【今週のFX見通し】重要イベント、指標が多く急変動に警戒要

こんにちは。喜平です。

先週足は豪ドル円が陽線、ドル円、ユーロ円、ポンド円、ユーロドルが陰線でした。

先週は、ドル円が日足高値を更新してきましたが、日銀の介入らしい動きはありませんでした。

クロス円は、上位足で意識されたライン付近まで達したことで、さらに買い上がるリスク選好が無くなり、急失速の急落となりました。

日銀介入、金利上昇の終了、中東情勢など様々な思惑を織り込んだ動きと考えますが、レンジ上限付近らしいかなり急な動きでしたね。

今週は10/31の日銀イベントをはじめ、重要イベント、重要指標が目白押しです。

大きな転換のきっかけとなる動きも想定されますので、重要イベント、指標の前後はノーポジションで待機したいと思います。

4時間足、1時間足で意識される水平ライン、MAに対して、15分足、5分足のN字形成、ローソク足プライスアクションでエントリーポイントを見極めます。

狙い目に対して思惑と反対方向に動いた場合、エントリー根拠となったラインをローソク足実体で抜けたら損切ですよ。

損小利大を意識しましょう。

相場見通し

チャート型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。MAは21EMAを使用しています。

＜今週のドル円＞

週足：↑　日足：↑　4時間足：→

先週1時間足チャート型：逆V字下降

先週は、ついに日足高値を更新し、150.76円まで割と勢いよく上昇しました。

一瞬、149円台までの急落がありましたが、すぐに戻しましたので日銀の介入ではないように思いますがどうでしょうかね。

その後は週明けの日銀イベントを控えての様子見なのか伸び悩み、149円台半ばまでの下降となりました。

今週は

買い：149.31円から安値を切り上げての上昇で4時間足MA上抜け

買い：149.97円をしっかり上抜けてのN字上昇

売り：149.31円をしっかり下抜けてのN字下降

を狙ってみたいと思います。

10/31の日銀イベントで金融政策転換が示された場合、植田バズーカー砲となり、急激な円高に振れる可能性は留意が必要です。

今週はアメリカ労働3指標、FOMC政策金利発表もあり、波乱の週になることも考えられます。ご注意ください。

日足で目線が切り替わるポイント：148.15円

注目水平ライン：150.76円、150.49円、149.97円、149.31円

となります。

外為どっとコム/ドル円4時間足チャート

＜今週のユーロ円＞

週足：↑　日足：→　4時間足：→

先週1時間足チャート型：しっかり下降

先週は、週足、日足高値を若干更新したものの、その後は売りに押されて日足レンジ内に戻ってきています。

日足、4時間足のMAも下抜けており、もう少し深く下げてくる可能性を感じます。

このような相場では目線の切り替えが大事ですね。

今週は

買い：158.89円をしっかり上抜けてのN字上昇

買い：157.67円にサポートされ、安値、高値切り上げからの1時間足MA上抜け

売り：戻り上昇が4時間足MA、1時間足MAにレジスタンスされてのN字下降

売り：157.67円をしっかり下抜けてのN字下降

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：156.93円

注目水平ライン：159.90円、158.89円、157.67円

となります。

外為どっとコム/ユーロ円4時間足チャート

＜今週のポンド円＞

週足：↑　日足：→　4時間足：→

先週1時間足チャート型：しっかり下降

先週は、日足直近高値に迫る上昇勢いがありましたが、若干手前で失速、急落となり、4時間足レンジ下限付近まで押し込まれています。

結果としては4時間足レンジ継続ということになりました。

今週は

買い：182.57円をしっかり上抜けてのN字上昇

買い：181.28円でサポートされ、安値、高値切り上げからの1時間足MA上抜け

売り：181.28円を4時間足実体でしっかり下抜けてのN字下降

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：182.93円

注目水平ライン：183.80円、182.57円、181.28円

となります。

外為どっとコム/ポンド円4時間足チャート

＜今週の豪ドル円＞

週足：→　日足：→　4時間足：→

先週1時間足チャート型：三角持ち合い均衡

先週は、1時間足の三角持合い収束を想定しましたが、上抜けは失敗して4時間足ライン95.81円でレジスタンスされ、急落となりました。

4時間足レンジは継続となっています。

今週は

買い：95.35円をしっかり上抜けてのN字上昇

買い：94.70円でサポートされ、安値、高値切り上げからの1時間足MA上抜け

売り：戻り上昇が4時間足MA、1時間足MAにレジスタンスされてのN字下降

売り：94.70円を1時間足実体でしっかり下抜けてのN字下降

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：93.57円

注目水平ライン：95.81円、95.35円、94.70円、94.30円

となります。

外為どっとコム/豪ドル円4時間足チャート

＜今週のユーロドル＞

週足：↓　日足：→　4時間足：→

先週1時間足チャート型：しっかり下降

先週は、4時間足ライン1.0635ドルをしっかり上抜けてのN字上昇となりましたが、急ブレーキの失速、急落となり、4時間足ライン1.0527ドル付近まで押し込まれました。

その後は、1時間足で安値、高値を切り上げています。

意識されるラインを上抜けての急落は、エリオット第1波らしい動きに感じます。

今週は

買い：1.0635ドルをしっかり上抜けてのN字上昇

買い：右上がりの4時間足MAに数本の足がサポートされてのチャネル下限からの上昇

売り：1.0527ドルをしっかり下抜けてのN字下降

を狙ってみたいと思います。

日足で目線が切り替わるポイント：1.0768ドル

注目水平ライン：1.0693ドル、1.0635ドル、1.0605ドル、1.0527ドル

となります。

外為どっとコム/ユーロドル4時間足チャート

今週の経済指標とイベント

今週で注目すべきもの（★）、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、

10/30
18:00 (独)国内総生産（GDP、速報値、季調前）7-9月期 ★
18:30 (英)消費者信用残高 9月
18:30 (英)マネーサプライM4 9月
19:00 (欧)消費者信頼感（確定値）10月
19:00 (欧)経済信頼感 10月
22:00 (独)消費者物価指数（CPI、速報値）10月 ★

10/31
未定 (日)日銀金融政策決定会合終了後政策金利発表 ★★
未定 (日)日銀展望レポート ★★
15:30 (日)植田和男日銀総裁定例記者会見 ★★
19:00 (日)外国為替平衡操作の実施状況（介入実績）
19:00 (欧)四半期域内総生産（GDP、速報値）7-9月期 ★
19:00 (欧)消費者物価指数（HICP/コア指数、速報値）10月 ★
21:30 (加)月次国内総生産（GDP）8月
21:30 (米)四半期雇用コスト指数 7-9月期 ★
22:00 (米)住宅価格指数 8月
22:00 (米)ケース・シラー米住宅価格指数 8月
22:45 (米)シカゴ購買部協会景気指数 10月
23:00 (米)消費者信頼感指数（コンファレンス・ボード）10月

11/1
18:30 (英)製造業購買担当者景気指数（PMI、改定値）10月
20:00 (米)MBA住宅ローン申請指数
21:15 (米)ADP雇用統計 10月 ★
22:45 (米)製造業購買担当者景気指数（PMI、改定値）10月
23:00 (米)ISM製造業景況指数 10月 ★
23:00 (米)建設支出 9月
23:00 (米)雇用動態調査（JOLTS）求人件数 9月★
27:00 (米)米連邦公開市場委員会（FOMC）終了後政策金利発表 ★★
27:30 (米)パウエル米連邦準備理事会（FRB）議長定例記者会見 ★

11/2
17:55 (独)失業率 10月
17:55 (独)製造業購買担当者景気指数（PMI、改定値）10月
18:00 (欧)製造業購買担当者景気指数（PMI、改定値）10月
20:30 (米)チャレンジャー人員削減数 10月
21:00 (英)イングランド銀行（BOE）金利発表 ★★
21:00 (英)英中銀金融政策委員会（MPC）議事要旨 ★
21:30 (米)四半期非農業部門労働生産性・速報値 7-9月期
21:30 (米)四半期単位労働コスト・速報値 7-9月期
21:30 (米)新規失業保険申請件数
21:30 (米)失業保険継続受給者数
23:00 (米)製造業新規受注 9月

11/3
18:30 (英)サービス部門購買担当者景気指数（PMI、改定値）10月
19:00 (欧)失業率 9月
21:30 (加)失業率 10月
21:30 (米)雇用統計 10月 ★★
22:45 (米)サービス部門購買担当者景気指数（PMI、改定値）10月
22:45 (米)総合購買担当者景気指数（PMI、改定値）10月
23:00 (米)ISM非製造業景況指数 10月 ★

今週は重要イベント、指標が多くなっていますのでご注意ください。

10/31日銀イベントは注目度が高くなっているため今月は★★としています。

また10/31外国為替平衡操作の実施状況（介入実績）で10月初旬の介入規模がわかります。

＜シカゴIMMポジション情報＞

CFTC（全米先物取引委員会）集計によるシカゴIMM通貨先物　投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。

特に大きな動きはみられません。

元データはこちら
（下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れて下の方AUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです）

CFTC Commitments of Traders Long Report - CME (Futures Only)

This is the viewable version of the most recent release of the CME long form futures only commitments report.

www.cftc.gov

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