FXで勝つためのダウ理論 第4回|実質トレンドの見極め方

今回はダウ理論の4回目、最終回です。

押し安値、戻り高値は明確なトレンド転換なのですが、

そこまで待っていると実質トレンドはすでに転換していて、

せっかく勝ちやすい部分を半分くらい取り逃すといったことが起こります。

アタマとシッポをくれてやるだけでなく、

美味しい身も半分くらいおすそ分けでは

ただの良い人ということになってしまいますね。

実質トレンドの見極めとは

 

押し安値が上昇トレンドの高値から遠い場合、

戻り高値が下降トレンドの安値から遠い場合、

トレンドが反転したように見えても

なかなか押し安値、戻り高値までは到達しません。

そのような場合、実質トレンドはどのように見極めればよいのでしょうか。

ここからの内容は、少し難しくなりますが、

トータル収支が安定しない中級者以上の人にとっては

理解しなければならないとても重要なことですのでがんばってください。

難しくて理解できない場合、

まずは第1~3回の講義を何度も読み返して

ダウ理論基本の理解を深めることを優先してください。

買いのポジション VS 売りポジション

トレンドは目で見てわかる明確な上昇、下降だけでなく、

買いと売りのどちらのポジションが多いのかによっても

決まるということの理解が重要です。

これから始まる上昇トレンドの前の下降トレンド第5波の段階では、

押し安値を下抜けても、

それまで売ってきた売り方さんは

ポジションを利確決済することを考えているため、

新たな売りは入りづらくなります。

下降トレンドから上昇トレンド転換で何が起こっているか

下降トレンドの終盤で、

ダブルボトムなど何度か止められるサポートラインでは、

売り方さんは売りポジションを利確決済し、

少数の先行者は買い始めています。

つまり売りポジションが減り、

買いポジションが増えているということになります。

下降トレンド下限付近のもみ合い初期は

圧倒的に売りポジションが多いですが、

もみ合いが進むと売りポジションは決済されて減り、

新たな買いポジションが増えて、

見えないところでトレンド転換の準備が進むのです。

その結果、

戻り高値といったトレンド転換ラインを抜けても、

すでに売りポジションは少なくなっており、

損切を巻き込んだ上昇は起こらず、

反対に下降するといったことも起こりえます。

だからポジション総数の比率を見極めるということが重要になるのです。

その様子はローソク足のプライスアクションでも

ある程度把握できるのですが、

それについは後の講義で詳しく説明しますので、

現段階では見えないところで進む

ポジション比率の転換と認識しておいてください。

高値切り上げと安値切り上げ

 

ということで、

明確なトレンド転換となる戻り高値が遠い場合など、

どのように実質トレンド転換(ポジション比率の転換)を見極めるのか、

ローソク足のプライスアクション以外の部分でも考えてみましょう。

ポジションの増減と売り買いの圧力

買いポジションの増加=買い圧力の増加⇒上がりやすい

買いポジションの減少=買い圧力の減少⇒下がりやすい

売りポジションの増加=売り圧力の増加⇒下がりやすい

売りポジションの減少=売り圧力の減少⇒上がりやすい

ということになりますので、

具体的なチャートの動きでは、

高値が切り上がるというのはブレイクであり、

買い圧力が高くなっている証拠。

高値が切り下がるというのは

買い圧力が低くなっている証拠。

安値が切り下がるというのはブレイクであり、

売り圧力が高くなっている証拠。

安値が切り上がるというのは

売り圧力が弱くなっている証拠。

と見ることができます。

上昇トレンドに限って考えると、

高値切り上げ&安値切り上げといった2つがそろうと

実質トレンド転換への動きにつながります。

エントリー見極めは勢いを見る

さらにエントリー根拠を固めるためには、

高値切り上げ時の勢いは強いか

高値切り上げた後の戻しは弱いか

MAのサポートが数本のローソク足にわたって効いているか
(上昇ではMAも右上がりであること)

トレンドラインが引ける場合、そのサポートが確認できるか

上昇では陽線の方が出やすく長めになっているか

などを確認することも重要です。

また、1つ上の上位足、1つ下の下位足のチャートでも

確認してみるとよいでしょう。

もう一つ、高値、安値の切り上げについては、

認識しておくべきパターンがあります。

高値切り上げが先か?安値切り上げが先か?

それは、

①先に高値を切り上げてから、安値を切り上げるパターン

②先に安値を切り上げてから、高値を切り上げるパターン

です。

このうち、伸びやすく、利益を取りやすいのは圧倒的に①のパターンです。

なぜなら①には勢いがあります。

②は高値を切り上げることができず、

一旦下げて、先に安値を切り上げているので、

勢いが弱いと言えます。

チャートの形成としては、

安値を切り上げた時点で三角持ち合い型になっており、

収束後に下降する可能性もある状況なのです。

三角持ち合いから上に抜けて、

高値を切り上げた場合、もう1回、下降の波が安値を切り上げることを確認してエントリーすると勝つ確度が高くなることを覚えておきましょう。

実質トレンドの見方まとめ

最後に今回のおさらいをしておきましょう。

高値を更新すると安値を切り上げやすくなる。

なぜなら売り方が少なくなるから。

安値を更新すると高値を切り下げやすくなる。

なぜなら買い方が少なるなるから。

高値を更新してからの押し目買い、

安値を更新してからの戻り売りが

トレンドフォローの基本!

ポジションの総数で買い方が多いのか、売り方が多いのかを意識して考える。

押し安値、戻り高値に達しなくても実質トレンドが転換することがあり、それはそれはポジション総数の比率に左右される。

トレンドチャネルの方向が確定した中で、

勢いの出るところでエントリーすることが大事。

分からないときは手を出さないことがとても重要。

4回にわたって講義してきたFXで勝つためのダウ理論はいかがでしたか。

ダウ理論を正しく理解すると正しい環境認識がしやすくなり、

トレンドの方向を間違えにくくなります。

テクニカルな指標による判断よりも収益につながりやすいので、

何度も復習しておきましょう。

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