24:00)に発表される。
確報値は毎月最終金曜日(夏時間:日本時間23:00、冬時間:日本時間24:00)に発表される。

・小売売上高 重要度:重要
商務省経済分析局(BEA)が発表する経済指標。小売・サービス業の月間売上高についてサンプル調査を行い算出している。総合指数と共に変動の大きい自動車を除いた小売売上高も発表され、GDPの約3分の2を占める個人消費のトレンドを把握している。
毎月第2週(夏時間:日本時間21:30、冬時間:日本時間22:30)に発表される。

・消費者物価指数(CPI) 重要度:重要
労働省労働統計局が(BLS)が発表する経済指標。消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを調査することにより生活水準を表す。インフレ率を分析するための重要指標となっている。
毎月15日頃(夏時間:日本時間21:30、冬時間:日本時間22:30)に発表される。

・生産者物価指数(PPI) 重要度:普通
労働省労働統計局が(BLS)が発表する経済指標。生産者の販売価格を調査することにより生活水準を表す。消費者物価指数(CPI)同様、インフレ率を分析するための重要指標となっている。
毎月15日頃(夏時間:日本時間21:30、冬時間:日本時間22:30)に発表される。

・ニューヨーク連銀製造業景気指数 重要度:普通
ニューヨーク連銀が発表する経済指標。ニューヨーク州の製造業における景況感を示したものだが、製造業全体の景況感を把握する際に利用される。
毎月15日頃(夏時間:日本時間21:30、冬時間:日本時間22:30)に発表される。

・輸入物価指数 重要度:普通
労働省労働統計局が(BLS)が発表する経済指標。輸入物価指数はアメリカが外国から輸入する非軍事物資、サービスの価格変動を指数にしたもので、価格変動の大きい石油を除いた指数も発表される。
毎月中旬(夏時間:日本時間21:30、冬時間:日本時間22:30)に発表される。

・建設許可件数 重要度:重要
商務省国勢調査局(センサス)が発表する経済指標。アメリカの住宅着工前に地方自治体などに申請が行われ、建設が許可された数。住宅着工件数と同時に発表される。
毎月第3週(夏時間:日本時間21:30、冬時間:日本時間22:30)に発表される。

・住宅着工件数 重要度:重要
商務省国勢調査局(センサス)が発表する経済指標。同時に発表される建設許可件数のうち、実際に着工された住宅件数。住宅投資が活発になると、それに伴って家具や家電製品の購入も増加するため、景気動向に敏感な指標とされる。
毎月第3週(夏時間:日本時間21:30、冬時間:日本時間22:30)に発表される。

・鉱工業生産指数 重要度:重要
米連邦準備制度理事会(FRB)が発表する経済指標。鉱工業部門の生産動向を指数化したもので、GDP統計は四半期毎なのに対して、鉱工業生産指数は毎月発表される為、景気動向をいち早く把握するためのに利用される。
毎月14〜17日(夏時間:日本時間22:15、冬時間:日本時間午後23:15)に発表される。

・設備稼働率 重要度:重要
米連邦準備制度理事会(FRB)が発表する経済指標。設備の生産能力に対する実際の生産量の比率で、基準時点(現在は2002年)の平均稼働率を100として算出する。80を超えると新規設備投資が活発化するとされ、インフレの先行指標となる。
毎月14〜17日(夏時間:日本時間22:15、冬時間:日本時間午後23:15)に発表される。

・フィラデルフィア連銀製造業景況指数 重要度:普通
フィラデルフィア連銀が発表する経済指標。フィラデルフィア連銀の管轄地域製造業における景況感を示したものだが、製造業全体の景況感を把握する際に利用される。
毎月第3木曜日(夏時間:日本時間23:00、冬時間:日本時間24:00)に発表される。

・リッチモンド連銀製造業指数 重要度:普通
リッチモンド連銀が発表する経済指標。リッチモンド連銀の管轄地域製造業における景況感を示したものだが、製造業全体の景況感を把握する際に利用される。
毎月下旬(夏時間:日本時間23:00、冬時間:日本時間24:00)に発表される。

・耐久財受注 重要度:重要
商務省経済分析局(BEA)が発表する経済指標。耐久財(耐久年数3年以上の自動車、航空機、パソコン、家電など)への受注状況を表す。設備投資の先行指標として注目度が高い。
毎月25日頃(夏時間:日本時間21:30、冬時間:日本時間22:30)に発表される。

・中古住宅販売件数 重要度:重要
全米不動産協会(NAR)が発表する経済指標。中古住宅販売件数は新築住宅販売件数よりはるかに多いため、景気変動に対する先行性が高いとされ、注目度も高い。
毎月25日頃(夏時間:日本時間23:00、冬時間:日本時間24:00)に発表される。

・新築住宅販売件数 重要度:重要
商務省経済統計局(ESA)が発表する経済指標。将来の住宅建設動向を確認するもので、個人消費の中で大きな比率を占めるため、注目度が高い。
毎月24日から月末(夏時間:日本時間23:00、冬時間:日本時間24:00)に発表される。

・個人消費支出(PCE)  重要度:重要
商務省経済分析局(BEA)が発表する経済指標。耐久財(自動車・家電製品等)、非耐久財(食品・衣料等)、サービス支出(旅行・外食等)の3つから構成される個人支出(個人消費支出)の調査結果を表す。アメリカGDPの約7割を個人消費が占めるため注目されている。
毎月月末(夏時間:日本時間21:30、冬時間:日本時間22:30)に発表される。

・個人所得  重要度:重要
商務省経済分析局(BEA)が発表する経済指標。社会保険料を控除した後の実際に個人が受け取った所得の調査結果を表す。所得は消費の源となるため注目されている。
毎月月末(夏時間:日本時間21:30、冬時間:日本時間22:30)に発表される。

・ケース・シラー米住宅価格指数 重要度:普通
格付会社S&P社が発表する経済指標。全米主要10都市の一戸建て住宅価格の再販価格の変化を調査した指数。住宅価格は個人消費動向に大きな影響を与えると考えられている。
毎月月末(夏時間:日本時間22:00、冬時間:日本時間23:00)に発表される。

・景気先行指数 重要度:普通
民間調査機関コンファレンスボードが発表する経済指標。景気に先行して動くとされる10項目(週平均労働時間、週平均失業保険申請件数、消費財受注、入荷遅延比率、非国防資本財受注、住宅着工件数、普通株500種株価、マネーサプライ、長短金利スプレッド、消費者期待度指数)から算出したもの。
毎月下旬(夏時間:日本時間23:00、冬時間:日本時間24:00)に発表される。

・個人消費支出(PCE)  重要度:重要
商務省経済分析局(BEA)が発表する経済指標。耐久財(自動車・家電製品等)、非耐久財(食品・衣料等)、サービス支出(旅行・外食等)の3つから構成される個人支出(個人消費支出)の調査結果を表す。アメリカGDPの約7割を個人消費が占めるため注目されている。
毎月月末(夏時間:日本時間21:30、冬時間:日本時間22:30)に発表される。

<3ヶ月(四半期)で発表がある指標>

・四半期GDP(速報値) 重要度:超重要
商務省経済分析局(BEA)が発表する経済指標。国内で生産された製品やサービスなどの付加価値の国内総生産総額を表す。個人消費、設備投資、住宅投資、在庫投資、政府支出、純輸出といったあらゆる経済活動を把握するもので、国の全般的な経済状況を測る超重要な経済指標。速報値、改定値、確定値の順に報告されるが、最初に発表される速報値が注目される。
1、4、7、10月の下旬(夏時間:日本時間21:30、冬時間:日本時間22:30)に発表される。


<年間スケジュールで実施されるイベント>

・FOMC政策金利発表 重要度:超重要
連邦公開市場委員会(FOMC)は金融政策の最高意思決定機関で、公開市場操作の方針、公定歩合(政策金利)が決定される。約6週間ごとに年8回、現地時間火曜日、水曜日の2日間開催され水曜日に結果が公表される。3,6,9,12月中旬の会合後は、FRB議長が記者会見も行なわれるため、特に注目度が高い。記者会見では委員会の決定事項だけでなく、今後の見通しに対する見解にも注目があつまる。
FOMC開催週木曜日(夏時間:日本時間3:15、冬時間:日本時間4:15)に発表される。
FRB議長記者会見(夏時間:日本時間3:30~、冬時間:日本時間4:30~)

・FOMC議事録公表 重要度:重要
FOMC開催3週間後木曜日(夏時間:日本時間3:00、冬時間:日本時間4:00)に発表される。

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