【2026年3月】ドル円予想 月間まとめ|イラン攻撃・ホルムズ海峡封鎖・ドル円159円台の1ヶ月

テクニカル分析だけでなく、ファンダメンタル情報も含めた月間まとめです。

 

2026年3月の為替相場は、アメリカ・イスラエルによるイラン攻撃とホルムズ海峡封鎖で地政学リスクが一気に高まり、「有事のドル買い」でドル円は月末に160円台に突入しました。
原油高とドル高が同時進行し、ユーロドルは日足レンジ下限に急落。豪ドルは月末に急調整で日足MA下抜け。相場の不安定さから「待ち」の姿勢と慎重なエントリーが求められた1ヶ月でした。

 

各週の予想と主要通貨の月間トレンドを振り返ります。

3月の相場環境サマリー

 

ドル円: 月初156円台→月末160円台(2024年7月の介入以来の高値更新)。有事のドル買いで上昇加速、月末に片山財務相の口先介入開始。

主要テーマ:米イスラエルのイラン攻撃・ハメネイ師死亡(2月末)、ホルムズ海峡封鎖宣言(3/2)、原油高・有事のドル買い、FOMC・日銀・BOE・ECB政策金利(第3週集中)、月末の160円台到達と口先介入。

通貨強弱:ドル一強。豪ドルは月初買い越し拡大も月末に急調整。ユーロ買い越し大幅縮小。

週間予想の振り返り

第1週(3/2週)|三角持ち合い収束後に注目

前週足はドル円・ユーロ円・ポンド円・豪ドル円・ユーロドルがすべて陽線。2/9週の大陰線からの戻りも一服。アメリカ・イスラエルのイラン攻撃でハメネイ師が死亡し地政学リスクが急激に高まった。週明けのアメリカ市場までの一巡を見極めてからトレンド方向を確認する方針。

ドル円:注目チャート。156.72円上抜けに注目。日足三角持ち合い収束後のブレイク待ち。

ユーロ円:184.78円上抜けに注目。日足三角持ち合い上抜けも上値は重い。

ポンド円:210.50円上抜けに注目。日足もみ合い継続。

豪ドル円:110.50円サポートに注目。上昇基調継続で4時間足MAサポートからの押し目買い。

ユーロドル:1.1741ドル下抜けに注目。日足もみ合い。

注目イベント:米雇用統計、米ISM、米ADP

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第2週(3/9週)|押し目を待ちのMA上抜けに注目

前週足はドル円・ポンド円・豪ドル円が陽線、ユーロ円・ユーロドルが陰線。ドルの強さが鮮明に。イラン戦争の緊迫で日銀がドル売り介入しにくい状況が市場に安心感を与え、円売り傾向が継続。
地政学リスクで突然のネガティブニュースに警戒しつつ、MA抜けでの短期勝負を推奨。

ドル円:注目チャート。158.00円上抜けに注目。日足MAからの乖離で上値追いリスク大。4時間足の押しからMA上抜け待ち。

ユーロ円:182.62円サポートに注目。日足ブルフラッグ形成中。

ポンド円:210.26円サポートに注目。もみ合い相場で4時間足波のMA上抜けに注目。

豪ドル円:110.50円サポートに注目。天井圏で高値追いリスク。日足MAが上がるのを待つ。

ユーロドル:1.1546ドル下抜けに注目。日足で4日連続長め下ヒゲ。反発の可能性も。

注目イベント:米CPI、米JOLTS(金曜変則発表)

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第3週(3/16週)|有事ドル買いも4時間足押し待ち

前週足はドル円・ポンド円・豪ドル円が陽線、ユーロ円・ユーロドルが陰線(2週連続)。イラン戦争で原油先物が不安定。有事のドル買いでドル円は159円台後半(2024年7月の介入以来の高値)に到達。政策金利発表が週に集中するため乱高下に警戒。。

ドル円:注目チャート。158.55円サポートに注目。159円台後半到達で高値追いリスク。4時間足上昇トレンドラインまでの押し待ち。

ユーロ円:181.98円サポートに注目。日足ブルフラッグ上抜けず下降チャネル継続。

ポンド円:210.64円サポートに注目。4時間足チャネルが広く、強く抜けると急落リスク。

豪ドル円:111.20円サポートに注目。深めの押しはチャンスも急落もあり得る。明確な反転サイン待ち。

ユーロドル:1.1506ドル抵抗に注目。日足レンジ下限付近。急反発も想定すべき。

注目イベント:FOMC政策金利、日銀政策金利、BOE政策金利、ECB政策金利、RBA政策金利

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第4週(3/23週)|休載/まとめ無し

第5週(3/30週)|丁寧な判断と慎重なエントリーで不安定市場を乗り切る

前週足はドル円・ユーロ円・ポンド円が陽線、豪ドル円・ユーロドルが陰線。イラン情勢でフェイクニュースも飛び交い市場は不安定。

ドル円は4時間足三角持ち合いから上放たれ、2024年7月以来の160円台に到達。片山財務相の口先介入が開始。不安定な中でもMA抜けN字を見つけ出してエントリーする方針。

ドル円:159.65円サポートに注目。160円台乗せで口先介入開始。高値追いせず4時間足チャネル確認の押し目買い。為替介入に警戒。

ユーロ円:184.25円サポートに注目。日足三角持ち合い上抜け済みだが上値重い。為替介入の可能性あれば様子見。

ポンド円:213.29円上抜けに注目。213.29円のレジスタンスが強く押しとなっている。ダブルトップからネックライン下抜けは注意。

豪ドル円:109.68円サポートに注目。上昇勢いが無くなり弱含み。日足MAを5日連続下回り急な調整。強い陽線での反転サイン待ち。

ユーロドル:1.1483ドル下抜けに注目。日足レンジ下限付近。イラン情勢沈静化なら急反発の可能性も。

注目イベント:米雇用統計(金曜・欧米休場だが発表あり)、欧州HICP速報値、米JOLTS、パウエルFRB議長発言

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3月の通貨ペア別トレンドまとめ

ドル円

月初→月末の方向:↑ 上昇
月間の主要レンジ:155.60円~160.45円
特記事項:有事のドル買いで月末160円台突入(2024年7月以来)
外為どっとコム/ドル円 日足チャート

ユーロ円

月初→月末の方向:↓→↑ 下降後に回復
月間の主要レンジ:181.98円~184.78円
特記事項:日足ブルフラッグ→下降チャネル→月末に三角持ち合い上抜け
外為どっとコム/ユーロ円 日足チャート

ポンド円

月初→月末の方向: → もみ合い〜やや上
月間の主要レンジ: 209.17円~214.20円
特記事項:日足もみ合い。月末は213.29円のレジスタンスが課題
外為どっとコム/ポンド円 日足チャート

豪ドル円

月初→月末の方向:→ もみ合い→弱含み
月間の主要レンジ:109.68円~113.95円
特記事項:月初強い→月末に急調整(日足MA下抜け5日連続)
外為どっとコム/豪ドル円 日足チャート

ユーロドル

月初→月末の方向:↓ 下降
月間の主要レンジ:1.1390ドル~1.1837ドル
特記事項:有事のドル買いで急落。日足レンジ下限付近へ
外為どっとコム/ユーロドル 日足チャート

シカゴIMMポジション推移(3月)

 

 通貨  月初差引 3/3  月末差引 3/31  変化
 円/ドル -16,575 -72,872  売り越し拡大
 ユーロ/ドル 136,498 507 買い越し大幅縮小
 ポンド/ドル -72,686 -52,665 やや買い戻し
 豪ドル/ドル 67,762 81,506 買い越しやや拡大
3月最大の変化は円のポジション転換。2月末には+11,539(買い越し)だった円が、月末には-72,872(売り越し)に急転換。イラン攻撃を契機とした「有事のドル買い・円売り」の動きが鮮明です。ユーロの買い越しは+136,498から+507まで急速に縮小し、ドル一強を裏付けています。豪ドルは月間で唯一買い越しが拡大(+67,762→+81,506)。

3月の主要イベントと相場への影響

 

– 米イスラエルのイラン攻撃・ハメネイ師死亡(2月末〜3月初)
地政学リスクが急激に上昇。「有事のドル買い」が為替市場を支配
– ホルムズ海峡封鎖宣言(3/2)
イラン革命防衛隊が封鎖を発表(日経新聞報道)。原油価格急騰でインフレ懸念が再燃
– 米雇用統計(3/7)
堅調な結果でドル買い継続
– 米CPI(3/11)
原油高の影響でインフレ指標に注目が集まる
– 各国政策金利ラッシュ(3/16週)
FOMC・日銀・BOE・ECB・RBAが同週に集中。日銀は0.75%据え置き
– 損保会社の戦争保険引受中止
欧米の保険会社がホルムズ海峡周辺の戦争保険引受を中止(日経新聞報道)。海運・エネルギー市場への影響拡大
– ドル円160円台到達(3月末)
4時間足三角持ち合いから上放たれ、2024年7月の介入以来の160円台に。片山財務相の口先介入開始
– 豪ドルの急調整(3月末)
2025年8月以来、5日連続で日足終値が日足MAを下回る。中東紛争がトリガー

3月のCCFp通貨強弱の推移

 

– 第1週:イラン攻撃直後で通貨強弱が不安定。豪ドルは依然強い
– 第2週:ドルの強さが鮮明に。日銀介入しにくい環境が円売り安心感に
– 第3週:ドルの強さがさらに向上。豪ドル・ポンドが弱含み。急変動に警戒
– 第4週:休載のためコメントなし

– 第5週:豪ドルが急落。有事のドルは強い

3月の振り返りと4月への展望

 

– 「有事のドル買い」が月間テーマ。イラン攻撃→ホルムズ海峡封鎖でドル円は約4円(156円→160円台)上昇。
– 地政学リスク下では「トレンドが見えにくくなる」のが特徴。記事でも「待ちが鉄則」「短期勝負」「丁寧な判断」を繰り返し推奨。
– 円のIMMポジションが2/24の買い越し(+11,539)→3/31の売り越し(-72,872)に急転換。これは円安トレンドの起点となった。
– ユーロドルは日足レンジ下限(1.1390ドル付近)まで急落。飛び乗りリスクが高く、MA確認後のN字エントリーが有効だった
– 豪ドルは月間でIMMポジション買い越しが拡大するも、月末に日足MA下抜け5日連続の急調整。中東紛争トリガーの下落で「上昇トレンドでも急落はありえる」ことが示された。
– 日銀はイラン情勢を理由にドル売り介入しにくい状況が認識され、これが4月以降の円安加速の伏線に。
– 月末に片山財務相の口先介入が開始。4月は停戦交渉の行方と、ドル円160円台定着→介入警戒がテーマに。
このまとめは当ブログの各週の予想記事、公開のニュースを基に、月間のトレンドとポイントを整理したものです。投資判断は自己責任でお願いいたします。

各週の詳細記事リンク

 

[【ドル円予想他】3/2週|三角持ち合い収束後に注目]
[【ドル円予想他】3/9週|押し目を待ちのMA上抜けに注目]
[【ドル円予想他】3/16週|有事ドル買いも4時間足押し待ち]
[【ドル円予想他】3/30週|4時間足チャネル内の押し目買い]

 

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