FXの基礎知識 – 用語を覚えてブログの理解を深めよう

FX取引に関する基礎的な知識は比較的簡単に学ぶことができます。本もたくさん出ていますし、ダイヤモンド社から出版されている「ZAI」(ザイ)などの雑誌も有効な知識を得ることができますのでおすすめです。チャートの見方については株と共通する部分も多いので、家に株取引の本があれば読んでみると良いと思います。

私のブログではあまり難しい言葉は使わないように、初心者にもわかりやすく書くことを心がけていますが、ブログを理解するための基礎知識についてまとめておきます。

<トレードスタイル>

・スイングトレード
数日以上ポジションをキープするスタイルです。狙う利幅は50~300pips以上。損切り位置も長い時間足で判断するため、エントリー価格から離れて設定することが多く、必要な資金は数百万円以上となります。主に見る時間足は4時間足、日足、週足です。

・デイトレード
ポジションをキープするのは数分から数時間です。基本的に1日(24時間)以内に決済します。狙う利幅は20~50pips程度。損切り位置は見ている時間足の抵抗ライン、サポートラインがブレイクしたところ、または狙う利幅と同じくらいにすることが多いです。資金は10万円以上は欲しいところです。主に見る時間足は15分足、1時間足、4時間足です。

・スキャルピング
ポジションをキープするのは数秒から長くて1時間くらいだと思います。狙う利幅は5~20pips程度。損切り位置も狙う利幅と同じくらいにすることが多いです。資金は最低数万円となります。小額取引のためには、1000通貨以下から取引可能なFX会社を選ぶ必要があります。主に見る時間足は1分足、5分足、15分足です。
FX会社によっては、10分で数回以上のエントリーと決済を繰り返すようなスキャルピングはシステムに負荷がかかるという建前から禁止されているところもあります。FX会社の「よくある質問」ページなどで確認しましょう。

・ゾーン
恐怖心ゼロ、悩みゼロで、結果は気にせず、ルールを守って淡々とトレードし、ただその瞬間に「するだけ」の境地のこと。トレードスタイルに関係なく、トレーダーが目指すメンタルの目標到達点です。ルールに沿ってエントリー根拠が確定したら、コインを入れてスロットマシーンを回すような。決して「777」がそろう事を期待せず、興奮もせず、淡々とトレードする。トータルで利益を出す為には、1回のトレードで次に何が起こるか知る必要はありません。ゾーンでコツコツドカンは起こりえません。

・コツコツドカン
利益がでたらすぐに決済し小さな利益をコツコツ積み重ねる。損失が出たら決済せずに放置し、結局ドカンと損失が出る。FXで負けてしまう典型的トレードスタイル。

絶対してはいけないのですが、人間の「損をするのはイヤ」「損をしたら取り戻したい」という本能で流されてしまうのです。損切りなど自分が決めたルールをしっかりと守る固い意思が必要です。

勝率100%なんてほぼ不可能なので、1回のトレード結果に固執せず、最初に決めた損切ラインを守りましょう。

損切といっても損切幅が大きいと、ためらっているうちにさらに損失が膨らんでしまうこともあります。

損切幅が大きくならないようにするためにも、レンジブレイクでの飛び乗りはやめましょうね。

FXはトータルで勝ってナンボの世界です。



<基礎用語>

あいうえお⇒英数字順に表示しています。

・アンダーシュート
レンジ上限、レンジ下限、トレンドライン、チャネルラインといった前の重要な価格水準に近づくが到達しない動きのこと。

・移動平均線(MA)
チャートの中で上記ローソク足の主に終値平均値を結んだ曲線。
例えば21MAとは直近21本のローソク足終値の平均値を結んでいきます。ローソク足だけ見た場合、高値、安値のバラツキによりジグザグの動きとなりますが、終値の移動のみに注目することにより相場がトレンドかレンジかを判断する材料となります。
MAには単純移動平均のSMAと指数平滑移動平均EMAなどがありますが、私は急な相場変化に追随しやすい21EMAを使用しています。

21MA以外に100本平均の100MA、200本平均の200MAなども注目されやすいです。

・陰線
終値が始値に対して安い場合のローソク足のこと。下降トレンドでは連続陰線が出やすくなります。大きな陰線を特に大陰線といいます。

・ウエッジ型チャネル
トレンドラインとチャネルラインが1点でに収束するようなウエッジ型(くさび型)のチャネルのこと。チャネル内はトレンドラインからチャネルラインまでの動きを狙う。収束点ではダマシの動きが発生しやすく、その次にどちらの方向へ向かうのかは2番目のアクション(高値安値の切り上げや切り下げなど)を待った方がよい。

・エントリー
売買してポジション(ドル円やユーロ円などの通貨ペアを買ったり売ったりしている状態)を持つこと。
ポジションを持ったら損切りの逆指値注文(ストップ注文)を入れる習慣をつけましょう。

・押し目
上昇トレンド相場でトレンド方向に上昇する中、調整のため一時的に下がり、再びトレンド方向に上昇するポイント。押し目での買いエントリーを押し目買いといいます。押し目ならいつでも買いというわけではありません。「初押しは買い」といって、上昇トレンド初期の押しは買いエントリーで成功する可能性が高いですが、上昇トレンド終盤の押しは、荒波になったり、そのまま下降トレンドに転換してしまうこともあるので注意が必要です。

初心者ではどこまで押すのかということが分かりにくいですが、トレンドライン、移動平均線、過去に何度も止められているような強い水平線まで押しやすいこと、長く続いたトレンドほど深く押しやすいことは覚えておきましょう。

・オーバーシュート
レンジ上限、レンジ下限、トレンドライン、チャネルラインといった前の重要な価格水準を超える動きのこと。

・買い(上)目線/売り(下)目線
週足、日足での相場の大きな流れで、高値切り上げ、安値切り上げが続いていて移動平均線25MAが上向きであれば買い目線、高値切り下げ、安値切り下げが続いていて移動平均線25MAが下向きであれば、売り目線となります。相場環境を確認する時にとても重要です。

・環境認識
チャートは1つの時間足だけ見ていても勝てるようにはなりません。5分足で上昇の流れを確認できても、15分足、1時間足ではレンジ上限ということもあります。相場はより長い時間足の影響を受けやすいので、トレードに使うチャートの1つ上、2つ上の時間足チャート、5分足チャートでトレードするなら、15分足、1時間足のトレンド方向を確認し、意識されているラインを把握しておく必要があります。この環境認識はトレードにおいて超重要なことです。

私は週足、日足、4時間足で大きく環境認識をしたうえで、1時間足で直近の環境を見ることが多いです。

・機関投資家
一般投資家から集めた大きな資金を使ってチャートを作るマーケットメーカー。基本的にシステムトレードですが、トレード方法は個人投資家とは異なります。検証した結果、勝つ可能性が高い方法で一貫したトレードを行い、大きな資金を活用して相場の流れを作りつつ、ところどころに罠を仕掛けてストップ狩りなど、個人投資家から資金を巻き上げます。『大衆はいつも間違う』と言われるのは、機関投資家が大衆とは反対のトレードをしていることが多いからです。テクニカル分析は重要ですが、相場に絶対はありませんので、自分のエントリーと反対方向に動いたときは、必ず損切りしましょう。

・逆指値(注文)・ストップ(注文)
現在価格よりが損失出る方向の注文で、損失を限定するためにあらかじめ出しておく注文です。トレンド相場では抵抗となりそうな価格の少し下(5pipsくらい)にストップ注文を入れることが多いです。

・逆張り
トレンドが反転することを期待して、トレンドとは反対方向にエントリーすること。レンジ相場で上限ラインや下限ライン、トレンドチャネルが明確な時のトレンドライン、チャネルラインで有効なエントリー方法です。

・指値(注文)・リミット(注文)
現在価格より利益が出る方向の注文で、利益を確保するためにあらかじめ出しておく注文です。レンジ相場ではレンジ上限付近でリミットを入れておきましょう。

・順張り
トレンド方向に価格が動くことを期待して、トレンド方向にエントリーすること。トレンド相場やレンジブレイクした時にで有効なエントリー方法です。かならずN字エントリーで攻めましょう。レンジ上限付近の買い順張り、レンジ下限付近の売り順張りはリスクが大きいので注意が必要です。

・証拠金
FX取引をするための担保となるお金のこと。国内FX会社レバレッジ25倍で1万ドルの取引をする場合、1万ドル÷25倍=約4万円の証拠金が必要となります。海外FX会社レバレッジ100倍で1万ドルの取引をする場合、1万ドル÷100倍=約1万円の証拠金が必要となります。レバレッジの高い方が少ない証拠金しか必要が無いため、大きなトレードをすることが可能です。

・ショート
売りエントリーのことでロングの反対語になります。決済は買いとなります。言葉の由来としては、売りは仕込がから決済までが短くなることからきているようです。FXではそうでもないですが、株の信用取引や先物取引では、値上がりは相場の建設、値下がりは相場の破壊となるため、その感覚は当てはまります。

・スプレッド
FXで通貨ペアを売買する場合、買うときと売るときの価格差のことです。例えばドル円で買値が105.003円、売値は105.000円であった場合、この差額 0.003円(0.3銭)がスプレッドです。このスプレッドがあるため、1ロット1万通貨を買った瞬間にそのポジションはマイナス30円(0.003円×1万)から始まります。また、経済指標の発表前には、このスプレッドが広がり、通常0.3銭のところ、20銭になったりすることがありますので注意してください。

・スワップポイント
保有しているポジションの通貨ペアで、それぞれの通貨の政策金利差で発生するお金です。例えばドル円の場合、ドルを円建てで取引することですから、ドルの政策金利が年率3%、円の金利が年率0%とすると、ドル円を買うことによりプラスのスワップポイント、売ることによりマイナスのスワップポイントがつくことになります。ドル円買いでは、ドル建外貨預金で利子がつく仕組みと同じです。外貨預金では預金した期間に対して利子がつきますが、FXでは日計り(1日単位)でスワップポイントがもらえたり、差し引かれたりします。

・損切り
エントリーしたポジションであらかじめルールとして決めた損失がでたら、決済して損失額を確定させること。
損切りが重要であることは、ほとんどの人が頭ではわかっています。でもたまに魔が差すというか、できないことってあるんですよね。そんな時に限って、損失が膨らんでしまい大きく負けてしまいます。
魔が差す正体は何か。それは本能なんです。人間は負けを認めたくない、損は取り返したいという本能があるので、損切りする理性が本能に負けてしまうのと損切りできなくなるのです。しかも、損失額が大きくなるにしたがって痛みが和らぐという性質もあるので大きな負けにつながりやすいのです。本能に負けないため、一に損切り、二に損切りと心に言い聞かせて、必ず逆指値注文をを入れておきましょう。

FXで最も重要なことは1回で大きな損失を出さないことですよ。

・高値切り上げ、安値切り上げ
上昇トレンドが発生すると最初に起こるのが、レンジ上抜け(レンジブレイク)ですが、それが連続的に発生し、チャートの波が高値を切り上げ、安値をを切り上げながら、上を目指します。そんな時は、チャートの波で押し目を確認してから買いエントリーしましょう。反転から最初の安値切り上げの動きを2レッグの上昇といい、反転上昇を見極める重要な形です。

・高値切り下げ、安値切り下げ
下降トレンドが発生すると最初に起こるのが、レンジ下抜け(レンジブレイク)ですが、それが連続的に発生し、チャートの波が高値を切り下げ、安値をを切り下げながら、下を目指します。そんな時は、チャートの波で戻りを確認してから売りエントリーしましょう。反転から最初の高値切り下げの動きを2レッグの下降といい、反転下降を見極める重要な形です。

・高値切り下げ、安値切り上げ
上と似たような用語ですが、状況が全く異なります。レンジ相場で、高値切り下げ、安値切り上げでその価格帯が徐々に狭くなっていくになっていく状態です。三角保ち合いとも言います。
そんな時は、エントリーは控えて、上か下かどちらかにブレイクする、そしてそのブレイクラインがサポートとなって上昇するか、抵抗となって下降するような状況まで待ってください。
ブレイクしてすぐに飛び乗りエントリーするとしっぺ返しを喰らうことがあります。

・チャネル
上昇トレンドにおいては、ローソク足の安値を直線で結んだトレンドラインと高値を直線で結んだチャネルライン(レジスタンスライン)にはさまれた領域のこと。下降トレンドにおいては、ローソク足の高値を直線で結んだトレンドラインとローソク足の安値を直線で結んだチャネルライン(サポートライン)にはさまれた領域のこと。ローソク足はこのチャネル領域で動くことが多いです。

通常はトレンドラインとチャネルラインは平行に引きますが、チャネルがだんだん狭くなる収束型(ウェッジ型)、だんだん広くなる拡散型もあります。

チャネルを見つけた場合は、とりあえずトレンドラインとチャネルラインを引いてみることをお勧めします。

・通貨ペア
FXは通貨の売買であり、通貨ペアとは、通貨と通貨の組み合わせをいいます。ドル円は1ドル当たり何円の価値か、ユーロ円は1ユーロ当たり何円の価値か、ユーロドルは1ユーロ当たり何ドルの価値かを表しています。このブログでは喜平が売買している通貨ペア、ドル円、ユーロ円、ポンド円、オーストラリアドル円(豪ドル円)、ユーロドルに関する記事を書いています。その他にもトルコリラ円、南アフリカランド円など、多くの通貨ペアがありますが、初心者のうちは世界的に多く取引されていて、急変動の可能性が低い上記通貨ペアで売買することをお勧めします。

・強い水平ライン
水平ラインとはチャートの波で高値、安値が多く止められていて、小さなもみ合いも発生している価格を水平に引いた線です。4時間足以上で引ける水平ラインは、多くの相場参加者が注目しているため、サポートや抵抗として働きやすく、強い水平ラインと考えてください。目線方向で、強い水平ラインを背にしたエントリーはスイングポジションで利益を得られる可能性が高いです。

・トレンド
値動きが上昇か下降かがはっきりしている相場。上昇の場合は上昇トレンド、下降の場合は下降トレンドといいます。トレンドはトレンド初期(上がり始め、下がり始め)なのか、トレンド終盤(もうかなり上がってきてそろそろ反転するなど)なのかを見ることも大事です。
また、メインで見ている時間足だけでなく、1つ、2つ上位足のチャート(5分足メインなら、15分足と1時間足)でも見るようにしましょう。

・ブルフラッグ
上昇トレンドにおいて、一時的に現れる右下がりの小さなチャネルのこと。ブルフラッグを上にブレイクすると上昇トレンドが再開して大きく伸びやすい。下にブレイクすると急落が発生してトレンドが終わることもある。

・プルバック
トレンドの中で発生するトレンドとは逆行する押しや戻りのこと。特に重要なラインをブレイクした場合、プルバックがどこでサポート、レジスタンスされるか確認することはとても重要です。

・ベアフラッグ
下降トレンドにおいて、一時的に現れる右上がりの小さなチャネルのこと。ベアフラッグを下にブレイクすると下降トレンドが再開して大きく伸びやすい。上にブレイクすると急上昇が発生してトレンドが終わることもある。

・ボリンジャーバンド
ボリンジャーさんが考えたテクニカル指標。上記移動平均線の高値側、安値側に統計上、想定されるバラツキの範囲を表したもの。例えば2σ(シグマ)では統計から約95.5%がその範囲内に入るとされます。レンジ相場で反転ポイントを判断する材料となります。
ローソク足と反対方向にバンドが大きく開いた時は、トレンドにつながることが多いので逆張りしてはいけません。

・戻り
下降トレンドで相場でトレンド方向に下降する中、調整のために一時的に上がること。戻った後、再びトレンド方向に下降するポイントで売りエントリーすることを戻り売りといいます。下降トレンドで陰線が連続して急下降している時に売りエントリーすると、急反発の戻りにより、上昇することがあります。そんな時は、強い水平ライン、移動平均線、下降トレンドラインといった強いラインまでの戻りを待って売りエントリーする方が勝率が上がりますよ。

・陽線
終値が始値に対して高い場合のローソク足のこと。上昇トレンドでは連続陽線が出やすくなります。大きな陽線を特に大陽線といいます。

・レッグ
トレンドラインをブレイクする小さな波のこと。トレンドが強い場合、1つ目のレッグは無視して2つ目のレッグを確認してから方向性を見極める。「2レッグの上昇/2レッグの下降」の項目も合わせて確認してください。

・レンジ
値動きが上昇か下降かがはっきりせず一定の範囲で上昇、下降を繰り返す相場。相場全体の70%がレンジといわれています。トレンド相場なのか、レンジ相場なのかを把握することはとても重要です。どの時間足でも上昇トレンドや下降トレンドなることは少なく、5分足では上昇トレンド、1時間足ではレンジになっていることも多いですので、いろいろな時間足で判断しましょう。

・レンジブレイク
レンジで動いていた相場が、その範囲を上抜けたり、下抜けたりすること。そのレンジが継続した時間が長いほど、大きく上昇、下降する傾向があります。

レンジブレイクが成功する確率は30%くらいだと思います。ダマシ(一旦ブレイクした後、レンジ内に戻されること。そのままレンジ反対側を試しに行くこともあります)のも発生するのでブレイクしたからといってエントリーするのはやめましょう。

・ローソク足
各時間足(5分足、15分足など)チャートの中で始値、終値、高値、安値を表す縦長のローソク状の図形のこと。

・ロット
FXトレードでの取引通貨量の単位です。国内FX会社では1ロット=1万通貨(ドル円の場合は1万ドル)、0.1ロット=1000通貨(ドル円の場合は1000ドル)です。トレードツールMT4や海外FX会社では1ロット=10万通貨となりますので注意が必要です。

・ロング
買いエントリーのこと。決済は売りとなります。株の信用取引や先物取引でも使用されます。言葉の由来としては、買いは仕込がから決済までが長くなることからきているようですが、FXではその感覚は当てはまらないと思います。

・レバレッジ
FX会社の口座に入金したお金を証拠金として、証拠金の数倍~数百倍の通貨を取引することができます。この倍率がレバレッジです。
レバレッジ25倍、100倍といった使い方をします。25倍の場合、資金の25倍まで取引することができます(資金10万円なら250万円)。

・ロスカット
含み損が大きくなりすぎて資金がマイナスになることを防ぐために自動的に行われる強制決済のこと。資金の残高が必要な証拠金の20~30%となった場合に強制的に行われるFX会社が多いようです。ロスカットは資金がマイナスになることを防止する手段なのですが、あまりにも変動が大きいと、ロスカットが間に合わず、資金がマイナスになることがあります。国内FX会社の場合、資金がマイナスになるとマイナス分の入金を求められます。過去には世にも恐ろしいスイスフランショックで、数百万円の追加証拠金を請求されたトレーダーもいます。手持ち資金めいっぱいで取引することはとてもリスクが大きいことを覚えておきましょう。

・N字エントリー
順張りで、上昇中に飛び乗り買いエントリーしたり、下降中に飛び乗り売りエントリーすると、急に反転して大きな損失が出ることがあります。それを防止するために、飛び乗りは我慢して押しや戻りが発生するのを待ってからエントリーしてください。ダマシにあいにくくなります。

N字エントリーのタイミングとしては、買い目線の場合、強い水平ラインでサポートされたのち21EMAを上抜けてきた時、売り目線の場合、強い水平ラインでレジスタンスされたのち21EMAを下抜けてきた時となります。

N字は形と大きさも重要で、半円に近く、大陽線、大陰線は含まれず、ローソク足の長さが適度でヒゲが短いこと、ローソク足20~30本で形成されるものが信頼性も高くなります。

このN字の波をレッグとも言います。エントリーする時間足のレッグの動き(高値、安値切り上げなど)を確認することはとても重要です。

・pip(ピップ)
値幅を表す単位で、通貨ペアの最少単位の「100分の1」を表します。ドル円の場合は0.01円(1銭)、ユーロドルの場合は0.01セントです。pips(ピップス)は複数形で「20pips取れた」といった使い方をします。ドル円を1万通貨のポジションで20pips取れた場合、0.01円×1万通貨×20pips=2,000円の利益となります。

・2レッグの上昇/2レッグの下降
相場の波の反転において、1回目(1レッグ目)での反転を狙うのはリスクが高いです。反転下降2回目(2レッグ目)で高値切り下げからの下降、反転上昇2回目(2レッグ目)で安値切り上げからの上昇では流れに乗れる確度が上がります。

・2本足の反転
上昇波の天井付近で現れる大陽線⇒大陰線、下降波の底付近で現れる大陰線⇒大陽線で反転する形。ローソク足が長いほど反転確度が高くなる。天井反転ローソク足が前の足の安値下回るまたは、底反転ローソク足が前の足の高値を上回るとよい形になる。ローソク足の長さがある時、大陽線1本⇒陰線2本、大陰線1本⇒陽線2本で3本足の反転も変化形となる。

ブログ内トピックス一覧

ブログTOPに戻る

タイトルとURLをコピーしました