【今週の相場見通し】ドル円、クロス円は日足下降トレンドながら日銀金融政策決定会合結果に警戒要

こんんちは。喜平です。

先週後半は、ドル円、クロス円が日足下降トレンドの中、弱い戻りから、4時間足直近の上昇が崩れて急落する形となりました。

時々見かけるパターンであり、レンジ上限付近のもみ合いが続くと、そのレンジの崩れた方向に大きく動きやすい見本のようなチャートだったと思います。

先週足はドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円が陰線、ユーロドルが陽線でした。

ドル円、クロス円は下降トレンドが続いていますので、もちろん売り目線なのですが、下げ幅が大きくなっていること、日足で意識されるラインも存在することで、レンジ形成や大きな戻りも想定されます。

日足、4時間足の波をしっかりと見極めていきたいと思います。

今週は日銀金融政策決定会合にも注目が集まっていますので場合によっては、相場が荒れることも想定しておきたいです。

相場見通し

チャートの型については「チャート型の分類とエントリー」のページを参照してください。

<今週のドル円>

週足:↓ 日足:↓ 4時間足:↓

1時間足チャート型:しっかり下降

先週は、先々週の弱いISMからの下降に対してやや勢いのない戻り上昇で、意識された132.70円をしっかりと上抜けることができず、4時間足高値切り下げとなりました。

その後、131.30円の直近安値を下抜けるとストップを巻き込んだのか急落となり、127円台まで下げています。

日足下降トレンドの流れが継続していますが、日足目線ライン130.27円を下抜けたことで、下降勢いがついています。

このまま注目水平ライン126.37円くらいまでは下げてくるかもしれません。

先週末は日銀の金融緩和策のさらなる修正警戒もニュースとなっていましたので、1/18に予定されている日銀金融政策決定会合、黒田日銀総裁の定例記者会見の内容により大荒れになる可能性があると思います。

1/16,17は4時間~1時間足の波を確認して売り、1/18以降は次の展開を見極める必要がありそうです。

日足の目線を分けるラインは131.27円、注目水平ラインは130.50円、129.43円です。

4時間足目線:売り

15分足目線:売り

<今週のユーロ円>

週足:→ 日足:↓ 4時間足:↓

1時間足チャート型:しっかり下降

先週は、前半が1時間足上昇トレンドとなりましたが、水曜は4時間足直近高値を上抜けることができず、ダブルトップとなったことで下降圧力が高まりました。

注目水平ライン140.71円を下抜けると少しだけ戻した後は、定石通りの形で急落しました。

若干の戻り調整が見られますが、1時間足MA.、140.71円など強いラインのレジスタンスを確認して、戻り売り再開に乗りたいと思います。

ユーロ円も日銀金融政策決定会合結果には警戒が必要です。

日足の目を分けるラインは142.52円、注目水平ラインは140.71円、137.40円です。

4時間足目線:売り

15分足目線:売り

<今週のポンド円>

週足:→ 日足:↓ 4時間足:↓

1時間足チャート型:しっかり下降

先週は、月曜日に強い上昇が見られましたが161.0円を強く上抜けることはできず、注目水平ライン159.75円を下抜けると、一気に155円台後半まで急落となりました。

今週は一旦戻り上昇を確認し、1時間足以上で戻り売りが確認できれば注目水平ライン155.30円付近までの流れをに乗っていきたいと思います。

ポンド円でも日銀金融政策決定会合結果は大きく影響するので、ポジション持ち越しは避けた方が無難です。

日足の目線を分けるラインは161.54円、注目水平ラインは159.75円、155.30円です。

4時間足目線:売り

15分足目線:売り

<今週の豪ドル円>

週足:↓ 日足:→ 4時間足:↓

1時間足チャート型:しっかり下降

先週は、4時間足直近高値を更新してきたのですが、勢いは継続せず、日足下降トレンドラインにレジスタンスされると急落となりました。

週足のもみ合いが4週間ほど続いており、日足は安値を切り上げてきていますので、レンジを狭めながらもみ合いが続くように思います。

4時間足で見ると波の形はきれいなので、1時間足のN字を確認しながらついていくことはできそうな気がしますね。

1/18の日銀金融政策決定会合以降は流れが変わる可能性もあるので注意が必要です。

日足の目線を分けるラインは92.13円、注目水平ラインは90.83円です。

4時間足目線:売り

15分足目線:双方向

<今週のユーロドル>

週足:↑ 日足:↑ 4時間足:↑

1時間足チャート型:上昇基調

先週は、4時間足もみ合いレンジ下抜けの失敗からの上昇がレンジ上抜けとなりました。1.070ドルからじりじり上昇となり、1.080ドルを上抜けてきています。

先々週足の長い下ヒゲから先週足は大陽線となり、多少の押しはあるでしょうが、まだ強い勢いが続くと想定します。

4時間足MAのサポートとN字上昇を確認しながら買いエントリーポイントを見極めたいと思います。

日足の目線を分けるラインは1.058ドル、注目水平ラインは1.070ドルです。

4時間足目線:買い

15分足目線:買い

今週の経済指標とイベント

今週注目すべきもの(★)、夕方以降の会社員時間帯に発表が予定されているものは、

1/16
(米) 休場(キング牧師の日)
24:00 (英) ベイリー英中銀(BOE)総裁 発言 ★

1/17
11:00 (中)四半期国内総生産(GDP)10-12月期
16:00 (独)消費者物価指数(CPI、改定値)12月 
16:00 (英)失業率 12月
19:00 (独)ZEW景況感調査 1月
19:00 (欧)ZEW景況感調査 1月
22:30 (米)ニューヨーク連銀製造業景気指数
22:30 (加)消費者物価指数(CPI)12月

1/18
未定 (日)日銀金融政策決定会合 終了後政策金利発表 ★★
15:30 (日)黒田東彦日銀総裁 定例記者会見 ★★
16:00 (英)消費者物価指数(CPI)12月 ★
19:00 (欧)消費者物価指数(HICP、改定値)12月 ★
19:00 (欧)建設支出 11月
21:00 (米)MBA住宅ローン申請指数
22:30 (米)小売売上高 12月 ★
22:30 (米)卸売物価指数(PPI)12月
23:15 (米)鉱工業生産 12月
23:15 (米)設備稼働率 12月
24:00 (米)企業在庫 11月
24:00 (米)NAHB住宅市場指数 1月

1/19
09:30 (豪)失業率 12月
18:00 (欧)経常収支(季調済)11月
19:30 (欧)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁 発言 ★
21:30 (欧)欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨 ★
22:30 (米)新規失業保険申請件数
22:30 (米)失業保険継続受給者数
22:30 (米)住宅着工件数 12月
22:30 (米)建設許可件数 12月
22:30 (米)フィラデルフィア連銀製造業景気指数 1月

1/20
08:30 (日)全国消費者物価指数(CPI)12月 ★
19:00 (欧)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁 発言 ★
22:30 (加)小売売上高 11月
24:00 (米)中古住宅販売件数 12月

です。

日銀の金融政策に注目が集まっています。

日中のチャートを見ることができない方は1/18日銀イベントをノーポジ通過がおすすめです。

<シカゴIMMポジション情報>

CFTC(全米先物取引委員会)集計によるシカゴIMM通貨先物 投機筋のポジション情報で、先週火曜日取引終了後の建て玉枚数および差引です。

1/10では動きが小さいですが、今週1/17では円の売玉はさらに減っていると思います。

円/ドル 買玉 売玉 差引
12月20日 33,686 74,567 -40,881
12月27日 29,685 67,415 -37,730
1月3日 25,377 72,241 -46,864
1月10日 26,395 61,772 -35,377
       
ユーロ/ドル 買玉 売玉 差引
12月20日 249,149 106,877 142,272
12月27日 251,887 105,725 146,162
1月3日 222,543 92,628 129,915
1月10日 238,623 103,641 134,982
       
ポンド/ドル 買玉 売玉 差引
12月20日 35,284 40,887 -5,603
12月27日 40,585 51,472 -10,887
1月3日 43,625 63,926 -20,301
1月10日 36,007 65,463 -29,456
       
 豪ドル/ドル 買玉 売玉 差引
12月20日 31,779 65,894 -34,115
12月27日 32,955 69,746 -36,791
1月3日 35,208 71,475 -36,267
1月10日 30,210 63,900 -33,690

元データはこちら
(下にスクロールしたBRITISH POUND、JAPANESE YEN、EURO FX、少し離れてAUSTRALIAN DOLLARのNon-Commercial分が投機筋のポジションです)

CFTC Commitments of Traders Long Report - CME (Futures Only)
This is the viewable version of the most recent release of the CME long form futures only commitments report.

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