XMのゼロカットシステム – 相場急変でも追証の発生なし

FXトレードには元本割れのリスクがあります。

さらには元本がマイナスになってしまうリスクもあるのですが、通常はそのようなことが起こらないよう、ポジションの必要証拠金に対して資産が一定の比率より下がった場合、FX会社のシステム側で強制決済されるしくみになっています。

しかし、とても大きなサプライズが発生して相場が急変動した場合、強制決済が間に合わないことが起こりえます。

詳細は世にも恐ろしいスイスフランショック-資金管理の大切さの記事をご確認いただきたいのですが、このような場合、日本のFX会社では口座に発生したマイナスの損失を口座開設者に請求する契約となっているのです。

それはとても大きなリスクであり、FXトレーダーには自己破産した人も多くいたようです。

本来、強制決済によるトレーダーの資産保護の責任はFX会社にあると思うのですが、日本のFX会社では顧客側の責任となっています。

それに対して海外のFX会社の多くは、相場が急変動してマイナスとなった口座残高をゼロにするシステムを提供しています。
そのためスイスフランショックでも顧客はマイナス分を請求されることはありませんでしたが、アルパリなど破綻してしまったFX会社もありました。



XMの「ゼロカットシステム」もそのような顧客を救済するシステムであり、マイナス残高となった口座へ新たに資金を入金する場合、マイナス残高の修正が自動的に行われます。

新たに資金を入金する際にクレジット(ボーナスともいい、口座入金した時にプレゼントされる証拠金として使用可能な資金)が残っていれば、まずはクレジットから損失分が相殺され、それでもマイナスとなっている場合には「ゼロ」へ修正された後に新たに資金を入金した分が反映されます。

入金した新たな資金がマイナス分に吸収されて反映されることはないですが、クレジットからは補てんされてしまうので注意が必要です。

口座に未決済ポジションがある場合に入金すると、その時点での「口座残高+/-未決済ポジションの損益」がゼロ以下、つまりマイナスとなる場合には同様にマイナス残高の修正が行われるようです。

未決済ポジションに含み益がある場合には含み益分を差し引いたマイナス残高分が修正されます。

「口座残高+/-未決済ポジションの損益」がプラスとなる場合、入金額はマイナス残高に吸収されて反映され、ゼロに修正される訳でありません。

●「残高+/-未決済ポジションの損益」がゼロ以下で入金した場合の例

口座残高・・・100万円
未決済ポジションAの損益・・・10万円
クレジット・・・50万円

の時に、急激な相場変動により未決済ポジションAの損益がマイナス200万円で強制ロスカットされたとします。

すると、

口座残高・・・マイナス50万円
     元の口座残高100万円 - 確定損失200万円 + クレジットから補てん50万円
クレジット・・・0万円(マイナス残高に補てん)

となります。

この状況で新たな資金100万円を入金すると、口座残高のマイナスはリセットされ、

口座残高・・・100万円

クレジット・・・0万円(新たにプラスのクレジットが発生する場合もあります)

となります。

●「残高+/-未決済ポジションの損益」がプラスで入金した場合の例

口座残高・・・100万円
未決済ポジションAの損益・・・10万円
未決済ポジションBの損益・・・60万円
クレジット・・・50万円

の時に、急激な相場変動により未決済ポジションAの損益がマイナス200万円でストップロス決済されたとします。

すると、

口座残高・・・マイナス100万円
     元の口座残高100万円 - 確定損失200万円
未決済ポジションBの損益・・・60万円
クレジット・・・50万円

となります。

この状況で新たな資金100万円を入金すると、

マイナス残高に対して、まず最初に未決済ポジションBの損益で補てんされ、次にクレジットから補てんされることになります。

口座残高・・・100万円
     元の口座残高マイナス100万円 + 未決済ポジションBの損益60万円 + クレジットから補てん40万円 + 入金100万円
未決済ポジションBの損益・・・0万円
クレジット・・・10万円(新たに入金クレジットが発生する場合もあります)

となります。

ちなみに入金せず、放置した場合で、未決済ポジションBの損益が60万円→50万円近くになると、強制ロスカットとなります。

保有中のポジションがある場合、ゼロカットが適用されるには「口座残高+/-未決済ポジションの損益」=ゼロ以下の条件を満たす必要があります。

このようなリスクを減らすため、最大レバレッジで運用は避けて、実質レバレッジ5~10倍程度にするのが良いと思います。

高いレバレッジはリスクも高いのですが、どうしても高いレバレッジで勝負したいなら、海外FX会社の利用が破産リスクを低減するために有効です。

ブログ内トピックス一覧

ブログTOPに戻る