【今週のFX見通し】リスクオフの円買い傾向も週足、日足ラインからの一時的な上昇も想定

こんにちは。喜平です。

WBCの3大会ぶり優勝はすばらしかったですね。特に準決勝のメキシコ戦は3点先制されての逆転で、諦めない粘り強い戦いが勝ちにつながったように感じました。FXトレードは諦め(損切)が大事ですけどね。

先週足はドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円が陰線、ユーロドルが陽線でした。

FOMC政策金利は予想通りの0.25%利上げとなりましたが、欧米金融不安はくすぶっており、利上げ終了も視野に入ってきている感じです。

このまま円高方向に振れていくのかはこれから見極めていく必要がありますが、変動幅が大きくなっていますので、エントリーするポジションサイズには注意が必要です。

許容する変動幅を大きくしてポジションサイズを小さくし、大きく動いても許容する損失幅は変えないことも大事ですよ。

ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円共に週足、日足で意識されるラインにかかってきていますので急激な動きに注意してください。

毎日、4時間足、1時間足の環境をしっかりと確認しましょう。

相場見通し

チャートの型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。MAは21EMAを使用しています。

<今週のドル円>

週足:→ 日足:↓ 4時間足:↓

1時間足チャート型:しっかり下降

先週は、FOMC政策金利が予想通りの0.25%利上げとなりましたが、金融不安は払しょくされず重い展開となっています。

4時間足でMA上抜けの試しに失敗した後のダブルボトムが効くかどうかに注目していましたが、直近安値更新となり、反転上昇の形はできていません。

今週は注目水平ライン130.40円を前後のレンジを想定したいと思います。

130.40円をしっかりと下抜けてきた場合、N字下降確認後、短期足での直近安値までの下降狙いとなりますが、日足ではレンジ下限近くとなっていますので急反発には注意が必要です。

130.40円でサポートを固めて、4時間足安値切り上げから、MA上抜けてきた場合、チャネル形成を確認しつつ、日足目線ライン134.50円を目指す動きが狙えるか見極めたいと思います。

日足の目線を分けるラインは134.50円、注目水平ラインは130.40円です。

4時間足目線:売り

15分足目線:売り

<今週のユーロ円>

週足:→ 日足:→ 4時間足:↓

1時間足チャート型:しっかり下降

先週は、一時、日足目線ライン142.83円を上抜ける動きも見られましたが、4時間足直近の下降トレンドラインが意識された後は、売り再開となり、直近安値の139.0円付近を試しに行く展開となりました。

今週は、まず1時間足MAのレジスタンスから売り再開の動きに注目です。

売り再開の動きとなれば、次は1時間足安値切り上げの動きから2レッグの上昇(基礎用語参照)に注目したいと思います。

基本的には日足レンジ下限付近のもみ合いを想定しますので、1時間足のトレンドを確認しつつ、15分足、5分足の短期足の動きについていきたいと思います。

日足の目を分けるラインは143.83円、注目水平ラインは139.98円です。

4時間足目線:売り

15分足目線:双方向

<今週のポンド円>

週足:→ 日足:→ 4時間足:↓

1時間足チャート型:しっかり下降

先週は、ユーロ円同様に一時、日足目線ライン162.15円を上抜ける動きも見られましたが、4時間足直近の下降トレンドラインが意識された後は、売り再開となり、4時間足直近安値の158.55円を下ヒゲで抜けてきました。

今週は、先週末の1時間足急反発が、上ヒゲ連発で止められている感がありますので、再度安値を確認しに行く動きに注目したいと思います。

その後の反発が安値切り上げとなれば、2レッグの上昇(基礎用語参照)に注目したいと思います。

日足レンジ下限付近でのもみ合いを想定しますが、このところの1時間足チャネルが急角度となっていますので、再度、日足目線ライン162.15円を上抜けてくる展開も想定しておきたいと思います。

ポンドらしく波の変動が大きくなりそうなので、短期足で欲張らずに切り取っていきたいです。

日足の目線を分けるラインは162.15円、注目水平ラインは158.55円です。

4時間足目線:売り

15分足目線:売り

<今週の豪ドル円>

週足:↓ 日足:↓ 4時間足:↓

1時間足チャート型:弱含み

先週は、週前半が大きめのもみ合いでしたが、4時間足MAをしっかり上抜ける勢いは得られず、水曜日以降は1時間足下降基調となっています。

今週は、先週に反発のあった週足で意識される注目水平ライン86.0円のサポートを再確認しに行く動きに注目したいと思います。

まずは1時間足MAでのレジスタンスからの下げを確認したいですね。

86.0円をしっかり下抜けるようであれば、本格的な週足下降についていきたいところですが、週足ラインは強いので急反発には警戒が必要です。

日足の目線を分けるラインは91.25円、注目水平ラインは87.30円、86.0円です。

4時間足目線:売り

15分足目線:売り

<今週のユーロドル>

週足:→ 日足:→ 4時間足:→

1時間足チャート型:上昇押し

先週は、先々週の日足高値を上抜け、一時は1.09ドル台を回復しましたが、狭い4時間足チャネルのオーバーシュート、買いのクライマックスで日足で意識された注目水平ライン1.0925ドルに達したことで、一気に売りが優勢となり、1.07ドル台前半まで押し込まれています。

今週は、先週の押しから1時間足で安値切り上げの2レッグ上昇(基礎用語参照)の動きに注目したいと思います。

MAを上抜けてきたら、1時間足上昇トレンドライン、MAからのN字上昇を狙っていきたいですね。

日足の目線を分けるラインは1.070ドル、注目水平ラインは1.0925ドルです。

4時間足目線:買い

15分足目線:双方向

今週の経済指標とイベント

今週注目すべきもの(★)、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、

3/27
17:00 (独)IFO企業景況感指数 3月
26:00 (英)ベイリー英中銀(BOE)総裁 発言 ★

3/28
17:45 (英)ベイリー英中銀(BOE)総裁 発言 ★
21:30 (米)卸売在庫 2月
22:00 (米)住宅価格指数 1月
22:00 (米)ケース・シラー米住宅価格指数 1月
23:00 (米)リッチモンド連銀製造業指数 3月
23:00 (米)消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)3月

3/29
09:30 (豪)消費者物価指数(CPI)2月 ★
17:30 (英)消費者信用残高 2月
17:30 (英)マネーサプライM4 2月
20:00 (米)MBA住宅ローン申請指数
23:00 (米)住宅販売保留指数 2月

3/30
18:00 (欧)消費者信頼感(確定値)3月
18:00 (欧)経済信頼感 3月
21:00 (独)消費者物価指数(CPI、速報値)3月
21:30 (米)四半期実質国内総生産(GDP、確定値)10-12月期 ★
21:30 (米)四半期GDP個人消費・確定値 10-12月期
21:30 (米)四半期コアPCE・確定値 10-12月期
21:30 (米)新規失業保険申請件数
21:30 (米)失業保険継続受給者数

3/31
15:00 (英)四半期国内総生産(GDP、改定値)10-12月期 ★
16:55 (独)失業率 3月
18:00 (欧)失業率 2月
18:00 (欧)消費者物価指数(HICP、速報値)3月 ★
19:00 (日)外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
21:30 (加)月次国内総生産(GDP)1月 ★
21:30 (米)個人所得 2月
21:30 (米)個人消費支出(PCE)2月 ★
22:45 (米)シカゴ購買部協会景気指数 3月
23:00 (米)ミシガン大学消費者態度指数・確報値 3月
24:00 (欧)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁 発言 ★

です。

指標、イベント以外でも金融不安に影響する突然のニュース、要人発言にもご注意ください。

<シカゴIMMポジション情報>

CFTC(全米先物取引委員会)集計によるシカゴIMM通貨先物 投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。

英国のソフトウエア会社IONへのサイバー攻撃の影響により、データの公表が遅れていましたが、やっと正常状態に追いつきました。

買玉、売玉ともに減少傾向です。投機筋もやや様子見でしょうか。

円/ドル 買玉 売玉 差引
2月28日 27,703 86,381 -58,678
3月7日 17,141 92,444 -75,303
3月14日 11,048 85,842 -74,794
3月21日 7,255 73,600 -66,345
       
ユーロ/ドル 買玉 売玉 差引
2月28日 240,766 78,567 162,199
3月7日 233,880 85,432 148,448
3月14日 222,313 82,357 139,956
3月21日 215,825 70,983 144,842
       
ポンド/ドル 買玉 売玉 差引
2月28日 41,562 65,286 -23,724
3月7日 49,111 66,513 -17,402
3月14日 32,334 49,648 -17,314
3月21日 28,652 49,150 -20,498
       
 豪ドル/ドル 買玉 売玉 差引
2月28日 41,071 65,236 -24,165
3月7日 54,307 79,131 -24,824
3月14日 41,685 81,776 -40,091
3月21日 41,183 79,642 -38,459

元データはこちら
(下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れてAUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです)

CFTC Commitments of Traders Long Report - CME (Futures Only)
This is the viewable version of the most recent release of the CME long form futures only commitments report.

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