【今週のFX見通し】天井相場の変動の大きさに要注意

こんにちは。喜平です。

先週足は、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロドルが陽線、ドル円が陰線でした。

先週は、ドル円が大きな調整となり、日足目線ラインまで押し込まれています。

クロス円は強い上昇となりましたが、天井相場で取り組み方がやや難しくなっています。

明確なトレンド転換が出るまでは上昇狙いが基本ですが、長期足の天井相場は波が大きくなりやすいのでロットサイズを抑えた売りチャンスも探ってみたいと思います。

ユーロドルは強い動きとなっていますので押し目買いを狙いたいです。

4時間足、1時間足で意識される水平ライン、MAに対する動きから、どこの利幅を狙うか絞り込み、15分足、5分足のN字形成、ローソク足プライスアクションでエントリーポイントを見極めます。

狙い目に対して思惑と反対方向に動いた場合、エントリー根拠となったラインをローソク足実体で抜けたら損切ですよ。

損小利大を意識しましょう。

親の具合が悪く帰省するため、来週のブログ更新はお休みします。

相場見通し

チャート型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。MAは21EMAを使用しています。

＜今週のドル円＞

週足：↑　日足：→　4時間足：↓

先週1時間足チャート型：下降基調（大波）

先週は、日銀介入警戒感が強い中、強い高値更新は見られず、失速した形で日足MAを下抜けて149円台半ばまで下げています。

週足では先々週足の強い上昇を打ち消す陰線となっており、ローソク足実体で先週安値を下抜けてくると、さらに深い調整になる可能性がありそうです。

今週は

買い：149.86円をしっかり上抜けてのN字上昇で1時間足MAを上抜け

売り：150.76円でレジスタンスされ、安値、高値切り下げからの1時間足MA下抜け

売り：149.86円でレジスタンスされてのN字下降が1時間足MAを下抜け要）

売り：149.31円をしっかり下抜けて、1時間足実体で安値を更新後のN字下降

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：149.31円

注目水平ライン：150.76円、149.86円

となります。

外為どっとコム/ドル円4時間足チャート

＜今週のユーロ円＞

週足：↑　日足：↑　4時間足：↑

先週1時間足チャート型：上昇押し

先週は、週足高値を更新して164円台前半まで伸ばしてきましたが、買いのクライマックス状況から、4時間足レベルでの調整となり、162円台前半まで下落となりました。

その後は反転上昇で163円台を回復しています。

まだ買い勢いは強いですが、天井相場ということもあり、変動の大きな相場になることも想定されるので注意が必要です。

変動が大きい時はロットサイズを小さくして、想定値幅を広く構えたいですね。

今週は

買い：4時間足MAにサポートされてのN字上昇

買い：164.15円をしっかり上抜けてのN字上昇

買い：162.30円にサポートされ、安値、高値切り上げからの1時間足MA上抜け

売り：1時間足MAを下抜け後、戻り上昇がMAにレジスタンスされてのN字下降

売り：164.15円にレジスタンスされての下降後、右下がりの1時間足MAしっかり下抜けてからのN字下降

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：157.67円

注目水平ライン：164.15円、162.13円、161.30円、160.68円

となります。

外為どっとコム/ユーロ円4時間足チャート

＜今週のポンド円＞

週足：↑　日足：↑　4時間足：→

先週1時間足チャート型：上昇押し

先週は、4時間足もみ合いレンジを上抜けて、週足高値186.75円を勢いよく上抜けました。

しかし買いのクライマックス状況ということもあり、フォロースルー継続とはならず、一時185円台前半まで急落しましたが、少し戻して186円台を回復しています。

ユーロ円同様に天井相場ということで変動の大きな展開も想定されます。

4時間足MA、1時間MAのサポート、レジスタンスを丁寧に確認して柔軟に取り組みたいと思います。

今週は

買い：186.75円をしっかり上抜けてのN字上昇

買い：185.95円にサポートされ、安値、高値切り上げからの1時間足MA上抜け

買い：185.29円にサポートされ(ダブルボトム）、安値、高値切り上げからの1時間足MA上抜け

売り：186.75円にレジスタンスされての下降が、1時間足MAをしっかり下抜けてのN字下降

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：180.74円

注目水平ライン：186.75円、185.95円、185.29円、184.62円

となります。

外為どっとコム/ポンド円4時間足チャート

＜今週の豪ドル円＞

週足：↑　日足：↑　4時間足：→

先週1時間足チャート型：上昇押し

先週は、4時間足での力強い上昇から直近週足高値97.63円を上抜けてきましたが、週足で意識された98.50円にかかると売りに押されて急落となりました。

一時97.00円割れとなりましたが、やや戻って97円台半ばまで回復してします。

週足がダブルトップとなったことで上値は重くなるかもしれません。

日足、4時間足での戻り売りを見極めたいと思います。

今週は

買い：97.63円をしっかり上抜けてのN字上昇

売り：97.63円にレジスタンスされて1時間足MA下抜け後のN字下降

売り：96.90円をしっかり下抜けてのN字下降

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：94.30円

注目水平ライン：98.50円、97.63円、96.90円、96.00円

となります。

外為どっとコム/豪ドル円4時間足チャート

＜今週のユーロドル＞

週足：→　日足：↑　4時間足：↑

先週1時間足チャート型：上昇基調

先週は、4時間足の強い上昇で日足ライン1.0768ドルを約2カ月ぶりに上抜けてきました。

4時間足でややもみ合う状況もありましたが、4時間足MAでしっかりと反発して4時間足高値を更新しています。

週足は上ヒゲがほとんど無い大陽線となっています。売り買いの交錯が想定されますが、上方向の流れをしっかりと見極めたいですね。

今週は

買い：押しが1時間足MAにサポートされてのN字上昇

買い：1.0830ドルにサポートされ、安値、高値切り上げからの1時間足MA上抜け

売り：短期足ではチャンスもあると想定されますがリスクが大きいため、今週は様子見とします。

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：1.0666ドル

注目水平ライン：1.0830ドル、1.0768ドル

となります。

外為どっとコム/ユーロドル4時間足チャート

今週の経済指標とイベント

今週で注目すべきもの（★）、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、

11/20
19:00 (欧)建設支出 9月
24:00 (米)景気先行指標総合指数 10月
27:45 (英)ベイリー英中銀（BOE）総裁発言 ★

11/21
09:30 (豪)豪準備銀行（RBA）金融政策会合議事要旨公表 ★
22:30 (加)消費者物価指数（CPI）10月
24:00 (米)中古住宅販売件数 10月
25:00 (欧)ラガルド欧州中央銀行（ECB）総裁発言 ★
28:00 (米)米連邦公開市場委員会（FOMC）議事要旨 ★

11/22
21:00 (米)MBA住宅ローン申請指数
22:30 (米)新規失業保険申請件数
22:30 (米)失業保険継続受給者数
22:30 (米)耐久財受注 10月
24:00 (米)ミシガン大学消費者態度指数・確報値 11月
24:00 (欧)消費者信頼感（速報値）11月

11/23
アメリカ休場（感謝祭）
17:30 (独)製造業購買担当者景気指数（PMI、速報値）11月
17:30 (独)サービス部門購買担当者景気指数（PMI、速報値）11月
18:00 (欧)製造業購買担当者景気指数（PMI、速報値）11月
18:00 (欧)サービス部門購買担当者景気指数（PMI、速報値）11月
18:30 (英)製造業購買担当者景気指数（PMI、速報値）11月
18:30 (英)サービス部門購買担当者景気指数（PMI、速報値）11月

11/24
08:30 (日)全国消費者物価指数（CPI）10月 ★
16:00 (独)国内総生産（GDP、改定値）7-9月期 ★
18:00 (独)IFO企業景況感指数 11月
19:00 (欧)ラガルド欧州中央銀行（ECB）総裁発言 ★
23:45 (米)製造業購買担当者景気指数（PMI、速報値）11月
23:45 (米)サービス部門購買担当者景気指数（PMI、速報値）11月
23:45 (米)総合購買担当者景気指数（PMI、速報値）11月

今週は火曜深夜のFOMC議事録に注目です。

＜シカゴIMMポジション情報＞

CFTC（全米先物取引委員会）集計によるシカゴIMM通貨先物　投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。

円売り越し、ユーロの買い越しが進んでいます。

元データはこちら
（下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れて下の方AUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです）

CFTC Commitments of Traders Long Report - CME (Futures Only)

This is the viewable version of the most recent release of the CME long form futures only commitments report.

www.cftc.gov

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