【今週のFX見通し】週末の米雇用統計を控えてもみ合いレンジ継続を想定

こんにちは。喜平です。

先週足はドル円、ユーロ円、豪ドル円が陽線、ポンド円、ユーロドルが陰線でした。

先週は、ドル円、ユーロ円、ポンド円が反発上昇となるも上限のレジスタンスをしっかりと上抜けることができず、急落となりました。

今週は重要指標発表が多く、週末にアメリカ雇用統計を控えていることもあり、もみ合いが続く可能性が高いと考えます。

長い時間足でのトレードではなく、短期足チャネルを確認して、小さい勝ちを積み重ねることを心がけたいですね。

相場見通し

チャートの型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。MAは21EMAを使用しています。

＜今週のドル円＞

週足：↑　日足：↑　4時間足：↑

1時間足チャート型：しっかり上昇

先週は、4時間足直近高値の付近のレジスタンスを上抜けることができず、高根紀下げとなったことで、安値を試しにいく展開となりました。

日足で意識された145.00円を一時下抜けましたが、反発により下抜け失敗で高値更新となり、結果的には、ブルフラッグからの上昇という形になっています。

今週は、日足の上昇勢いはまだ強いため、まずは注目水平ライン146.39円のしっかり上抜けを待ち、サポレジ転換からのN字上昇を狙っていきたいと思います。

146.63円をしっかり抜けることができず、4時間足MAを下抜けた場合、N字下降で145.00円までの下降波は狙えそうですが、ややリスクが高いことの認識は必要と思います。

今週は重要指標の発表が多くなっていますので、高値を探る展開より、145.0～146.5円で様子見のもみ合いになる可能性も高いと考えておきます。

日足の目線を分けるラインは145.00円、注目水平ラインは146.39円、145.63円です。

4時間足目線：買い

15分足目線：買い

外為どっとコム/ドル円4時間足チャート

＜今週のユーロ円＞

週足：↑　日足：↑　4時間足：→

1時間足チャート型：大きなもみ合い

先週は、158.00円付近のもみ合いからの上昇で159円台を回復し、4時間足高値を若干上抜けましたが、フォロースルーは無く、急落となり、157.00円付近まで押し込まれました。

その後は、安値切り上げで4時間足MAの上まで回復しています。

現在、4時間足、1時間足、15分足のMAを上抜けて、日足でも意識される注目水平ライン158.00円も上抜けています。ややリスクがありますが、15分足で158.00円サポートと連続陽線など上昇が確認できたら、少し買ってみたいと思います。

もっともよいのは、1時間足上昇でチャネル下限まで押してからのN字上昇ですが、期待せずに待ってみたいと思います。

1時間足上昇チャネルのトレンドラインを下抜けてのN字下降では売りエントリーができるか見極めたいです。

日足の目線を分けるラインは156.95円、注目水平ラインは、158.00円、157.50円です。

4時間足目線：買い

15分足目線：双方向

外為どっとコム/ユーロ円4時間足チャート

＜今週のポンド円＞

週足：↑　日足：↑　4時間足：→

1時間足チャート型：下降もみ合い

先週は、4時間足高値のしっかり上抜けに失敗し、注目水平ライン183.85円付近まで押し込まれてのもみ合いとなりました。

今週は、4時間足のもみ合いレンジ183.35～184.75円のどちらかにブレイクするかを見極めて、ブレイク方向のN字形成を確認できれば、エントリーポイントを見極めたいと思います。

4時間足で買い目線ですので売りはややリスクが高くなりますので深追いは禁物です。

日足の目線を分けるラインは182.30円、注目水平ラインは184.75円、183.85円、183.35円です。

4時間足目線：買い

15分足目線：双方向

外為どっとコム/ポンド円4時間足チャート

＜今週の豪ドル円＞

週足：→　日足：→　4時間足：→

1時間足チャート型：上昇もみ合い

先週は、6月半ばより継続している日足下降基調の中、注目水平ライン93.00円のサポートの堅さから、上昇となるも日足目線ライン94.00円をしっかり上抜けることはできず、もみ合いとなっています。

93.00～94.00円のレンジ内ではヒゲも長く、エントリーしづらい状況となっていますので、レンジのどちらかにブレイクするのを待ちたいと思います。

4時間足でのレンジブレイクが確認できたら、N字形成を待ってブレイク方向でエントリーポイントを見極めたいと思います。

日足の目線を分けるラインは94.00円、注目水平ラインは93.00円です。

4時間足目線：売り

15分足目線：双方向

外為どっとコム/豪ドル円4時間足チャート

＜今週のユーロドル＞

週足：→　日足：↓　4時間足：↓

1時間足チャート型：下降基調

先週は、先々週に引き続き、4時間足MAに沿った下降基調となり、直近週足の上昇チャネル下限付近まで下げてきました。

週足上昇チャネルは月足上昇スパイクのフォロースルーとなっているため、それなりの意味があると考えます。

週足トレンドライン、注目水平ライン1.074ドルを下抜けるにはそれなりの根拠が必要であり、反対に特に何もなければ、反発上昇の可能性が高いと想定します。

週足の動きのため、今週直ちに反発上昇とは考えにくいですが、反発上昇が近いことを想定して、短期足での売りエントリーポイントを探りたいと思います。

日足の目線を分けるラインは1.097ドル、注目水平ラインは1.083ドル、1.074ドルです。

4時間足目線：売り

15分足目線：売り

外為どっとコム/ユーロドル4時間足チャート

今週の経済指標とイベント

今週で注目すべきもの（★）、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、

8/28
イギリス休場（サマーバンクホリデー）

8/29
22:00 (米)住宅価格指数 6月
22:00 (米)四半期住宅価格指数 4-6月期
22:00 (米)ケース・シラー米住宅価格指数 6月
23:00 (米)雇用動態調査（JOLTS）求人件数 7月 ★
23:00 (米)消費者信頼感指数（コンファレンス・ボード）8月

8/30
10:30 (豪)消費者物価指数（CPI）7月 ★
17:30 (英)消費者信用残高 7月
17:30 (英)マネーサプライM4 7月
18:00 (欧)消費者信頼感（確定値）8月
18:00 (欧)経済信頼感 8月
20:00 (米)MBA住宅ローン申請指数
21:00 (独)消費者物価指数（CPI、速報値）8月 ★
21:15 (米)ADP雇用統計 8月 ★
21:30 (米)卸売在庫 7月
21:30 (米)四半期実質国内総生産（GDP、改定値）4-6月期 ★
21:30 (米)四半期GDP個人消費・改定値 4-6月期
21:30 (米)四半期コアPCE・改定値 4-6月期
23:00 (米)住宅販売保留指数 7月

8/31
16:55 (独)失業率 8月
18:00 (欧)失業率 7月
18:00 (欧)消費者物価指数（HICP/コア指数、速報値）8月 ★
19:00 (日)外国為替平衡操作の実施状況（介入実績）
20:30 (米)チャレンジャー人員削減数 8月
20:30 (欧)欧州中央銀行（ECB）理事会議事要旨 ★
21:30 (米)個人所得 7月
21:30 (米)個人消費支出（PCE/コア・デフレーター）7月 ★
21:30 (米)新規失業保険申請件数
21:30 (米)失業保険継続受給者数
22:45 (米)シカゴ購買部協会景気指数 8月

9/1
16:55 (独)製造業購買担当者景気指数（PMI、改定値）8月
17:00 (欧)製造業購買担当者景気指数（PMI、改定値）8月
17:30 (英)製造業購買担当者景気指数（PMI、改定値）8月
21:30 (加)四半期国内総生産（GDP）4-6月期 ★
21:30 (加)月次国内総生産（GDP）6月 ★
21:30 (米)雇用統計 8月 ★★
22:45 (米)製造業購買担当者景気指数（PMI、改定値）8月
23:00 (米)ISM製造業景況指数 8月 ★
23:00 (米)建設支出 7月

今週は大注目のアメリカ雇用統計をはじめ、重要な指標発表が多くなっています。毎日必ず発表時間の確認をするようにしましょう。

＜シカゴIMMポジション情報＞

CFTC（全米先物取引委員会）集計によるシカゴIMM通貨先物　投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。

円と豪ドルの売り越しが大きくなっています。

元データはこちら
（下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れて下の方AUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです）

CFTC Commitments of Traders Long Report - CME (Futures Only)

This is the viewable version of the most recent release of the CME long form futures only commitments report.

www.cftc.gov

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